井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2011.03.17
その1の続きです。


市議会としての「最後の仕事」と思っていたのが、
常設型住民投票条例の成立です。

今日、無事、それを実現できました。

登壇で語ったのが、
「常設型住民投票の“賛成討論”」です。


==========


議案 第3号、「和光市市民参加条例の一部を改正する条例を定めることについて」、総務委員会での結論は「修正案可決」です。私はその報告に対して賛成の立場で討論を致します。
 
 私は、この「常設型住民投票」の仕組みをかねてより作りたいと思っていました。

修正される以前の「1万人」という数字は、和光市においては市長一人を決めることが出来る票数です。また、1000票程度の差はありますが、市議会議員の過半数の得票数の合計にも近い数字です。

これだけの市民の民意がある時、やはり、その意思を酌み、住民投票を行える、とする今回の改正をまず支持致します。
 
 そして、修正案のポイントは、住民投票の請求に必要な連署の数を「1万人」という数字から、「議会の議員及び市長の選挙権を有する者の総数の6分の1」と改める点です。
 
現時点では、二つの数字はほぼ等しい数字です。

「1万人」には “わかりやすさ” という良さが、そして「有権者の6分の1」には、人口増減があっても人口に対する割合が一定という良さがあります。
 
 市民参加条例は制定当初から変わらない「わかりやすさ」という特長があります。それを重要視した答申を尊重したい思いもありました。 

しかし、10年後の人口は今から1万人増えて8万9千人と推計されています。
 もちろん、10年間、手付かずとは思いません。投票年齢の引き下げの議論もある。永住外国人登録の件もあります。
 執行部も、国の制度や人口増などの状況に合わせて見直す意思があると、その点は明確に答弁されていました。
 ただ、当初の時点で、恒久的に対応できるようにしようとした今回の議員間議論に異議はありません。委員会で修正の案に賛成致します。
 
 
議員は市民の代理であり、代表です。4年議員を経験し、選挙に身を置き、改めて「市民が主役」なんだと心から思います。

この制度が「市民にとっての新たな市民参加の手法」そして、「新たな権利」となるのだと思います。

施行も4月1日から10月1日としました。

半年掛けて、告知して、市民が手にしたこの制度を十分に理解してもらうことが大事だと考え、施行日の変更にも賛成致します。
 
 以上、この制度が新しい和光のまちづくりの一助になることを願い、議案 第3号、「和光市市民参加条例の一部を改正する条例を定めることについて」の「修正案可決」の賛成討論とさせていただきます。


=======


この討論の最後(オレンジ文字部分)に
私が自らに課した自分の役目=新しい和光をつくる!
という言葉を盛り込みませていただきました。


この制度は、必ずや その一助になるはずです。

※とはいえ、住民投票が行われるような
大袈裟なことにならないように、市役所や議会が
しっかりしていることが大切です。



以上、区切りの議会を
こうして終えることができました。

改めて感謝を申し上げます。



これから先は、
自分にできることを精一杯やろう、と思っています。







2011年3月17日
和光市議会議員   井上 航










 
2011.03.17
こんにちは。

本日、3月17日(木)
私にとって、和光市議会議員の最後の議場になりました。

本当に多くの皆様に支えられて4年間を全うできました。


市民の皆さん

市職員の皆さん

議会事務局の皆さん

和光市議会の先輩議員の皆さん

新しい風のお二人

全国の尊敬できる先輩・同期議員の皆さん

そして、家族に。



心から感謝です。



今日、来年度予算が成立しました。

厳しい財政状況の中で編成された予算なので
様々な見直しや削減もあります。

でも、検討に検討を重ねてきて
苦渋の決断も行なってきて・・・の予算であることは
この間の質疑を通してわかっています。

その点を踏まえ、私も賛成しました。


さて。

私はこれで市議会議員として、議場に立つのは
最後になります。


一番最後の「登壇」
市民参加条例の改正(=常設型住民投票条例の制定)の
賛成討論でした。

~その2~ で、その内容を綴りたいと思います。



(つづく)


2011.03.16
こんにちは。

明日、会期を短縮したことによって
3月議会が閉会します。


今は、このような非常事態の中です。

・統一地方選挙を本当にやるべきかどうか?
・実際に、停電なども起きている中で選挙ができるのか?
・市役所も選挙事務が本当にできるのか?


