井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2012.01.27
こんにちは。

私が視察で確認したかったのは
大きく2つあります。


それは、ひとつは、この「移転」が
病院にとって、そして、県民にとっても
良いことかどうか。


もうひとつは、「移転」という
方法以外ないのか、
という点です。


病院には複数の病棟がありますが
そのうち、第1病棟や第2病棟は
昭和40年代、もしくは昭和50年ジャストに
建てられた建物です。


この写真をご覧ください。




これは病棟のベランダ側を撮影した写真ですが、
少しアップにしたいと思います。







手摺りがサビで危険な状態になっています。。。


特にひどい箇所を撮影したわけですが
それでも、やはりそこかしこに
影響が出ているのは認めざるを得ません。



また、建物だけの問題ではありません。

今でも非常に多くの救急搬送があり、
旧来の施設で、治療や受け入れを行っているため、
キャパシティを超えて搬送や入院希望があるそうです。

そのため、今も急患を断らざるを得ないんだそうです。


つまり、救急救命を行っていくには
手狭になっている、ということです。
(ベッドの回転率は96%を超えているとのことです。)


こうした要素があっての移転だということです。
非常に納得のいく、説明でした。



また、その移転の結論を出すまでのプロセスにおいても
質問しました。

今回のケースに限らず、一般的に
病院の老朽化が起きた場合、

「補強」
or 「現地での建て替え」
or 「別の地の移転&新設」


の3パターンの対応があると思います。

でも、入院や診察を続けながら補強工事を行うのは
現実的ではありません。

そして、今の敷地を利用して、1棟ずつ順々に建て替えを
する場合、さいたま新都心への移転したときの倍の期間・・・
5年以上掛かるそうです。


以上の説明は、議場では詳しく報告されていませんので
実際に病院を訪ねた甲斐があったと思います。



実際には、これに小児医療センターとの連携で
総合周産期医療を実現する、ということが
今後の課題になるわけですが、まずは
さいたま赤十字病院側の事情が分かりました。


今後も
この移転については、慎重に対応していきますが
県民にとって、よりよい方向へ繋がるように
していきたいと思います。



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