井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2008.10.30
こんにちは。

今日は視察の2日目の午前に訪問した
「三島市民生涯学習センター」の 報告です。

この生涯学習センターは、地上5階、地下1階の建物で
どこか、パルテノン神殿的な豪華さがあります。
        (=バブル時代に出来た建物だそうです。)




この写真は、玄関から上を向いて写した写真です。
空間を非常に広く使っています。

この建物は、生涯学習センター(=公民館のような貸し館施設)
図書館が一緒になっていて、
1日平均 1,500人~2,000人の利用者が訪れています。


この施設を訪れた理由は、
和光市に、図書館の新設計画が上がっているからです。

10月8日に開かれた「政策会議」では、

 小中学校建設及び図書館建設の課題解決に向けて、
 10月1日から教育委員会事務局に担当職員が配置し、
 課題に対する取り組みの推進を図っていく。


となっています。


図書館を単独で建設する には、かなりの予算が必要です。

それならば、他の機能を兼ね備えた施設を考えたほうが
有益だと思っていました。


・・・しかし、この三島市民生涯学習センターの視察で
その考えだけではいけないことを知りました。


結論を先に述べると、

①複合施設は、開設後の変更や改修がしづらい。

②その施設を市民がどのような使い方・過ごし方をするかを
綿密に想定しないといけない。

ということです。


については、複合化することで、部屋の転用が出来るので
複合化は有益だと思っていました。
(例えば、多目的ホールとして作った部屋を図書館に改築する・・・と言った具合に。)

しかし、それは技術的に非常に難しいそうです。

つまり、最初に、それぞれの施設・機能に、どれだけのニーズがあるかを
綿密に把握しなければないけないのです。


また、については、休憩室を例に出して話してくれました。

複合化されたメリットとして、午前中は図書館、午後は市民講座と
丸一日、この施設で過ごす人もいらっしゃいます。

それなのに、お昼を食べられる
飲食可能な休憩スペースが狭かったのです。


 ←休憩スペースは1か所。約20席しかない。

その他にも、“よかれ”と思って取り入れた地下の機械式駐車場も
1台を出すのに、1分以上かかるそうです。

・・・つまり、30台目を取り出すことが出来るのは、30分以上かかるのです。

(なお、立体駐車場は、富士山の景観を壊してしまうので、
 設置できなかったそうです。)


このあたりも、事前に想定できるかどうかの勝負なんでしょうね。




最後に、図書館を見学して撮ってきた写真を
ご紹介したいと思います。




和光の図書館には揃ってないDVDコーナー。
非常に充実していました。





リファレンスコーナー。

今後の図書館は、「貸し出す」ということ以上に
求めている情報を調べる ことが出来るという機能が重要になってきます。

リファレンス=reference=【解説】 という意味です。






子ども用のカートです。
これは和光にも欲しいと思いました。



   
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