井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.10.24
こんばんは。

本日は、志木市の市民会館パルシティで行なわれた
「朝霞地区議長会 議員研修会」に行ってまいりました。

(和光市からは、22名の議員のうち17名が参加しました。)

講師を務めたのは、元 埼玉県教育委員会の
稲葉 喜徳(いなば よしのり)氏 です。
※現在は、埼玉大学教育学部の教授をしているそうです。


●「学校」「子ども」「教師」の現状
●学力低下について         

をテーマに話がありました。

・・・が、教育委員会や教授としての仕事の中で
調べた情報を話す、というような講話の中身でした。。。

出来れば、教育委員会の現場で経験した体験談を
もっと聞きたい、と思いました。


ただ、興味深い情報も紹介してくれました。

例えば、現在の教員の「採用倍率」。

埼玉県では、『3.4倍』
東京都では、『1.7倍』まで下がっているそうです。

現在の就職戦線を例に出すと、
大手メーカーの採用倍率が1000倍、
キー局のアナウンサー試験も1000倍を超えます。

そう考えると、教育実習などを経ているとはいえ、
安易な採用と言えなくありません。。。


また、10年20年と教員と続けた来た人も、
「教頭先生」や「校長先生」になるための登用試験を受ける人も
年々低下しているそうです。

教職員の管理に追われ、責任ばかりが大きくなるため、
希望者が激減しているそうです。


これから益々厳しくなるであろう、
教員の採用と育成に市として対応できるよう、
しっかりと視てまいります。


追記

写真は本日の資料より。
今日の報道でも「全国学力テスト」の結果、
読解力が低下しているとありましたが、
国際比較でもその傾向が顕著に現れています。

↓2003年データで「14位」とあります。

2007.10.23
こんばんは。

昨日のブログでも触れましたが、
先日参加した交流会では、元 長野県知事の
田中康夫 参議院議員 が講演を行なってくれました。

その中で、最も心に残った言葉があります。

それは、
「政治家には“予知能力”が必要である。」
という言葉です。

もちろん、本当に未来を予知できる能力を
持っている人はいません。

ですが、
「この政策を進めたらどういう影響が出るだろうか?」や
「この施設の建設は将来必ず、市民の利益に繋がる」
などの、 “先見の明” が必要だということです。


今後、議案の賛否を考える際、
一般質問を行なう際には、この言葉を思い出し、
自身の判断が、将来にどういう影響をもたらすのかを
常に考えてまいります。

また、その “予知能力” もしっかりと磨いていきたいと思います。


追伸

「入札制度改革」について綴った本を講演の後で購入しました。
(直筆サイン入りでした。)
読みやすく、非常に面白く読んでいます。



2007.10.22
おはようございます。

今日は、先日(20日・土)に参加した
勉強会(交流会)のお話をしたいと思います。


「プロジェクト日本」と名づけたこの集まりは、
党派を超え、議員であるなしも関係なく、
異業種のコミュニケーションを目的としています。


以前、一緒に群馬県庁に視察に出掛けた
江戸川区議の上田令子さん(無所属・新人)の呼びかけが広まっていき、
視察の縁もあって、私もこの集まりの“発起人”になりました。


議員として活動を始めてから、
いろいろな勉強や交流の機会に出ていますが、
ここまで様々な方が来ていた集まりは初めてでした (^_^)



第1回目の今回は、2本の講演と懇親会という内容です。

講演1つ目は、
小金井市会議員の渡辺大三氏による
「一人会派の議員活動の在り方・コツ」というテーマで。


そして、講演2つ目は、
元 長野県知事、現在は参議院議員の
田中康夫氏による講演です。



今日は、一つ目の「一人会派の活動について」を
少しお話したいと思います。


これまで、このブログやチラシでもご報告しているように
私は新人ではありますが、「6月議会」と「9月議会」で
それぞれ一般質問を行なってきました。

和光市議会では、ひとりの持ち時間(※市役所側の答弁時間は含まず)は、
6月・9月議会が「30分」
12月・3月議会が「40分」と定められています。

しかも、年4回全ての議会の一般質問に
エントリーが出来ます。
これは、会派に所属していても、1人会派でも同じです。


ところが、人数が50人前後と多い江戸川区議会などでは、
この通りではないのです。

一人会派は、
●年に1回のみ
●時間は持ち時間20分
と定められています。


会派に所属してる議員でも、例えば、
●10人会派には、2時間与える
と、「会派単位」で決められています。
⇒会派で調整し、4人が質問30分ずつ行なう。
→つまり、6人は質問が行なえない。


