井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2011.10.14
こんにちは。

今、県議会が終わりました。

9月22日から始まった9月議会は
今日、最終日を迎えました。

報告したいことがたくさんありますが
徐々に綴っていきます。


そして、終了後、会派「刷新の会」として
来年度予算に関する要望書を
知事に渡してきました。


内容などは、また今度お知らせします。


もちろん、皆様が気になることがあれば
いつでもご連絡ください。

都度都度、伝えてまいります。


そして、来週からは
決算委員会が始まります。

9月議会は終わりましたが、
明日からは、決算書と向き合います!




  


2011.10.11
こんにちは。

昨日は、和光市民体育祭でした。
とてもいい天気でした!


1年前と違うんだなぁ、と思ったのは
「パートナーを探せ」=借り物競争の時です

去年までは、私は「市議会議員」っていうお題の時は
最年少だったこともあって、よくパートナーになって走ってました。


どうやら「県議会議員」って札は無いようなので、
来年からは出場者として出場しようかな、と思ってます(^_^) 

ずっと “借りられる担当” だったので、
前から一度出てみたかったんです。


さて。

今日は、議会は調査日

自然再生・循環社会対策特別委員会で
テーマは
循環社会の形成に向けた農林業・農山村づくりについて」です。

知らないことも多い分野ですが
特に、林業には個人的にとても思い入れがあります。

そのため、
「森林・林業・活性化促進議員連盟」にも入っています。

(ちなみに、農業分野で言えば、
「農業・農村地域振興議連」にも加わっています。)


議会が終わったら、
視察にも行きたいと思っている分野です。


それでは、常任委員会と同じく
この特別委員会についても、また追って
ご報告したいと思います。







2011.10.09
こんにちは。

1週間ぶりの更新となってしまいました。

この1週間の主な活動を
ご報告いたします。


10月1日(土)

<チャレンジドスポーツ大会>
競技にも参加させていただきました。
目かくしリレーや、パン食い競争に綱引き など


10月2日(日)

<コミセンまつり>
牛王コミセンまつり、吹上コミセン、新倉コミセン

<熊野神社>
お神輿担ぎ手に加えていただきました。


10月3日(月)

<社会福祉推進議員連盟 赤い羽根共同募金>
朝7時半頃から浦和駅西口にて行いました。

<一般質問>
3日目

<意見書 調整>
会派「刷新の会」の提出意見書の取りまとめは
私の役目です。意見書の表題を事務局に提出しました。


10月4日(火)

<一般質問>
4日目


10月5日(水)

<一般質問>
5日目(最終日)

<意見書 調整>
意見書の内容・文言を調整。事
務局に提出しました。


10月6日(木)

<調査日>
翌日の常任委員会に備えた準備。
もちろん、この日だけ準備をしていたワケではありません。

一般質問がないときは、この委員会が
最大の提言のチャンスです。

特に今回は、前回が初の委員会で
流れなどがうまくわかっていなかった反省を踏まえて
調査と共に、発言内容の準備にも時間を費やしました。


10月7日(金)

<福祉保健医療 常任委員会>

・議案審議

・請願の採択

・議員提案の「歯科口腔に関する条例」の審議

・行政報告 「がん登録」「熱中症対策」「放射能に関するQ&A」


委員会については、また詳しくご報告します。



そして、今は12日(火曜日)の
自然再生・循環社会対策特別委員会の準備を
行なっているところです。

今回のテーマは

「循環社会の形成に向けた農林業・農山村づくりについて」です。

今までの人生や和光市議会議員の活動の中では
直接関わりの少なかったテーマです。

ただ、この夏、県内を広く走り回り、
本当に緑、木々、森林の多い県であることも
再認識しました。


次も、貴重な発言の機会と出来るように
したいと思います。











2011.10.01
こんにちは。

さて。本題に入る前に・・・

本日(=10月1日)は私の32回目の誕生日です。

こうして節目の日を迎えられたことを
両親やそのまた両親にも感謝して、
これからの1年間も、これまで以上に
元気にそして行動的に活動してまいります。

皆さま、よろしくお願い致します。



それでは、今日はここまで2日間に渡ってお話ししてきた
「埼玉県議会、請願への討論中止の決定について」
最終回です。

※是非、第1回と第2回を先にご覧ください。
<第1回>http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/951/
<第2回>http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/952/


