井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.06.29
こんにちは。

さて、先週の議会終了を受けて、
今日から シリーズ 6月議会報告 を始めます。

第1回目の今日のテーマは
「税収が減りました。。。」です。


  先にお断りしておきますが、ざっくり説明していますので
  その点、ご承知ください m(__)m



会社を経営している人や会社の財務部でお勤めの方は
ご存知でしょうが、“予定納税”という仕組みがあります。


これは前年度実績をもとに、

「これくらいの決算になるだろう」
   ↓
「それなら、これくらいの税収になるだろう」


と、前もって予定されるであろう税金額を市に納めてもらうことです。



しかし、この金融危機の影響で
市内の自動車製造業の業績が悪化・・・

既に納めてもらっている税金は「業績好調」を前提にした額なので
もらい過ぎた分を、市は返還しなければなりません。


その返還しないといけないお金のことを、
過誤納還付金といいます。

つまり・・・
 もらいぎたり、ってめてもらった額を還付する

ということです。


これが、3億6,000万円です。


言い替えると、この金額分の税金が入らなくなったことです。
ピンチだ!ってことは皆さまにお分かりいただけると思います。



また、逆の見方をすると、「返金する」ということは
市としては予定していなかったことなので
補正予算を組んで、返還できるようにしなければなりません。


では、その3億6,000万円は、どこから工面したか?というと・・・・

財政調整基金という、いわゆる「貯金」を下しました。



おかげで、和光市は
今までで最も貯金が少ない状態になっています。



・・・ここまでが、皆さんに知っておいていただきたい“現状”です。


この後、<シリーズ 6月議会報告>では、様々なお話しを
したいと思いますが、こうした現状があることを是非踏まえておいてください。



ちなみに、コレは予測できなかったのか・・・?


う~ん・・・難しいところですね。。。

市役所は秋頃に予算を組み始めます。
そして、3月議会に予算案が提出されます。


実際に、市役所も相当悪化することを予定し
「例年と同水準にはならない」、とまでは予測していました。

・・・つまり、過誤納還付金を例年より多めに設定していました。
でも、HO●DAの業績不振は、それ以上だった。。。というワケです。



今、市役所の予測について、話しましたが
議会も、その点は予測できていませんでした。

(3月議会の予算審議では、この点については
あまり触れられていませんでした。。。)



それは、私も同じです。大いに反省しています。



だからこそ。

私は今、市役所も議会も、そして市民も
力と知恵を合わせて、この難局を乗り切るべきだと思っています。


それでは、この件を踏まえて、
6月議会の報告を進めていきたいと思います。



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