井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2014.12.30
こんにちは。

2014年も残りわずかとなりました。

この間、多くのお餅つきなど地域行事にも参加させていただきました。
ありがとうございます。




さて、年末を迎えるにあたり、12月定例会報告の補足を兼ねて
年内最後のブログを更新したいと思います。


先の12月定例会で扱った最も高額の経費は
「衆議院選挙に関わる予算の専決処分」でした。


専決処分とは、議会を開いて審議する暇(いとま)がない時に限り、
知事の権限で決定を行うこと、を指します。

今回の衆議院選挙に纏わる予算の決定は
まさに、その暇(いとま)がないほど急であったと思います。

議会ではその後、この「専決処分」を承認する、という手続きがなされています。


では、今回の衆議院選挙、埼玉県としては
どれだけの予算が掛かったのでしょうか? 一緒に見ていきたいと思います。
基本的には国政選挙なので、全額国から支給されます。

その額、埼玉県全体で 約25億2,500万円。
そのうち、和光市には2億1,000万円を県を通して配分されました。


市町村がその費用を用いて担当するのは
主に「投票事務」と「開票事務」です。

そして、県は選挙実施にまつわる実務費を支出します。

その一例を下記に記したいと思います。


◆選挙公報発行費   2,046万円
(主なもの)
・公報印刷費 295万部 (選挙区:590万円 比例1,416万円)


◆選挙公営関係費  4億4,941万円
(主なもの)
・選挙カー(1陣営1台) 3,163万円
 ・選挙ポスター 8,504万円
 ・新聞広告 1億4,140万円
 ・政見放送 8,438万円   など


◆選挙啓発費  5,338万円
(主なもの)
・駅ポスター掲示 450万円
・テレビ、ラジオの啓発スポットCM 660万円
・鉄道自動改札のステッカー広告 600万円



これだけ多くの費用をかけて選挙を行い、
そしてPRを実施し、投票を呼びかけました。


・・・しかし、それでもご承知のように投票率は低下。
しかし、投票率は過去最低の51.97%。
和光市も前回比で4.5%低下しました。
これを見て、皆さんはどう感じましたか? 

この経費は全て税金です。


私は改めてこれらの費用を「1票」に変えて
活かすことの必要性が、私たちひとりひとりに求められていると考えています。



今年の年末は国政を考える選挙が行われましたが、
来年はもっと身近な選挙があります。


埼玉県議会議員選挙
4月3日(金)告示 12日(日)投票日

和光市議会議員選挙
4月19日(日)告示 26日(日)投票日

埼玉県知事選挙
来年夏に予定



しかし、より身近な選挙なのに、
実は国政よりも更に例年は投票率が低いのが地方選挙なのです。

4年前の選挙ではいずれの選挙においても
全国ワースト1位の低投票率を記録しています。

(県議会議員選挙が39.54%、県知事選挙が24.89%)


私も政治に関わる者のひとりとして、
「投票すべき候補者がいない」との声が出ぬようしっかりと活動していきたいと
考えております。


是非、皆さまもこの2つの選挙を通して、
来年を「埼玉県&和光市を考える年」にしてはいただければと思います。



結びに。


来る年も皆様の暮らしの充実に繋がるよう県政刷新に努めることを誓い、
皆様のご健康とご多幸を祈念して、本年最後のご挨拶とさせていただきます。







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