という本気の議論がされています。


私も選挙に掛ける 時間・費用・職員 があれば、
被災地の救済と、和光における停電対応などに充てるべきだ、
と思います。


この議論が成り立てば別ですが、
そうでなければ、明日の17日(木)の議会が
和光市議会議員としての最後の議会になります。


明日、採決される
「常設型住民投票を可能にする
市民参加条例の改正」
には、
議会基本条例で謳った“議員間討議”が用いられました。


残念ながら、まだその討議の様子を記録に残す
明確な手段・段取りが決まっていないので
議事録の形には残っていません。


ただ、それに代わる意味で
今日の私のブログには、その“議員間討議”で出た
主な意見を綴りたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・国の自治法改正が行なわれるかもしれない。それを待ってはどうか?

・署名数1,000名という固定値を6分の1とすれば賛成できる

・投票できるのを18歳以上にすべきだ。

・18歳投票権や永住外国人の件を今の時点で考慮するのは難しい。
それを除いて考えると、今回の提案によって市民参加のより良い方法ができる。

・本気で政治に関心があるのはホンのわずか

・住民投票の中の「1制度」というのはどうなのか?
“常設型住民投票条例”として独立させるほうがいいのでは?

・条例に付随する「規則」を一緒に提案すべきでは?(※今回無かった。)

・議会という「間接民主主義」が取られているが、
より直接的に市民の意見を反映できる手法がコレ。
まずはやってみないといけない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~


このような内容でした。

意見を調整した結果、

○「10,000人」を「有権者の6分の1」に変更。

○施行日を「4月1日」から「10月1日」に

この2点を修正した結果、
総務委員会では、全会一致で成立しました。


その他の議案(予算案含む)も明日、審議されます。

お時間のある方は傍聴にお越しください。


私も
「市議会最後の賛成討論」に立つ予定です。











2011.03.15
こんにちは。

昨日の議運で、和光市議会3月定例会は
会期短縮を決定しました。

3月25日(金)までだった会期を
3月17日(木)で閉会することになりました。

結果として、今週予定していた13名の一般質問は
全て取り下げ、となりました。


議会は、答弁をするため、
全ての部長、そして市長が議場にいます。

その間、ほぼ丸一日、市長や部長が拘束されます。


今の刻一刻と変わる情勢の中で、
予定通りの議会を開催することは
市役所が迅速な対応ができなくなります。


そこで、一般質問を行わず、
来週2日間に分けて行う予定だった「委員長報告」と「討論・採決」を
1日にまとめ、17日に行なうことになりました。



最終的に、議運の全員が納得し、決定しました。


計画停電が行われる(かも)・・・という状況の中での
議会運営委員会、ということで
電気を使わず、太陽の光の中で行ないました。






なお、通常通り議会が開催している、と思って
「議会に来ました。」「傍聴に来ました。」という方が何名もいらっしゃいました。

申し訳ありません。

市議会のHPは既に更新しました。
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/giji/sigi_main/_8975.html

また、日程変更のお知らせポスターを
急きょ貼り出しましたので、
どうかよろしくお願い致します。




2011.03.14
こんにちは。

東北地方・太平洋沖地震が発生し、
丸3日が経ちました。

この災害で亡くなった多くの方々およびご家族の皆様に、
心からの哀悼の意を捧げます。

また、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。


私は中学3年生の時、阪神大震災を現地で経験し、
その時の経験から
「人の暮らしと命を守るために政治はある」、と
考え、政治を志しました。

当時15歳でしたから、和光市議会議員になるまで
12年間、そう思い続けてきました。

そして、政治家になっての4年間も
その想いを抱き続けてやってまいりました。


ただ、今回の地震は
「人の暮らしと命は政治が守る」・・・という想いをも
揺るがす大きな被害でした。

また、政治以上に人と人の繋がりや
支え合いが救った命が多くあったと、感じました。


そして―

救援や支援の段階になった今こそ、
政治が国民の命を守るために力を発揮する時だと思います。


現地のために出来ることをすること―

また、

和光でも計画停電など日常と異なる日々が始まりますので
和光市の皆様の不安・不便解消のために出来ること―


これらを、かつて震災を経験した政治家の一人として
行なってまいります。



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