井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2024.03.19
この点について、今朝に掛けて、なぜか複数の市民の方から同様の質問をいただきました。その方にはお返事しましたが、こちらでもお答えさせていただきます。


私なりの見解ですが、ほぼ全国共通の認識かと思います。

答えは

「A、別に構わない。その証拠に大野埼玉県知事はバリバリ公務が入っている。」

です。


定例会で、本会議をやっているときに公務が入るということはまず在りません。(議場に出席しているのだから当たり前ですね。)

その上で述べますが、県議会も市町村議会も、一般的な定例会には本会議が開会される以外の日に「調査日」「予備日」や「委員会」といった日が設けられます。


『委員会』は、常任委員会だったり、特別委員会だったり、予算特別委員会だったりと、色々形は異なりますが、基本的には首長は出席せず、部長や担当課が答弁します。


そのため、知事は公務を入れています。例えば予算特別委員会をやっていた3月13日(水)は「庁内会議」だけでなく、「表敬訪問」を受けたり、川口信用金庫創立100周年の「記念式典」や「祝賀会」に出席されています。




『調査日』はその名の通り議員が調査をするための日で、『予備日』は委員会が延びた日に備えて確保してある日程です。


なので、これらの日も通常、首長の出席するべき議会対応はありません。そのため3月7日の予備日も大野知事も「庁内会議」や「贈呈式」や「要望活動への対応」などの公務をしています。





以上のように、

「Q、首長(知事や市長)は、定例会中は公務を入れてはいけないの?」の答えは、

「A,休会でなくても首長が公務を入ることは普通にある」というのが、ご回答になります。


議会関係者なら知っていて当然ということも、なかなか一般の方は知るチャンスもないと思いましたので、質問者の方に「このご質問、共有していいですか?」とご了承をいただいた上で掲載させていただきました。





2024.03.18
自分の過去の投稿などを見ると、ちょうど去年の今頃は県選挙を控え、ドキドキしながら選挙準備や予算特別委員会の審査をしていたことを思い出します。




私はこれまでの県議選では、過去4回いずれも政権与党の「公認」もしくは「推薦」の候補者と戦ってきました。


選挙で必ず相手候補やその応援者の演説で語られるのが「政権与党に近いから国からお金を持ってこれるんです」という主張です。


県議になって思うのは、少なくとも県議会の所属会派がどこか…で差を付けたりはしないということです。逆に期数を重ねたり、丁寧な論陣を張ることで、少しでも和光に利するようになってきたつもりでも居ます。


でも、究極はやはり、議員がどう動く…っていうよりは、行政職員の頑張りによるものが大きいと思っています。


国庫補助金が関わる事業をやるには、市や町は予算書に盛り込むまでに省庁との様々な調整を行います。その結果として事業が採択され、予算化に繋がり、議会に提案できるもの、と理解しています。



広く地方議会を見渡すと、中には、「政権与党に近いから国からお金を持ってこれるんです」といっていた与党系議員が率先して国庫補助事業を削ろうとする時があります。


もちろん、事業実施には市や町の一般財源も入るので、その事業の有益性はしっかり議論されるべきですが、「国の補助が付く」…ということは、それらの行政職員の調整に掛けた時間や努力を潰すだけでなく、その市町の提案を認めた国(=それぞれの関係省庁)の“顔“や信頼に泥を塗ることにもなり兼ねません。


財源の出どころは信頼関係の出どころでもあります。


市民の利益のために有益な事業を実現させるための予算審査が我々地方議員に求められていると思っております。



2024.03.17
今、埼玉県議会も和光市議会も、他の自治体も予算審査のための定例会が開催中です。
(早いところは既に終わっています。)

審査を通して、

・無駄がないか

・逆に政策目標の達成に対して予算が少ないということはないか

・予算はその金額で妥当だとして、執行体制はそれでよいか

・こういう視点を加えたら、もっと良い成果が得られるんではないかという提案

などを審査します。


その上で、「可決」か「否決」かを決めます。


この予算に対して、議会が取れるアクションは上記の「可決」か「否決」の二択のみ、ではありません。


・賛成はするけど、その中の一部は認められない ⇒ 修正案の提出

・賛成はするけど、その中の一部は改善の提案がなされるまで執行停止を求める ⇒ 執行停止を求める付帯決議

・賛成はするけど、その中の一部は執行にあたって改善を求める ⇒ 付帯決議


このような方法があります。


近年、埼玉県議会では上記の「付帯決議」を自民党県議団が毎年出してきます。
その上で自公の過半数で成立する…というのが、お決まりの流れになってきています。

※その付帯決議も、提案者に対する質疑があり、採決も取ります。


こうした背景に対して、「修正を掛ける」「付帯決議を出す」がどこか目的化している部分も否めないという声もあります。


私が議会に身を置いてひとつ声を大にして言いたいことは、県の執行部は予算審査において筋が通った指摘・提案に対しては、付帯決議などがあろうとなかろうと、しっかりとそれを踏まえた業務をしてくれる、ということです。


