井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.07.25
こんにちは。

今日(25・土)と明日(26・日)
「市民と議員の条例づくり交流会議2009」に参加してきます。
http://www.citizens-i.org/jourei/



  まさに、7月は“インプット”の月ですね。
  8月は、この視察や勉強の成果を“アウトプット”に繋げたいと思います。




さて。昨日の続きです。(・・・というかここからが本題)

和光市のゴミはどこに行くのか?


その答えを探るべく、向かった先は埼玉県寄居町の
「埼玉県環境整備センター」です。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A09/BC01/index.htm


ここは、廃棄物の最終処分場を
自前で確保できない自治体や企業のために作られた埋め立て施設です。

広さは東京ドーム20個分。


「最終処分場」って言うと、
カラスが飛びまわり、臭いもする光景を想像されるかもしれませんが
まっったくそんなことはありません。


つまり、焼却灰を中心としたものを埋めていますので
カラカラの砂のような状態のものが運び込まれてきます。


山と山に囲まれた「谷」の部分を利用して、
そこに埋めていくワケです。

全部で12号埋立地まで予定されていますが、
開設から現在までの20年間で、
50%が使用済み(=埋め立て完了)しているそうです。

埋め立て完了したその上には、土を被せ
運動場になっている場所もあります。


さて。

ここからは、写真を使ってお話しします。


まずは、こちら。
これ、何していると思いますか?





これは、埋め立て穴に焼却灰を運んだトラックを
洗っているところです。

まるで、私たちがプールに入る時のように、

・足の裏(=タイヤの裏)の泥を落とす水たまり を先に通り、そして
・全身(タイヤ側面&車体側面)を洗う装置 

を通らなければならないのです。

でも、おかげでドロドロの土を走っているにも関わらず、
舗装された道路の上はキレイでした。



次に。

この環境整備センターは、最終処分場があるだけでなく、

・廃プラスチックを分別して、固形燃料をつくるリサイクル業者

・し尿汚泥から堆肥を作る業者

・分別して、リサイクルプラスチック材料を取りだす業者

などが併設しています。


この2枚の写真は、
そのうちの1社の工場内の様子です。

これ、何だと思いますか?


   

【正解】は、2009年度の手帳です。

誰かが捨てた・・・ものではなく、手帳メーカーの在庫処分品です。
既に商品価値がないんですね。

しかも、紙だけでなく、ビニール、金具、プラスチックなど
多くの原料で出来ているので、これを分解しなければなりません。

その上で、固形燃料に再利用します


そして、これは?



これは、缶詰の空き缶 です。

商品の特定が出来ないようにボンヤリ写していますが、
よ~く見ると、全て同じ缶詰です。



つまり、賞味期限切れや在庫品が
中身の入ったまんまで送られてきます

この会社で中身を空け、中身はたい肥化。
そして、管はアルミ・スチールの再利用がされるのです。



この他にも、一切手をつけていないピザ生地が何千枚と
たい肥化されていったり・・・

私もよく知っているメーカーの飲料が
瓶ごと廃棄されてきたり・・・

「飽食日本」・・・「モノ余り日本」・・・とよく言われますが、
そのモノたちの最終的な到達地点を垣間見た気がします。



これは、し尿汚泥を運び入れているところです。

和光市を含む4市(和光・朝霞・新座・志木)の
し尿汚泥は、トラックでこの寄居に運ばれ・・・・





そして、広い発酵槽で、たい肥化されていくのです。





最後の写真は、コチラ。






ここが、和光市の廃プラスティックや粗大ごみの一部などを
回収・分別・処理・再利用を行なっている会社、
㈱エコ計画 です。


本当に、キチンとした体制の下、ゴミ処理が行われているので
ホッとしました。



以上、ざっくりと、今回の視察の報告です。


私たち、3人の他にも、小学生の親子が来ていました。
多分、夏休みの自由研究だと思います。


この場所は、大人が行っても大変勉強になり、
そして、ゴミや環境について考えさせられる施設でした。




【追記】


視察希望も多く、予約制ですが、
興味のある方は、会派「新しい風」のメンバーまでご連絡ください。

※須貝議員さんが、8月に見学ツアーを企画中です(^_^)


2009.07.24
こんばんは。

昨日(7/23・木曜日)は、定例議会後の恒例、
「議案勉強会」です。

他市では、どんな議案を審議したのか?
他市では、どんなことが問題になっているのか?