今回、新聞各紙でもこの件は報道されました。

討論廃止を主張する理論としては、
「同じような趣旨の請願が何度も出されて討論に時間を取られる」

継続を主張する側の理論としては
「自由活発な議論をすべき」
「少数会派の発言機会を奪う」

ということです。


この「自由活発な議論をすべき」というのは
同じ「刷新の会」の江野県議が発言した内容で
私も同様に思っています。



ひとつ触れておかなければいけないのは、
“請願を出す”という行為そのものには制限が
掛かったわけではない
、ということです。

そこは今までどおりです。

問題は討論を行うかどうか、です。



今回のタイトルに、私は
「複合的に考えて討論はあるべき」と付けました。

これが私の持論です。
複数の理由を挙げていきたいと思います。



まず、「請願」をどう捉えるか?
を述べておきたいと思います。


私は、市議会議員時代に、議会改革について
随分深く学んで来たつもりです。

現在、先進的な議会で制定が進んでいる
議会基本条例というものがあります。

和光市議会も昨年制定しました。

その策定過程で多くの先進事例を視察・調査しました。


議会基本条例の研究のなかで
「これは必須項目だ!」=つまり、これが盛り込まれていないと
議会基本条例としての完成度は低い!
という項目があります。

それが必須3項目が

①議会主催の議会報告会の開催
②請願&陳情者の意見陳述
③議員間の自由討議

です。

ここでいう、「請願&陳情者の意見陳述」とは
今回問題になった “討論” とは違って
請願者・陳情者(=紹介議員or市民)が、
請願の審議を行う委員会の場で
発言できる機会を保証する
、というものです。

どうして、この項目が必須項目なのか?

それは、請願や陳情を民からの政策提言」と
考えるからです。

確かに、これは随分、
先進的な考え方だとは思います。

ただ、私は請願とは、
そうあるべきだと思っています。


今回の埼玉県議会の請願の討論を廃止する・・・
というのは、請願=市民・県民の政策提言という
考え方に立てば、県民が請願に込めた思いに真摯に
応えるものとは言えない、と考えています。




もうひとつ、触れておきたいことがあります。

それは、「陳情者・請願者の想い」です。

請願を出した人が望むこと、
それは他でもなく、その請願が採択されることです。

しかし、必ず採択が実現するとは限りません。


その時、請願者は何を望むでしょうか?

それは、「なぜ反対なのか?を知りたい」ということです。


請願の討論は、議員のためにあるのではなく
請願者のためにあるのだと思います。


討論とは、文字通り、自分の主張を述べ、
相手の考えとぶつけ合うことですが、
県民の政策提言に対して、議会で向き合ってきた結果、
どういう考えで、どういう結論に達したかを
述べる場でもあると思います。


もちろん、採択された時の賛成討論は
請願者にとっては「議員に声が届いた」ということで
とても嬉しい思いになるでしょう。

不採択の場合でも、共感する議員が少しでもいれば
励みになるでしょうし、逆に、反対討論を聞けば、
その請願の何が反対される要素だったのかを
考えることができます。



そうした反対討論を聞いてなお、
全く同じ内容で請願を出す、ということが
あるのかもしれません。

廃止の方針はそうした実態も影響しています。

その意味では出す県民も「出せばいい」、という
発想から脱却しないければいけません。


ただし、今後、反対された理由が表明されなければ
なおのこと、「請願の文書のどこに反対する理由があったのか?」が
わからずに、「とりあえず、また出すだけ出しとけ」という
機運にならないか、危惧しています。


最後に。


請願の審議過程での議員の発言を
「記録」として読むことが出来るか、も重要なポイントです。

請願は、担当する委員会に付託されます。

まずは委員会で所属議員が意見を述べ、
そして、委員会の中で決」(=採択or不採択)されます。

そして、本会議では、討論を希望する議員によって
討論が行われたうえで、
本会議場で、全体で「採決」します。


ここで、ポイントは「会議録」です。

埼玉県議会では、委員会会議録は
「要点筆記」を行っています。

つまり、正式な議事録ではありません。

しかも、その記録はホームページには
載っていませんし、
それを読みたいという場合は、一般的には
情報公開の手続きを踏まなければなりません



※他の都道府県議会では、例えば
先日、視察で伺った京都府議会のように
委員会もウェブ中継しているところもあります。




次に、では、
請願に対する委員の発言があった場合に
委員長報告の中に取り上げられるか・・・という点ですが、
これは概ね、しっかりと取り上げられています。

但し、少数会派だと、メンバーの所属していない委員会に
付託された請願については発言が出来ないので
本会議での“討論”が唯一のチャンスです。

こうした規模の大きな議会だからこそ
少数会派でも、請願に対する姿勢だけは記録に残せる
状況は保たれるべきだと思います。


以上、長くなりましたが
私は、現在、全国で進んでいる議会改革の流れと
埼玉県議会のその他の事情も
複合的に見て、請願に対する討論はあるべきだと思っています。

そのことを述べさせていただきました。


私は今後も、県民の皆様にとって
どういう議会であるべきか?を常に意識し、
行動してまいります。

















2011.09.30
こんにちは。

昨日のブログ(http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/951/)で
ご報告した通り、今後の埼玉県議会において
「請願の討論を原則として行わない。
「但し、議運で必要と認められた場合にはその限りではない」

