井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.03.30

こんばんは。


今日は昨日に引き続き、
教育委員会 3月定例会の報告をしたいと思います。

この日は、10名近くの傍聴者がいらっしゃいました。
皆さんの目的は、「新倉・下新倉地区への新設校検討」の議論を見守ること
だったと思います。


ざっくり
と、ここまでの経緯をおはなしすると・・・

・昨年6月議会に、陳情が提出され、議会と教育委員会でも採択。

・それを受け、教育委員会でも審議開始。

・昨年12月の教育委員会に議論に
 必要性の判断のための資料事務局から提出される。
   ※各校の空き教室状況、今後の人口分析、通学距離統計 等々・・・

・教育委員会での結論を出すのではなく、
 別「検討委員会」を立ち上げることを決定

・その「検討委員会」に何を審議してもらうかを、教育委員会で検討しましょう。


というのが、ここまでの流れです。


今まで、十分な審議がなされてきた、ということで
事務局が作った「何を審議してもらうか?」(=諮問内容)の『案』が示されました。


その内容は
 

(1) 市立小中学校の適正規模・適正配置に関する
基本的な考え方 及び 具体的な方策
 
(2) 市立小中学校の通学区域に関する
基本的な考え方 及び 具体的な方策


です。


悪くはないんです・・・。
有識者や地域の方、市民などを交えて広く聞くことはとても良いことなんですけど・・・

ここ数回を全て傍聴していた身としては、
“ 丸投げ感 ” がぬぐえなくて・・・(-_-;)

おそらく傍聴にいらしてた方も
「3ヶ月掛かって出た結論が・・・それ!?」 と思ったんじゃないでしょうか?



また・・

もともとの案では組織の名前は
「小・中学校建設検討委員会」でした。

しかし、教育長の発案で、
「このままだと建設ありきになってしまう。適正化を考えるところからやらねば」
いう意見を受けて、名称も

「小・中学校 適正規模・適正配置検討委員会」になりました。



悪いことではないんです・・・。
慎重な議論を行なうことは悪いことではないんですが・・・


でも、この組織に根本的なことから諮問する・・・ということは
「今までの3ヶ月間の教育委員会の議論はなんだったの?」 と思っていまいました。
(教育における最高意思決定機関のはずなのに・・・と。)



徐々に議論が進んでいるのは確かなのですが、
昨日もお話ししたように、新設校の方向性は、今後の様々な課題にも関わります。

あらゆる角度・可能性を探る審議を通して
新設校の必要性が議論されることを、心から願っております。



 
2009.03.29
こんにちは。

先週は、『会派チラシ 第5号』の作成を中心に
PC作業中心の一週間でした。

完成はもうじき。
4月に入って間もなく配り始められると思います。


さて、金曜日(3/27)に、教育委員会が開かれたので、
傍聴してきました。

   ※【今回】と【次回】はその報告の記事です。



12月議会で「見直しせよ!」と議案修正を行なった
大和中学校体育館の学社共用として、全面建て替えをする案。
          ※昼間でも授業のない時、有料で一般開放する。

当初、「ニーズがある」といっていたが、私たちの「見直しせよ!」の声を受け、
この3ヶ月、保護者・夜間開放利用者・体育協会にアンケート
実施してきました。

その結果、「ニーズがない」ことが判明しました。
(ほとんどが反対!)

この結果を受けて、今後の体育館の整備方針は
学社共用は止めて学校施設優先の方向で進めます
 
これが判明するまで、3ヶ月掛かりました。。。


もし、あの12月議会でSTOPを掛けなければ、誰も喜ばない計画が
進んでいることでした。

この結果に「ホッとした」というのは本音ですが、これを通そうとしていた
市役所の事業決定のあり方に、改めて疑問を感じてしまいます。


 
そして。

12月議会の見直し要請の時も、
今回の予算否決の時も指摘したのですが
この大和中学校体育館の整備計画は、新設校の議論と密接に関わります

それはそうですよね?
もし、新倉・下新倉に中学校機能が出来たら、生徒数は大幅に変わります。

そうすれば、当然、体育館の規模・機能は変わってきます。



でも、実は・・・ここまでの教育委員会では、
この2つを絡めて考える意見が全然出てこなかったんです。

「大和中は大和中、新設校は新設校。」といった具合です。


さすがにそのような財力は、今後の和光市にはないでしょう・・・。


今回、ようやく、初めて委員の中から
「新設校とも絡むから、(大和中の体育館改築と)
合わせて考えるべきだ」
という意見が出てきました。

この発言が出てくるまでにも、3ヶ月掛かりました。。。


教育委員会は、予算を持っていません。
だから、予算に縛られない理念的なことを話せるわけです。


・・・ですが、さすがに、今回のような重要&大きな財源が絡む課題
(=体育館改築であれば、少なくとも8億円以上掛かる)については

・議会が何を問題視してきたか?
・何を指摘してきたか?

