井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2008.08.07

こんにちは。

8/5(火)に行った鶴ヶ島市の視察の報告です。

鶴ヶ島市は、東武東上線の
「鶴ヶ島駅」や「若葉駅」のあたりの自治体です。


今回視察に行った目的は、鶴ヶ島市で4月から始まった
「寄附条例」について学ぶためです。





これは、鶴ヶ島市役所の写真です。


埼玉からは、和光、新座、志木、行田の議員が
東京からは、東村山市、文京区の議員が参加しました。


皆さま、寄附条例 ってイメージ湧きますか?

ざっくりお話しすると・・・

●税金とは別に、市が1口 5,000円で寄付を募ります。

●市は5つの政策メニュー
子育て、福祉、緑保全、文化事業、まちづくり)を提示しています。

●寄附する時、その寄附金をどの政策に使ってほしいかを
寄附する人が決めることができます。

●こうやって今住んでいる市民や企業、また、鶴ヶ島出身という人から
寄附を募るというものです。


この夏までに、約20万円ほど集まっているそうです。


そして、寄附する側も、税金の優遇措置が適応されるメリットがあります。

なにより、まちの政策に自分の意向を反映させることが出来る、
というのが最大の利点です。



もちろん、課題もあるようです。


Q1、じゃあ、貯まらなかったらいつまでも政策はスタートしないのか?

Q2、市内の人には広報などを使ってPR出来るが、
 では、どうやって市外の人にPRするのか?


など、質問させていただきました。


ちなみに、答えは・・・

A1、集まった範囲で政策を行なう。

B2、市外向けの広報はまだ課題。現状ではホームページのみ。

だそうです。



和光市も過去の議会で提案がありましたが、
まだ検討する段階にはないようです。

和光市の場合は、移り住んでいった人が和光を懐かしみ寄附してくれる・・・
というよりは、
今住んでいる人が、一層住みよい街にするために期待を込めて寄附する!
というほうが多いと思います。


この寄附条例も、そういったまちの特徴に合わせて整備しなかればならないと
今回の視察を通して感じました。



ちなみに。

鶴ヶ島市役所の会議室に貼ってあったものです。




Check 消灯
消し忘れ1時間で
25.8円の無駄



・・・と書いてあります。 面白く、興味深い取り組みでした  


 

2008.08.06
こんにちは。

昨日は、

午前=鶴ヶ島市の視察
午後=周辺自治体の議員さんたちと決算の勉強会

という 2本立ての日程でした。

鶴ヶ島市の視察については、また改めて報告します。

-----

さて、今日は上尾で開かれた
埼玉県市議会第5区議員会議員研修」についての報告です。

講師として招かれたのは、田勢康弘 氏。

多分一度はテレビで見たことあることがあるのではないでしょうか?

写真はコチラ ↓
http://image-search.yahoo.co.jp/detail?p=%E7%94%B0%E5%8B%A2+%E5%BA%B7%E5%BC%98&ei=UTF-8&ib=2


