井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.10.27
こんにちは。

昨日の午前中は、「朝霞地区一部事務組合」の(=略して「一組」)
昨年度(=平成20年度)の決算審査の日でした。

一組は、朝霞・志木・新座・和光の4市が合同で

・消防
・し尿処理
・障がい者施設

の運営を行なっています。
その昨年度の実績や決算書をもとに審査します。


ただ、「決算書」といっても、以前このブログでは
和光市の決算書が「積み上げると数センチにもなる」という
話をしましたが、一組の決算書は、非常に薄いです。





しかし、やはりその規模は大きく、50億を超えます

結果としては、2時間半の審議の結果、
認定となりました

審議の全てはお話するのは大変ですが、
“それぞれの事業にいくら位、掛かっているか?”
是非知ってもらえれば、と思っています。


・消防・・・約44億5,900万円

・し尿処理・・・約1億円

・障がい者施設・・・約2億8,500万円


です。



それと、午後は3月議会後の「議会報告会」開催に向けた
議員研修を行いました。


今回のテーマは

・地域資源の活用
 (和光にある国の研究施設などのこと。司法研修所や理化学研究所など)

・公務員法と人事

でした。


2009.09.22
こんにちは。

先週土曜日(18日)は、市内の3つの小学校で運動会が
行われました。

私は今回、
広沢小学校北原小学校に伺わせていただきました。





この柿は、北原小でいただきました。
カードには、『秋の実り 北原小の柿です』と書いてありました。



さて、新聞でご覧になった方もいるかと思いますが、
和光の議長と副議長が交代しました。

・議長   (前) 山口 慶子 → (新)野口 保
・副議長  (前) 野口 保   → (新)荻野 ひとみ

という顔ぶれです。


事前に、議長辞任の話は聞いていました。
(一身上の都合があって・・・とのことでした。)

実際のところ、和光市では
私が選挙で当選してからの2年半で3人の議長が誕生しています。

※他の自治体では、1年交代や2年交代、
長いところでは、選挙ごとの4年単位で行なっているところがあります。


さて、議会改革が進んだ自治体では
「議長マニフェスト」という取り組みがあります。

・議長になったら、○○を実現します。
・議長になったら、○○に取り組みます。


という決意を、マニフェストとしてまとめ、議員全員に示し、
それをもとに、議長選挙で投票してもらうのです。


和光では残念ながら、まだそのような取り組みはありません。


代わりに、全員協議会という場で、
自薦・他薦を募り、その名の挙がった者が、決意表明をします。

今の体制では、その決意の言葉を信じて、
投票するしかありません。


野口氏は

(前議長のもと進められた)議会基本条例の制定を目指します。
・市民への説明責任を果たす
・全員協議会を活用します。



荻野氏は

・議会基本条例を進めたい
・民主的な議会運営を行う
(議長の言うように)議会の権能を発揮できるように


このように語っていました。


投票の結果、いずれも、賛成14票、反対6票で決定。

“議長マニフェスト”とは異なりますが、
全員協議会や、選任後の挨拶で語ったこれらのことを
着実に実行
してもらいたいと思います。


この議長選の様子は、インターンの2人にも見てもらいました。

その感想をここに綴りたいと思います。


===

議員選出の過程を見て、
随分形式的だという印象を持ちました。


私は議長選というものがもっと熾烈な戦いだと
イメージしていました。しかし、実際は意外にも
周囲も予め誰が議長になろうとしているのかを察し、
その方を承認しているのかなと、
こちらが印象を持つぐらいスムーズな選挙でした。


第三者の視点で見ると、議長候補が
どのような問題意識を抱いて議長になろうとしているのか、
与えられた在職期間中に具体的に何を成し遂げたいのか、
また議員方もどのような理由で議長候補に投票したのかが、
もっと明確にされていれば、本当の意味で開かれた議会と
いえるのではないかと思いました。

===


この感想は、おそらく多くの市民も
同じように抱く印象だと思います。


ならばこそ、行動と結果で、示していくしかないのだと思います。


より開かれ、わかりやすく、
何より、市民のための建設的な議会
として
和光市議会を新たにスタートさせなければいけない、と私も決意を新たにしました。




2009.09.21
こんにちは。

9月18日(金)、長かった9月議会が閉会しました。

この9月議会に提案された議案はすべて可決されました。

・補正予算
・総合福祉会館の各施設の指定管理

特に、この指定管理の件に関しては
私も今度改めて、このブログでも述べたいと思います。


そして、学生インターンの2人も、これで一区切りです。
(あと1日、勉強会を残していますが。)


今日は最終日を傍聴しての、インターン高原さんの感想です。

===

今日は議会の最終日でした。
内容は、委員会で話し合われた議案の議決でした。

 早くに終わると聞いていましたが、それぞれの委員会の
委員長がかなり具体的に議員と役所のやり取りをまとめて発表し、
その後に討論というカタチでした。

 その中で特に気になったのが、討論です。

今回は賛成討論・反対討論ともにいくつかあったのですが、
はじめは誰に向けて行っている討論なのかが
いまいちピンと来ませんでした。

 しかし、今日すべての討論を聞き、
市民に向けられているものが多いような気がしました。

ただし、それが良いか悪いかはわかりません。もちろん、
その討論によって納得する方がいるのでしょうが、
もしかしたら議員さんの自己満足かも知れないと感じるものもありました。