を共有できていないと、和光の教育行政が
良くない方向に向かうような気がしてなりません。。。


 
                                               [ 次回につづく ]
2009.02.03
こんばんは。

今日は「節分」です。
我が家は恵方巻きをやりました。


最近では東京圏でも普通にやってますが
十数年前、関西で初めてこの風習を知ったときはビックリしたのを覚えています。
(食べ終わるまで一言も口を聞いてはいけない・・・過酷なルールだったので。。。)


さて、普通は議会中に行われる「委員会」ですが
今日は特別に開かれました。

議題は「中学校の体育館問題」です。


12月議会で、大和中学校の体育館を
学社共用の体育館として建て替えるという計画について
私たち議会では、一旦STOPを掛けました。


学社共用というのは、読んで字のごとく
「学」校と「社」会で共に使うことで、わかりやすく言うと
昼間でも体育の空き時間があれば、市民も使っていいですよ。ということです。


市役所側は、その計画を進めたがっていたようですが
私は、そこにニーズがあるようには思えなかったのです。



今回、市の教育委員会は、年明けに実施した「アンケート」
提示してきました。


大和中学校の生徒の保護者
夜間学校開放を利用しているスポーツ団体

「学校専用の体育館と学社共用、どっちがいい?
ちなみに、学社共用にした場合は利用料とりますので。」
(↑ ざっくり言うと、こんな感じです。)

という質問を行なったのです。


・・・結果は、当然ながら
「学校専用体育館がいいよ」派の圧勝でした。


私は、このアンケートを見た時
つい、熱くなって、感情を露わにしまいました。。。

大人げなかったかもしれません・・・でも
「ちょっと待って!それでいいの!?」という感情が抑えられなかったんですね。



[怒の理由 その①

この結果を見て、本当に12月議会で一旦STOPを掛けてよかった、
と思ったのと同時に、「もし、見逃してたら・・・」と怖くなったのです。

保護者もスポーツ団体も望まない計画を、
なにゆえ「必要だ。」してと進めようとしていたのでしょう。。。


[怒の理由 その②

そもそも、このアンケートは12月議会で議案に掛ける前にするべきです。



[怒の理由 その③

このアンケートでは

「今現在、夜間開放で使っている団体に意見を聞く」
 それが、イコール 駅北側に住む方のスポーツのニーズを把握すること」

と言っていました。


私はそれは違うと思っているのです。


例えば、

「仮に学社共用の体育館が出来たら、
今、スポーツをやっていないアナタは何かスポーツをしたいと考えますか?」



という潜在的なニーズがあるかどうかを聞くのが
「駅北側に住む方のスポーツの充実」を図ることのはずです。

確かに時間がなかったので、そこまでのアンケートを実施するのは無理でしょう。
今回、そこまでの把握をしてほしかったというのではありません。

ただ、私は限られた団体だけでなく、
より広く市民のための政策を考えてほしいと思っているのです。



さて、最後に。



明日から配り始める 会派活動チラシ「新しい風 第3号」 にも
この件は載せていますが、その中に、書きくわえたことは

○どうしても取り壊して建て替えないといけないのか?

○補強・修繕・リニューアルという方法はとれないのか?


という提案です。

この先、私たちも議論を進めれば
「やっぱり建て替えという方法しかないね。」となるかもしれません。。。

しかし、今の財政状況などを考えると、今一度立ち戻る必要があるのでは
と思うのです。

技術的には、その方法も取り得る・・・という見解も
今日の委員会で引き出すことができました。


にも関わらず、「補強・修繕・リニューアル」という方法を選択肢を全く議論しない、
というのは政策判断の幅が狭すぎるように思います。



結論まではもう少し時間が掛かりそうです。
今後も追跡調査をしていきたいと思います。

2009.01.16
こんばんは。

先日(1月9日)のブログに
「 マジ!? めっちゃ遠い!(>_<) 」 ~総合体育館の話~
という記事を載せました。

※詳しくはコチラ。

http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/455/


この記事の中で
駅前の「市内案内板」(※写真参照)