これでは、せっかく選挙で当選しても
議会での発言という手法をもって、有権者の声を届けることが
十分に出来なくなってしまいます。


今回の講演は、そうした場合に
・議会の仕組みをどう変えていくか?
・1人でも有効的な活動するためにはどうしたらいいか?
というアドバイスが中心でした。



和光市議会で、私が常に発言の機会が
得られているのも、これまでの議員の方々が
重ねられてきた機会均等の動きのおかげであることを肝に銘じて、
今後も活動続けていきたい、と思います。
2007.10.06

こんばんは。

今日は、木曜に実施した「議案勉強会」の報告の第3弾です。


この日、集まったのは、
・東松山市
・羽生市
・深谷市
・新座市
・和光市  の議員です。

それぞれの9月議会で議題となった議案書を持ち合います。

特に問題となった議題などを紹介し、
他の自治体でどのような問題があるか?を学ぶ機会です。


どの自治体も中心となったのは、「補正予算」と「決算」でした。

その中で、興味深かったのは
深谷市の入札状況に関する話でした。


入札で問題になる事といえば、「談合」です。

その目的は、業者間で落札者を事前に決め、
出来る限り高く落札しようとするものです。


ところが・・・・
深谷では、その逆なのです。

予定していた金額の50%近くで入札する業者が
後を立たないということなのです。

「安く発注できて良いのでは?」と思う方も多いかと思いますが、
さすがにそこまで低価格で入札となると、

・ちゃんとした資材を使っているか?
・従業員の労働環境は適切か?  など 

といった点で、「質」の面で心配です。


深谷市でも、
「ここまで安価で入札した場合は、
一度ちゃんと実施できるか調査しますよ。」という
調査価格なるものを設けているそうですが、
傾向として低価格は続いているそうです。

背景には、市町村合併による業者競争の激化があるそうですが。。。
入札は、高いのも問題、低いのもまた問題・・・・

適正な幅で、業者間競争と市内業者の育成が図れることが理想です。

こうした自治体特有の状況を
知ることが出来るのは、この勉強会の良いところだと思います。


今後も、この会があったときには、このブログで
ご報告してまいります。


[ 追記 ]

この日は、約2時間、勉強会を行い、
帰りには、東松山名物の「やきとり」(=豚串)を食べてきました。

駅前には何店舗もありますが、オススメの店を
紹介してもらいました。肉も、唐辛子味噌もおいしかったです。

2007.10.05
おはようございます。

昨日のブログが中途半端になってしまったので、
今日は 「続・議案勉強会 in 東松山」 をお話出来ればと思います。 


議案の内容に触れる前に
見ていただきたい写真があります。

東松山市議会の議場の写真です。


和光との違い その1

『質問席』 がある。 




小さい写真で見にくいかもしれませんが、
左手の白い壁の部分は、
・奥の席⇒議長席
・手前の席⇒発言席
 です。

例えば、私が一般質問を行なう場合、持ち時間30分のうち、
「1回目の質問(※だいたい10分程度)」をこの発言席で行ないます。


その後、自席に戻って、残りの20分の質問を行ないます。

東松山市議会では、この残りの20分を
自席ではなく、『質問席』で行なうのです

写真に写っている木目調の机
これが『質問席』です。


質問席で行う事のメリットは、 

・ (市長や部長席と) 距離が近いため、応酬がスムーズになる。
・ 傍聴人からも、質問者がハッキリと見える。
・  “やりあっている感” が出る。

といった点を挙げることが出来ます。


東松山市議会では、議員定数削減によって
議員用の座席が減ったため、空いたスペースに設置したそうです。

「議会を見やすくする」、という議会改革の観点から
このような席を設ける自治体も増えてきています。



和光との違い その2

『傍聴席』が近い 




この写真の手前には、議員席が写っています。
奥に高さ1メートルくらいの「ついたて」がありますが、
その奥はもう、傍聴席です。

すごく、距離が近いと感じました。

和光の議場をご覧になったことがない方も多いかと思いますが、
傍聴席は2階部分に設けられていて、議場を上から見下ろす
ような構造になっています。

すると、議場との距離を感じますし、
3列ある議員席の一番後ろは視界に入らないように出来ています。

たぶん、議員として「見られている感じ」は東松山のほうが
あるのではないでしょうか。


このような勉強の機会を通して、他の自治体の議場を見るのも面白いです。 

その構造から、議会改革の進み具合や公開性も
図れるような気がしました。


さて・・・

「議案勉強会の報告」ですが、議場の設備の話が長くなってしまいました。。。 

議案の内容については、明日ご報告させていただきます。
よろしくお願い致します。


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