井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2009.12.15
 こんにちは。

これが「組織改正に関する報告」の3部作の最後です。

私は一般質問の原稿を作ったり
討論の原稿を作っているうちに、所有時間をオーバーした
原稿が出来上がることが多々あります。


「この話題を入れたい!」「この切り口はいいのでは?」
「この例えはわかりいいかも。」という感じです。

が、時間の都合など
諸事情により、仕方なくカットすることも少なくありません。

いわゆる、お蔵入りが結構あるのです



今回の組織改正に関する討論でも、お蔵入りになった
原稿があります。

結構、勢いよく書き進めたのですが、「今一歩」と思い、引っ込めました。


このままだと、日の目を見ないので、
ここでちょっとブログ用にアレンジ加えて、紹介しようと思います。

※言うべきことは、議場でキチンと全部言いました。
その補完くらいに聞いてもらえると幸いです。




====
 
12月議会で、市長は、議員の「執行部と議会の関係をどう思うか?」
との一般質問に対し、市長と議会の関係を「車の両輪」に例える
というやり取りがありました。


そこで、私もこの組織改正を車に例えて
お話ししたいと思います。

 
市役所の組織改正…それは「和光市役所」という車のチューニングです。
 
乗客は、7万7千人の市民。
そして、その車の目指す先は、市民の安心・安全、そして、健全な財政の実現です。

ただ、今、その車は
長く暗いトンネルの入り口(=財政危機の例え、です)
差し掛かりました。

市役所という車に、より良いチューニングを施し、
この長いトンネルを早く抜け出すことが必要です。

アクセルを目一杯踏んで、施策を実行し、前へ進もうという時に、
ブレーキを踏むようなこと(=組織改正案への反対)は、私はしません。
 
トンネルの中でも、この先、様々な分岐点、
つまり、政策決定の機会が現れると思います。

その中には、従来の事業の継続・廃止の判断や、
マニフェストに載った政策に対しても、優先度を図る必要性もあると思います。

先に述べたように、私はマニフェストの議論には正面から望みたいと思っています。

マニフェストを含め
Q、どの事業の項目を優先して実行すべきか、
Q、厳しい状況の中、何を先送りすべきか? 

それを、この議場で、徹底的に、
是々非々でやり合えばいいと思っています。

マニフェスト自体を封じ込めるのではなく、
ひとつひとつの「政策という分岐点」で、どっちに「ハンドル」を切るか・・・
それを議論し合って、より良い道を選択することが、
市民のためになると思っています。

 
こうして例えていくと・・・

「スポーツ青少年課」
今、市長部局にあるスポーツ青少年課を本来あるべき教育委員会に戻す…ことは
さしずめ、前輪と後輪のタイヤ交換でしょうか。

私も経験が有りますが、、
バランスの悪い前後のタイヤを入れ替え、適切な位置を変える。 
それだけで車がスムーズに走ります。

 
秘書課について。「報道担当の設置で積極的な情報発信」。

・・・これは、市民という乗客に、和光市という車に、今起きている状況を示すことです。
言ってみれば速度計でしょうか。

そして、合わせて例えるなら、
「税金」という燃料の残量を示す「メーター」のようなものではないしょうか。


これらの速度計やメーターは、大雑把なものより、
詳細に示されていればいるほど、乗っている市民は、
その車の状況を把握することができる
ので、安心できます。


② 政策法務の設置は、様々な状況に応じ、情報を集め、
進むべき道の判断がしやすいよう、
情報を示す「カーナビ」といったところでしょうか?

カーナビも運転席から離れた位置にあっては、情報が得にくいです。
やはり、運転席のそば、つまり市長の近くにあるのが、
もっとも効果的だと思います。

(※これは、「秘書課の強化だ」という意見に対して、
「近くにあることで、効果がある」というための例え
、です。)


 
そして、財政課の企画部への移管は、
PDCAサイクルの実現のため、という説明がありました。
(※今は、「財政課」は、総務部にある。)

計画と予算に整合性を持たせるために、
これまで所管が分離していた計画策定、行政評価、予算編成の業務を
一体的に管理する、ということが今回の改正内容です。

これは、ギアをしっかりかみ合わせ、税金という燃料の無駄をなくし、
燃費のいい車
にすることです。

私は今回の組織改正の中で、最も大切なことだと考えています。


・・・こうして改めて、文章にしてみると
結構、無理な例えもあったように思います。(中盤はグダグダですし

ただ、言いたかったことは、
市民はどんな車を選ぶでしょうか? ということです。

逆に、市役所・議会は、
市民という大切な乗客を乗せて走るために、、
どのように、和光市役所という車にチューニングを施してしていくべきか?
ということです。

 
今回の組織改正が和光市という車の最終形だとは思いません。
この先も、状況に応じて、組織を見直していかなければなりません。


ただ、現時点において、今回の提案は
政策的課題の実現、あるいは将来の問題点を解消、
そして、財政の維持という安全運転を続けるために
必要な組織改正の第一歩
だと、私は考えます。

 
 
今回の組織改正が、今の和光の財政状況を乗り切り、
そんな厳しい状況の中でも、
豊かな市民生活を実現するものと考えるから、私は賛成しました。


・・・もちろん、反対する議員の意見の中には、
「市民のために反対します。」
「職員のためにも反対します。」という言葉が出てきます。


どっちが、市民のための判断か? なんてことは
私が述べることも出来ません。


代わりに言いたいことがあるとすれば・・・
議会を見に来て欲しいのです!

そして、市民の皆さま一人ひとりの感覚で、
今、議会で起きていることに触れてほしい、そう願っています。



追記:

今、「議会を見に来てほしい!」と話しましたが、
次のブログでは、まさにそれを実行している「議会ウォッチャー」
シンポジウムを取り上げたいと思います。

シンポジウムのタイトルは、
「賢い市民が議会を救う
落とせ!ダメ議員 ~まずは “議員仕分け” をしよう~」
 
です。


 
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