という変更が、議会運営委員会で可決されました。

これについて、私の考えを綴りたいと思います。


ただ、その前に
「請願とは?」 
「討論とは?」

綴りたいと思います。


それには、私がかつて所属していた
和光市議会 での運用との比較や
「陳情」との比較を交えながらお話ししたいと思います。




市民・県民の方が、「議会に自分の声を届けたい!」
思ったとき、2つの方法があります。


それが「請願」と「陳情」です。


この2つの違いはなんでしょう?

それは、
「紹介議員」がいれば、“請願”
いなければ、“陳情”
です。


それでは、
まず先に、和光市議会の運用を見てみましょう。


和光市議会の場合、実は大きな差はありません。

なぜなら、陳情も請願も共に
審査・審議を行うからです。

使い分け方としては、
市民自らが議会(=委員会)にて意見を言いたい場合は陳情、
議員に託す場合は請願、となると思います。


和光市議会での陳情は、個人の場合もありますが、
多くの場合、「○○を改善してほしい」という要望を
署名活動を行ったうえで、陳情として提出されることが
4年間では多かったと思います。

この時、
例えば、学校建設を求める陳情であれば、
呼びかけ人が代表者として、
担当委員会となる、文教厚生委員会に出席して
委員(=議員)からの、陳情の趣旨や現状などの質問に答えます。

委員(=議員)は、そのやり取りを通して
その陳情を議会として採択するかどうかを決めます。


一方、請願の場合はこの代表者はいません。
代わりに、その声を議員が代弁します。

自分の所属している委員会で扱う請願の
紹介議員にはなれない仕組みでした。

なので、先ほどの学校建設の事例を
請願として声を届けよう、という場合は
もうひとつの委員会、総務環境委員会の委員ならば
紹介議員になれるので、市民がその中から紹介議員になってもいいよ、という
議員を探して、その議員が、市民の代わりに文
教厚生委員会の場に呼ばれます。


そこで、文教委員から質問を受けるのです。


だから、紹介議員になる・・・ということは
ものすごく重要な責任があります。

「この声、願いを議会に届けてほしい」という市
民の想いを背負って、
厳しい他の議員のありとあらゆる質問に
答えなければなりません。


私も市議会議員時
二度、紹介議員になったことがありますが、
関連する資料を読み込み、頭に叩き込んでいきました。

当日の質疑でも想定外の質問が
沢山出ましたが、託された以上、質疑は一人で行います。
その当事者の方に確認することもできません。

もし、不十分な答弁をすれば
その請願は不採択となってしまいます。

それだけ、重い責任が
請願には、そして、紹介議員にはありました。



では、埼玉県議会ではどうでしょうか?


陳情と請願は大きな差があります。


まず、陳情は県民なら誰でも提出できます。

・・・できますが、委員会や本会議場で審議はされません。
「陳情文書表」という冊子になって配られるだけ、です。

議事録上も「お手元に配布しておきましたから」と
残るだけです。


一方、請願の場合は、紹介議員がいる、ということで
審議の対象になります。


・・・なりますが、和光市議会との最大の違いは
紹介議員として、所管する委員会の質問には立たない、ことです。

つまり、紹介議員がひとりでもいれば
請願として、議題に上り、
所管する委員会で審議されます。

しかし、紹介議員として
他の委員の質問の矢面に立つことはなく、
その委員会に所属している委員は
それぞれ意見を述べて、採択か不採択かを表明して終わり、です。

和光市議会の場合は、委員会において
討論することも可能でした。

(※但し、委員会で討論した場合、同じ人が同じ内容の
討論をもう一度、最終日の本会議場で行うことは出来ませんでした。)

県議会の場合は、
あくまで「意見を言う」ということであって
委員会での発言は、討論とは違うようです。

だからこそ、本会議での
討論には重みがある、ということにもなると思います。



さて。。。


今朝(=9/30)の新聞にも
今回の「請願への討論の原則中止」は各紙で
取り上げられていました。

私は元々ある
こうした背景を踏まえて今回の件は考えるべきだと思っていますし、
その視点に立った時、やはり討論は行われるべきだと思います。

その想いの部分は、次回へ。

(随分長くなってしまったため。
あと、そろそろ県議会へ出発しなくては。。。)

3部作となってしまいましたが、最後までご覧ください。














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