 きっと、順序を追って「議会」というものを
進めていく必要があるのでしょうが、今日は特に形式的なものが多く、
少しもどかしい気持ちになりました。


===

彼女たちが感じた議会の「もどかしさ」、
これが議会改革で変えられるものもあるかもしれません。

議会における討論は、
一般に言う「異なる考えをもつ人を説得・納得させるための討論」では
ないのが実際だと思います。

本当に、議会が「議論の広場」になるようにしていかなければいけないな、と
彼女たちの言葉からも気付かされます。


さて、議会が終わったということは、次は「報告」です。


今週から、『配るホームページ』の作成に
取り掛かりたいと思います。


2009.09.17
こんにちは。

今日は、先日の一般質問の登壇原稿を
載せたいと思います。

それと、「パネルを使用した」という話をしたと思いますが、
それがコチラです。

 

駅南口広場の改修デザインです。

市道の位置などを説明するのに
非常によかったと思います。

口頭で「市道2002号線」と言っても、
傍聴している方には、なかなか分かりづらいですからね。

それと、改修後のロータリー内の車の流れ
ロータリーから車が出やすい環境整備をテーマにしていたので、
その説明には、このような「指し棒」も用意しました。





それでは、少し長くなりますが、下記に綴ります。
約9分間かけて、この1回目の質問をしています。


=====

おはようございます。
本日が私にとって10回目の一般質問となります。

市民の皆様に与えられた任期4年間においては、
あと6回の機会を残すのみとなりました。

さて、私には実現させたい政策がまだまだ沢山あります。

しかし、それには当然お金が掛かるものもあります。
今、和光市では、「ヤリクリ大作戦」と銘打って、新たな事業を取り入れるため、
そして、これまでのサービスを低下させないために、
必死になって、予算確保に取り組んでいます。

その市の取り組みを評価するとともに、
私も、議員の一人として、自分の政策を実現するには、
それに必要な財源を確保するくらいのつもりで、
無駄使いを減らす提案を行うことが必要ではないかとも、思うのです。

そこで、今回は「井上的ヤリクリ大作戦」のつもりで、
行政の効率化に関するテーマを2つ。
市役所力アップのためのテーマを1つ。
そして、私が実現させたい政策の中から1つを取り上げ、
一般質問を行います。


それでは、順位1 『工事検査』についてです。

工事検査が厳格に行われていれば、質のいい工事や修繕が実施されます。それによって、より長期に渡り、不要な修繕は減り、低い維持管理コストで済ますことができます。

そこで、まずカッコ1、『検査業務の実情』について伺います。

 ここで、具体的に示していただきたいのは、

●発注金額による検査執行の体制は異なるのか?
そして、
●平成20年度において、検査室ではどれくらいの検査を行なったのか? その件数と「不合格」にあたる案件があったのか? そして、
●ひとつの検査に要する時間(期間)  と
●検査室の職員体制 を伺います。

次に、カッコ2「どのような指摘事項があったか?」についてです。

通告書には、例として、建築、土木工事、道路、河川、公園、学校 などを挙げておりますが、平成20年度、市は多くの工事や修繕を発注しています。その中で、指摘事項や是正指示があったのかを伺います。

 そして、カッコ3「専門人材の活用」ですが、検査室では、工事検査専門員を採用しています。この専門人材を採用することによる、検査室としての効果、市としてのメリットを伺います。


続いて、順位2 『工事の設計変更』についてです。

設計変更とは、多くの場合、当初の工事予定に加えて、追加工事が必要になることを指します。この時には当然、契約で決まった額より、さらに費用が掛かることになります。

仮に安全で質のいい工事の達成のために必要な追加だとしても、事業途中に、追加で予算を捻出(ねんしゅつ)することは、極力避けるべきと考えます。こうした事例を少なくすることは、行政運営に大きなメリットを生むと考えます。

そこで、まずはカッコ1、『具体的な事例』について伺います。

この一般質問を行うにあたり、私は平成19年度及び20年度の工事設計変更を行なった事例について、事前に粗方(あらかた)、調査を行いました。しかし、この場での議論のため、いくつか実情を示していただきたいと思います。

全ての事例を述べると時間が掛かり過ぎるので、次の条件に当てはまるものをお願いします。

●平成20年度の実例であること と
●当初の設計から増額率、もしくは減額率が、5%を超えるもの、 その際、
●工事名、増減した金額、増減率、そして、変更理由をご説明ください。

そして、併せて
●各事業別の増額変更の件数、及び減額変更の件数

をお願いします。


さて、カッコ2「変更基準」とカッコ3「安易な変更を防ぐ施策は」についてです。

特に、競争入札で請負業者が決まった工事で、後からの設計変更で追加工事が必要になった場合、その追加分だけ再度入札を行ったり、業者を変えたりということは、現実的ではありません。

