井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2014.12.28
こんにちは。

昨日に続き、12月定例会報告、特に県政全般に関わるテーマを
ご報告します。

まず、私の主要政策のひとつ
「地域医療の充実」でも進展がありました。


12月定例会では、新たに条例を整備し、
「地域医療介護総合確保基金」が新たに設立しました。
この基金活用を予定している事業例としては



(1)病床確保のための事業
[例] 地域で不足する診療科に既存病床を転換する場合の改修費 等


(2)在宅医療・介護サービスの充実
[例] 医療介護拠点整備や、医師のサポートスタッフの配置 等


(3)医療従事者の確保・養成
[例] さいたま新都心 新県立病院内の総合医局機構の整備
   病院内保育所の整備 等
などが挙げられます。



12月定例会では、早速この基金を活用して、
在宅歯科診療の推進や歯科衛生士確保などを進める
「歯科保健推進事業」も補正予算で決定しました。


そして・・・

12月定例会で一番注目されたのは
「新たな森整備事業」に関わる補正予算を巡る議論でした。


この「新たな森整備事業」とは、
平地の多い県南東部(春日部市)に防災拠点も兼ねた
「緑の拠点=森」をつくる公園整備事業です。



平成25年の新規事業として予算決定されたが、
昨年、事業予定地に特定の県議の土地が事業地内に含まれていることが指摘され、
整備事業が執行停止されていました。

※平成25年当初予算の予算説明書(11ページを参照)
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0103/documents/541820.pdf


県では、その再開を求め、補正予算を12月定例会に提出。

しかし、そのまま特定の県議の土地が含まれた状態での
事業再開は難しい、との声が県議会の多数の声となり、
結果、一度、知事は補正予算を取り下げました。

その後、特定の県議の土地を除いた敷地で公園整備を行うことを決定し、
その分を減額した補正予算を最終日に提出。

審議の結果、議会で「執行停止を解除」を決定しました。


私は、私なりの切り口でこの問題解決に取り組んできました。





今年の6月定例会の一般質問では
県営公園の整備基準や方針を定める「緑のマスタープラン」を取り上げ、
今回の新たな森も含め、県営公園を整備する際の条件などに付いて
質問を行いました。


とはいえ、補足をしておきたいのですが
もちろん、県の行う事業に県議や県職員、各市の市議などの土地が
含まれる、というった事例は有り得ります。

それが全てNG、というのではなく、
今回は特例として当該県議の土地、及びその親族の土地を省く、
という決着になりました。

その土地が、予定敷地の端だったことが省ける理由でもあったし、
逆に端であるため、それが含まれるよう計画を修正したのではないか、という
疑義も浮かび上がったのでした。


以上がこの「新たな森」事業に関する報告です。



この他、越谷市が中核市に移行に伴う条例変更を
多数取り扱ったのが、今回の12月定例会の特徴でした。




最後に。


ここまで様々な議案や補正予算を紹介しましたが、
実は12月定例会の予算で最も高額の経費は「衆議院選挙に関わる予算」でした。
埼玉県全体で 約25億2,500万円が国から交付されました。

この衆院選に関する費用については、日を改めてご報告したいと思います。















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