約2時間。

テレビのニュースやワイドショーのコメンテーターの話を
ずっと聞いてたような感じです。

報道記者として、歴代の総理大臣ともつながりが濃く、
今回は、福田改造内閣の話題 が中心でした。


● 「福田首相が内閣改造に踏み切らなかったのは、
  麻生さんの幹事長OKの返事が来るまで待ち続けからだ。」

● 「今回の内閣は、言うなれば、“福田・麻生連立内閣”だ。
  そして、福田さんは麻生さんが喜ぶ人事を全て通してあげた。」


そのような話がありました。


あと、おもしろかったのは、世論調査 に関する一言です。


よく、「内閣の支持率 ○%!!」って出ますよね。

今、日本には1億人の有権者がいるわけですが、
あの支持率を調べるにあたって電話が掛かってくる対象者は、
少なければ、600人くらいなんだそうです。

・・・ちなみに、私は一度も世論調査の電話が掛かってきたことがありません。
一度やってみたい!とは思っているのですが  。




2008.08.02
こんにちは。

勉強会の2日目は、分科会です。

5つの分科会のテーマがありました。

● 医療・介護・社会保障危機と地域
● 財政健全化法と道州制
● 新指導要領と地域の教育
● 食糧危機!脳の安全と地域農業
● 外交・安全保障と地方議会

です。

これを見ると、今、全国の地方議会で
どのようなことが問題になっているか、お分かりいただけるかと思います。


私が参加したのは、
「医療・介護・社会保障危機と地域」です。

最初に各自治体の「公立病院」の状況を報告し合いました。

和光市には、市立病院はありません。
※埼玉病院は、元 国立病院で、今は「独立行政法人」となっています。

ニュースなどでは聞いていましたが、
実際にその地方の議員に話を聞くと、ほとんどが赤字経営でした。


また、介護事業所についても報告があり、
青森では次々事業所が撤退しているそうです。。。

こうした切実な実情報告がありました。



・・・この分科会を通して、私としては

「地方議会で何が出来るか?」

「国の制度を変えるためにはどうするか?」

「現行制度のままでも、自治体としてプラスアルファの良い政策はないか?」

といったことが深められれば・・・と思ってましたが、
残念ながら、時間が短く、そこまでは出来ませんでした


今回の勉強会に参加したことで生まれた縁もありますので、
引き続き、他自治体の例を参考に、和光市の議会に提案していきたいと思います。


 【おしらせ】

 和光市議会の「9月議会」は、
 8月28日(木)に開会予定です。


 
2008.08.01
こんにちは。

7月30日・31日と参加してきた
全国地方議会交流会 の勉強会の報告をしたいと思います。

この集まりは、どちらかというと“市民派”と呼ばれる議員さんが
多く集まっている勉強会でした。

そのため、今までにはない「考え」、「議題」に触れることができました。

また、議会報告をしっかりとやっている人も多く、
まるで、議会報告チラシの見本市のようでした


  ← これでも全体のごく一部です。


さて、2日間の日程のうち、初日は講演が中心でした。

--------


講師に、京都大学名誉教授 本山美彦 氏を招いての
「日米関係と地方自治 ~姿なき占領~ 」というテーマでした。

ざっくりお話しすると、
無理に経済をアメリカ型にする必要はない!という話だったと思います。

日本のように創業100年という企業が続く…というのは、
アメリカでは珍しいことだそうです。

また、他の本で読んだことですが、
アメリカの転職率は30%。
日本は終身雇用が崩れたと言われている今でも、転職率は5%です。

だから、技術やノウハウの蓄積が出来る。
そのことを再認識すべきだ、ということでした。


また、「姿なき占領」とは、どういうことかというと
地方債の格付けという話です。
  → 地方自治体が発行する「借金」のことで、
    国が発行した場合は「国債」とよばれます。



ざっくり言うと、将来的な可能性として・・・

 ・海外の「債権格付け会社」が地方債の格付けをする。
             ↓
 ・それを海外の投資家が買う。
             ↓
 ・地方自治体の資金を、海外の資本が持っている状態
  (=姿なき占領)という状態になる。

ということを示唆されていました。


また、これは他の本で読んだことですが、
「国土」についてもこうした例はある、ということでした。

それは、ゴルフ場で起きています。

 ・ゴルフ場の権利を海外資本が取得する。
            ↓
 ・日本の土地を合法的に外資が持っている。



すごく複雑な関係のもとでの話ですが、
日本とアメリカの立場の違いを、改めて認識していく必要があると感じます。


その他、前 岩国市長の講演を聞き、初日は終了しました。


  ⇒2日目は、医療・介護・社会保障の分科会に参加しました。
   その報告は、明日。



    
2008.07.30
こんばんは。

今日は、同じ会派の須貝議員さんに誘われた
全国地方議会交流会 の勉強会に参加してきました。

全国から、150名~200名位の議員さんが集まっていました。


2日間の構成になっていて、明日(7/31)も第2部が開かれます。
内容については、また改めてご報告します。


勉強会とは関係ないですが、
気になるモノ を見つけました。





これは以前、浦和駅に行った時にはありませんでした。
新しく設置された、この像の名前は・・・

浦和 うなこちゃん です。

アンパンマンで有名なやなせ たかしさんのデザインしたキャラクターで
うなぎがモチーフになっています。

可愛かったので写真に撮ってきました。



   
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