について、新しく出来た総合体育館の位置が
この案内板に載ってないことを書きました。



すると、このブログを見た市役所の
職員さんが早速動いてくれました。
      




このように、シールで示されていました。


この他にも

・新倉ふるさと民家園
・南地域センター
・新倉高齢者福祉センター
・向山地域センター

のシールが貼られていました。


特に「新倉ふるさと民家園」は、確かに北口側にあるのですが、
市では観光や文化振興の点で重きを置いています。

こうしたものが漏れていたのは、ちょっと残念ですね。


最後に。

総合体育館のPRについての、次の手は和光市駅の改札のところに
つり下がっている

←南口  |  北口→

っていう「案内標識」に
総合体育館を加えてもらうことではないでしょうか?




2009.01.09

こんにちは。

今日のブログのタイトルは「マジ!? めっちゃ遠い!(>_<)」です。


これは先日、市外からバスケの試合のために総合体育館に向かう中学生が
和光市駅に着いて、総合体育館の位置を知って漏らした一言です。

今日は、このことについて、話をしたいと思います。

===

1月6日(火)は、中学生のバスケットの試合が
和光市総合体育館で行われました。

私はその日、朝から駅立ちで交番方面に立っていました。


7時を過ぎると、ジャージ姿で大きなスポーツバッグを抱えた
中学生たちが大勢やってきました。

試合に参加する各学校・チームの生徒たちです。


まず、生徒たちは駅前の「市内案内板」を見て、
『総合体育館』の場所を探していました。


 ←駅前広場に設置されています。

なかなか見つからないようで、ず~と探しています。


総合体育館は樹林公園の中にあります。

そこで、ちょっとその部分を拡大  します。





さらに、拡大




お気づきですか?

案内板に総合体育館は載ってないんです



地図を持ってきていない生徒さんも多いらしく
必死で探していました。

そこで、私が声を掛けて、場所を教えてあげました。
交番に聞きにいってたチームも多かったです。

また、私を地元の議員だろう、と察して
「すみません、総合体育館に行きたいんですけど・・・」
聞いてきた子もいました。


さて。


そこで、場所を教えた時に、生徒さんから出た言葉が
タイトルの「マジ!? めっちゃ遠い!」だったのです。



今回のことで、私が言いたいことは 2つ あります


まず1つ目。

「建てて終わりじゃないぞ。」


総合体育館の建設を決めるまでの審議の中で

(今まで施設がなくて開催できなかった)各競技の大会を
和光市でも開催できるようにしたい」
という声があったということです。

このように、市外から選手・生徒を招いて、大会を開きたいという考えを示しながら、
市の案内板に総合体育館の場所すら載っていない・・・というのは、どうなんでしょう?


建物を作って終わりではないはずです。

「来てもらおう」 
「いい試合をしてもらおう」 という想いが、欠けてる気がします。


ちなみに。

総合体育館の場所を載せるのはすぐできるので、
是非取りかかってほしいと思います。

案内板を立て替える必要はありません。
シールか何かを貼るだけで十分です。




そして、2つ目。

「市民も遠いと思ってる」


初めて和光に来た生徒が漏らした「遠いな~」という率直な一言。
市民も同じ思いです。

確かに、年1回行われる大会やインターハイのためなら、
多少遠くても体育館に行きます。

ですが、市民のためのスポーツ施策を考えるなら
これはマイナス要素です。


そして、今、荒川近くの下水道処理センターの蓋掛け部分
サッカーや野球場などのある運動公園をつくろう、という計画があります。
 →(その名称を「アーバンアクア計画」といいます。)


「市内に公式な広さの野球・サッカー施設がないため
試合や本格的な練習をするためにも是非!」 という要望があるとのことです。


しかし・・・

和光市駅からの距離は、地図で測る限り総合体育館と同等かそれ以上。

道路状況やアップダウンを考えると、さらに現地までの往復は大変です。
交通網もないため、車の利用が必須となりようです。


市民は通いますか? 通えますか?
市外からの選手・生徒をうまく招けますか?

という疑問が出てきます。


この施設には、数億円が必要と言われています。


確かに、この計画には
県との関係など、いろいろな懸案要素があります。


ただ、今回の体育館を利用した市外の生徒さんの率直な感想を聞いて
やはり、計画通りに進めることに慎重になるべきだと、私は考えています。


中学生のこの一言を
私はしっかりと覚えておこうと思います。




 

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