を知ることができます。

志木・新座・戸田・羽生・和光の議員が集合しました。



夜は、以前、サラリーマン時代の営業先で、
当時、大変お世話になった方に会いに行ってきました。


特別養護老人ホームの施設長をされている方で、
(※「ブログに書きます」って許可を取り忘れたので、
 とりあえず施設の名前は伏せてます。)
その施設は、私が営業して回った数百の施設の中でも、
とても先進的な取り組みをされている施設です。

且つ、その施設長がとても魅力的な方です。 (※男です。)


施設介護の情勢や、介護保険全体について。
そして、私のサラリーマン退職後の人生について、お話ししてきました。


また是非、一緒に焼酎を飲みたいと思ってます




さて、今日は会派「新しい風」視察に行ってきました。

今日のテーマは
【大人の自由研究】 ~和光市のゴミはどこへいく?~ です。


ざっくりお話しすると、
和光市のゴミは、荒川沿いの清掃センターに行きます。

しかし、一口に「ゴミ」といってもいろいろあって、

例えば
・廃プラスチック
・粗大ごみ
・資源ごみ 等々・・・

※特に、粗大ゴミについては、平成19年3月の火災事故が原因で
破砕することが出来ない状況です。


そうしたゴミがどこへ運ばれていくのか、を調べることにしました。


そして、行った先は埼玉県寄居町の
「埼玉県環境整備センター」です。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A09/BC01/index.htm


詳しい内容は、また明日。


2009.07.22
こんにちは。

昨日、埼玉大学に行ってきました。






一般教養科目の中に「地方政治と出会う」という講義があり、
その講義を、私も所属している【青年地方議員の会】の先輩議員さん達が
講師を担当していたのです。


昨日は、その最終講義の直前講義。

私を含めて、11人の地方議員(町議会議員&市議会議員。)が集まり、
学生からの質問に答えました。


テーマは、

① 議員とお金

Q、選挙には幾らくらい掛かるの?
Q、議員報酬はいくら?
Q、寄付ってどれ位集まるの?   


② 国会議員と地方議員

Q、地方議員は国政へのステップ?
Q、地方議員は国会議員の選挙を手伝うの?
Q、国政のほうがやりがいがある?


③ 市民と議員

Q、中には、「困る市民」っていうのもいるの?
Q、どういう市民の人とよく話すの?


④ 若い人の投票率を上げるにはどうしたらいいか?

Q、皆さんのまちの投票率は?
Q、投票したい人がいなくても投票に行くべきでしょうか?


そして、自由質問。


Q、生まれ変わっても議員になりたいと思いますか?
Q、タレントが政治家になることをどう思いますか?
Q、(若い議員が多いけど)、年配議員からの圧力はありますか?

・・・などなど。


ギクっ・・・とさせられる学生の質問もあり、
また、ここでは書けないような話も出て、とても面白かったです。


こういう機会、ぜひ市内でもやってみたいと思いました。
8月にちょっと企画してみたいと思います。



最後に。

久々の「キャンパス!」とか「大学生協」・・・って響き、
懐かしかったですね(^_^)