その結果、競争入札に付した意味合いも薄れ、特に追加分については随意契約で行われるため、請負業者の言い値になる可能性もあります。

 そのためにも、設計変更については何らかの基準を設けることはできないか、と考えますが、いかがでしょうか?
 そして、変更基準の他、安易な変更を防ぐ手立てとして、市の考えている施策を伺います。


続いて、『民間人材の活用』について、伺います。

先日、私は『専門的人材の恒常的な確保による地域再生』というテーマの勉強会に参加してきました。

内容は、韓国の農村部を舞台とした地域再生を手掛ける「契約職公務員」の事例紹介が中心でしたが、その勉強会で、「今後の自治体は人が要(かなめ)」、「専門人材の活用こそ、地域力を強める」という言葉がありました。それは、まさに和光市にも言えることだと思います。

少ない職員数で行政運営を行う和光市にとって、民間の専門的な知識・経験を有する人材をいかに確保し、そして活用するかは、戦略的な自治体運営という視点で非常に大事な意味を持つと思います。 

そこで、まずカッコ1、『基本的な考え方』として、和光市では現在、どのような場面で専門人材を活用しているか?その方針について伺います。

そして、カッコ2、今後の民間人材の『採用職種と採用基準』についての考え方を伺います。



 最後のテーマは、『駅南口広場施設整備に併せた交通課題の解決』です。

これは私が2007年の選挙の前、最も多くの方からいただいた要望のひとつであり、今も多くの声をお寄せいただく案件です。

(ここでフリップ登場。)

さて、今、皆さまにお示ししているのは、「広報わこう8月号」の表紙に載った駅南口広場整備後のイメージ図です。ここから先、こちらも参考にご覧ください。

まずカッコ1。『駅前交差点の右折対策』について、です。

先にご説明いたしますが、駅前交差点とは、市道475号線、つまり【駅前バス通り】と、市道2002号線、つまり、コンビニやりそな銀行に沿って丸山台方面に伸びる道路との交差点のことで、もっとわかりやすく言えば、パチンコGAIAの前の交差点のことです。

これまでも、スクランブル交差点への転換など、歩行者及び車両利用者への対策が取られてきていますが、今なお、西大和団地方面から駅方面に向かう車がロータリー方面へ右折しようと思っても、新倉方面から鉄道下をくぐって直進する車が続く限り、右折ができず、特に朝や夕方のような駅前ロータリーへの乗り入れが多い時間帯は、全く車が進まない状況です。

この右折対策を講じることは、右折車だけでなく、新倉方面に向かう車にとっても、右折車が先に進まないと直進することが出来ない状況を考えると、大きなメリットがあります。

そこで、現在、電線地中化に伴い、右折車線の設置が計画されているわけですが、現時点での進捗、また、その実現までの課題や実施時期の見通しについて伺います。

また、この工事完成を待たずとも取り得る対策が、「時差式信号」の導入です。

新倉方面からの信号を先に赤信号にして、西大和団地方面からの青信号を長く確保する。こうして、右折車を数台通すだけでも、スムーズな通行が可能になります。警察との協議など必要になると思いますが、是非市民のためにと動いていただければと思いますが、いかがでしょうか?


続いて、『広場からのスムーズな出発を』について、伺います。

『駅南口広場改修工事』では、これまで整備されていなかった一般車両の乗降場所が整備されます。 
答弁では、まず、整備内容の全体像を示して頂き、その上で次に述べる提案について、ご回答ください。

現在、ロータリーから、市道2002号線、つまりパチンコ屋GAIAの交差点から丸山台に伸びる道路に出る場合、ロータリー出口付近の信号、ようはコーヒーショップ前の信号が赤になると、そこに停まった車両のせいで、ロータリーから出発ができず、ロータリー内で、後続車も閊えるという状況があります。

そこで、信号の停止線をロータリー出口に掛からない位置まで移動させる対応は出来ないか、この提案をさせていただきます。  

1回目は以上です。

===



 

2009.09.16
おはようございます。

昨日、9月議会の一般質問を終えました。

先日のブログで
「一般質問の持ち時間を残すのはもったいない」という話をしましたが、
今回の一般質問は、6秒を残して終えました。


用意した全ての質問ができたわけではありませんが、

明らかにしたいこと
回答を得たいもの
提案したいこと

は全部言うことができました。


今回は、パネルを使っての説明に初挑戦をしました。

また、難しい単語のオンパレードになってしまう
「工事検査」や「工事の設計変更」といったテーマを、
いかに傍聴の方にもわかってもらえるか? これにも意識をして行いました。

明日のブログでは、登壇して行なった1回目の質問を
ここにアップしようと思います。


それでは、今日はインターン 滝沢さんの感想を
掲載したいと思います。


====

今日は一般質問を傍聴してその難しさを痛感しました。

一見ただ自分の問題意識にしたがって
質問をすればいいように見えます。

しかし限られた時間の中で有意義な一般質問をするためには、
自分で調べられる範囲のことは調べておかなければ
時間を浪費してしまいます。

また何よりも不勉強さを露呈してしまうことになりかねません。
そういう意味において一般質問は議員の職に対する熱意や
日頃の勉強量を測るいいバロメータだと思いました。

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