事例を踏まえてお話しします


私は2年前(令和4年)2月定例会では、予算特別委員会のメンバーとして、『令和4年度予算』の審査を行いました。


その中で、企画財政部の部局別審査で、交通政策課・鉄道担当が所管する「障碍者の方への安全な鉄道利用」という項目の中で次のような提案を行いました。



≪「声かけ・サポートハンドブック」を発行・配布をしているが、それを手にした人が常に持ち歩くことは考えにくい。それならば、それぞれの場面(例えば階段、例えばホーム、例えば改札etc)に行うべき「声掛け例」を掲示するようにしてはどうか?≫



これに対して、県は「その手法が可能か、事業執行の中で検討してまいります。」といった答弁をしました。


交通政策課の職員さんは、ちょうど令和4年・5年と、自治体や鉄道事業者と合同で行うキャンペーンの幹事県になったことから、鉄道会社側の窓口であるJRと検討を重ねてくれました。


その結果、個別の場面ごとに応じたポスターを作成する…というところには至らなかったけれど、ポスターのレイアウトや掲示方法も見直され、随分と見やすくなりました。










また、令和5年10月の「彩の国だより」の鉄道特集で、大野知事の写真が載っていますが、その手には「声かけ・サポートハンドブック」があります。これも、その時の予算審査での私の発言を踏まえて、より県民向けにPRするために交通政策課が依頼し、実現したもの…という話も伺いました。








大袈裟かもしれませんが、このように自分の委員会での発言を踏まえて一生懸命動いてくださったことに、本当に感謝をしているのです。この出来事はこの先も忘れないでしょう。



冒頭に言いましたが、「修正」や「付帯決議」だけが議員の意思反映の方法じゃありません。


丁寧に発言し、審議を行っていけば、それを踏まえてしっかり動いてくれることがある、ということを是非とも市民や県民の皆さんにも共有できればと思いました。




2024.03.15
埼玉県議会の予算特別委員会は、今日で部局別審査が終わりです。

最終日の今日は「危機管理防災部」と「県警」関係の質問です。


今日の県議会の予算特別委員会の職員体制はすごくて、審査の部屋だけで40人程度の職員が居ます。その他にも別の2つの部屋に、それぞれ30人ずつくらい職員が質疑を見守っていました。(その他にも、議会事務局職員も居ます。) 




前に「和光市議会でも議会答弁のため議場以外にも多くの職員がスタンバってる」って話をしました。県議会ほどではないと思いますが、だからこそ議会日程はなるべく崩すべきではないし、的を射た議論が行われなければいけないと思っています。


我が会派からは金野議員、岡村議員が質問に立ちました。私は委員でないため、今日は傍聴しながら記録用の写真を撮りました。











週明けには、ここまでの部局別質疑を踏まえて知事に質問を行う「総括質疑」と「討論・採決」が行われます。



2024.03.15
今日は学校運営協議会の委員を務める和光市立第二中学校の卒業証書授与式に出席させていただきました。





校門の周りをボランティアの方が植えてくれた満開の花々が卒業生とそのご家族を迎えています。






大勢の来賓を迎えての開催は5年ぶりということでした。


コロナ禍を経て、式次第の進行も改良されていて、下の写真のオレンジ色の●のところはこれまでひとつひとつ行っていましたが





・来賓紹介は式次第に掲載

・教育委員会告示は(教育長はお見えになっていましたが)式では読まずに、ひとりひとりに紙で配布

・来賓のお祝いの言葉も省略

・記念品授与も品物の紹介のみ


と、例年時間が掛かる部分(且つ内容が被る部分)を省略した内容になっていました。


その分、在校生の「卒業生を送る言葉」と「卒業生の言葉・合唱」がより目立つ、とても良い内容に感じました。


私は結構涙もろく、今年も合唱のところで、特に男子が「これで最後だから!」と言わんばかりに声を振り絞っている姿に弱いんです 


そして、「卒業生の言葉」も、在校生に向けた言葉、教職員に向けた言葉、保護者に向けた言葉、そして友達に向けた言葉、とそれぞれが素晴らしかった!


4月からは、皆さんが選んだ新たな進路での生活が始まります。


「人生、これ経験」


私自身の座右の銘ですが、「どんな経験もきっとその人の人生の糧となるよ」という意味で使っていますが、この言葉を卒業生に送りたいと思います。


ご卒業おめでとうございます‼️
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