ちなみに。

私は大学生の頃、TMレボリューションに憧れ(?)て、
髪を伸ばして、真っ赤に染めてたことがあります。

さすがに埼玉大学には
そんな学生は一人もいなかったでした。。。








2009.07.21
こんばんは。

現在、火曜日の深夜(=0時を回ったところ)です。
※21日の記事としてアップしています。

昨日の続きで、事業仕分けの感想(=気付いたところ)
少し述べたいと思います。



◆事業ごとに資料のボリュームがまちまち

「仕分けシート」は担当職員が作っています。
すると、気合いの入っている(?) 部署はそのシート以外にも
様々な資料を添付してきました。

1枚にまとまっている事業・・・
10枚以上に渡って綴られている事業・・・

なんらかの統一基準が必要かもしれませんね。



◆仕分け人の中に市民がいない。

今回の富士見の場合、「仕分け人」は全て外部の方でした。
和光市の場合、ここに市民も加える方法で準備が進められています。

最終的には「市民判定人」の判断に委ねるわけですが、
私は和光が選んだ「仕分け人の中にも市民がいる」という手法のほうが
良いと感じました。



◆市民がすばらしい

「市民判定人」は、挙手で「必要」「不要」といった意思表明をします。
その際、一言意見を添えることができます。

今回、それを聞いて思ったのは、
「本当に市民が素晴らしい」、ってことです。


また、事業の本質を見極めるために行われる
「説明員」と「仕分け人」の質疑を真剣に聞いている姿も印象的でした。



     ==まとめ==


事業仕分けで、市民判定人や仕分け人に選ばれる方は
市民のごく一部です。

しかし、その様子を傍聴することも
市民にとって、非常に重要なことと思いました。

10月17(土)&18(日)、和光市でも事業仕分けが行われます。


私は、一人でも多くの方にこの事業仕分けに関わってほしいと
見学に行って、強く感じました。


期日が近づいてきたら、改めてこのブログでもPRさせていただきます!





2009.07.20
こんばんは。

この7月は、自主的に視察や研修、
講演会を毎日重ねています。

一日一日ごとに伝えたい話が増えて、
しかしながら、帰ってくるとバテててアップが出来ず・・・。

こうして、どんどんどんどん“話の借金”が増えていっています(^_^;)


さて、少しずつですが貯め込んでいるネタを
ご報告したいと思います。

===

昨日(19・日曜日)は、富士見市で行なった
「事業仕分け」の様子を見に行ってきました。

事業仕分けとは・・・
市の行なっている様々な事業を

・必要か、不要か?
・必要なら、市が行うべきか? 県がやるべきか? はたまた国がやるべきか?

という、仕分け作業を行うことです。



和光市も10月に実施を予定しており、その先行事例を見ようと
行ってまいりました。

<18・土><19・日>の2日間行われており、
私が行ったのは2日目です。


2つの班に分かれており、
この写真が≪第1会場≫の様子です。



(市役所の1階ロビーに机・イスを並べて
会場設営されていました。)


具体的に、どんな<事業><仕分けて>いたのかお話しします。

この写真を撮ったときに、話していたのは
「学校給食事業」です。


まず、
【説明員】が5分間でその事業について「説明」を行います。


② その後【仕分け人】と言われる人達が
         ⇒他自治体の職員や議員など。
          知り合いの議員さんもいらっしゃいました。


Q、給食事業は、正職員と臨時職員で業務が違うの?
Q、夏休みは、正職員はどんな仕事してるの?


 ※その背景には、正職員の給与が年収770万円。
 臨時職員は、200万円にも満たないという実情があったため。

など、事業の実情について、質疑応答をします。


③ そして、そのやり取りを聞いた【市民判定人】
                      ⇒無作為抽出で選ばれた市民
「A) 不要」
「B) 民間」
「C) 国・県」
「D) 市(改善が必要)」
「E) 市(今まで通り継続)」

のいずれかに挙手します。

この「給食事業」については、


「A) 不要」=給食なんて必要ない=0人

「B) 民間」=給食じゃなくて、弁当にしたらどうか=2人

「C) 国・県」=市の仕事じゃない=0人

「D) 市(改善が必要)」=22人

「E) 市(今まで通り継続)」=0人


という結果になりました。


つまり、この結果から、市民の感覚としては、
「給食という事業は必要だが、職員の在り方等の改善は必要だ」という
意見が多数であった
・・・ということになります。



これを富士見市では、2日間で40事業について行います。






これは<第2会場>
こちらも、熱心なやり取りがされていました。




傍聴者にはアンケートが配られました。

そこには、実際に見た素直な感想を書いてきました。
今日はずいぶん長くなったので、明日のブログで、触れたいと思います。

和光市が行う際のヒントがたくさんありました。


それでは、また明日。



                    ~ つづく~
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