井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2014.06.15
こんにちは。

先日、【警察危機管理防災委員会】の視察で
福島に行ってきた旨をご報告しましたが、
実は和光に戻って3日後には、次の視察に出発しました。

今回は、会派「刷新の会」の会派視察です。

3箇所を回る視察でしたので3回に分けてご報告します。

今回、私が会派を代表して報告をまとめる役目でしたので
そちらをベースに視察報告に代えたいと思います。


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【株式会社まちづくり岡崎】


視察内容 「まちゼミの取り組みについて」




 


●“まちゼミ”とは


 愛知県岡崎市では、かつて通行人同士がぶつかり合うほど栄えた商店街も近年では通行量は10分の1に減少、また市内で800店あった店舗数も3分の1にまで減少するなど危機的な状況にあった。ジャズフェスティバルや花火大会などのイベント事業は行っていたが、継続的に「来店者」を増やす必要があった。そこで商店街の最大の魅力である「人=店主・スタッフ」に注目し、各商店が講師となり、各店の専門知識を無料の講義形式で提供する“まちゼミ”事業を始めた。


 各講義は1時間程度で、実技や経験を織り交ぜた参加型の講義である。その際のポイントは「販売は行わない」という点であり、ファンづくりに徹底している点である。



 


●「買い手・売り手・世間よし」の三方よし


お客にとっては、無料で知識が得られて楽しい、というのが最大のメリットであるが、その他にも新しいお店の開拓、仲間との出会い・交流の場にもなっている。


お店にとっては、その場での販売は行わないが、店や商品のことを知ってもらい「新規見込み客」の確保に繋がる。即効性はなくとも実績を伺うと確実に売り上げ貢献に寄与しているという。


 また商店街全体としても、市街地エリア全体のイメージアップになる他、まちゼミ実施店同士の連携やコラボレーションが生まれ、まちの連帯感アップに繋がっている。


 


●まちゼミの普及にあたって


 現在、埼玉県でも川口市、川越市、東松山市、深谷市で実績がある。今後、新たにまちゼミを行う場合は、その趣旨(例:販売は行わない等)を十分に理解した上で継続的に取り組むことが重要である。導入時には、行政による補助金やマスコミによる周知などが得られると事業成功に繋がりやすい。


 


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ちなみに、和光市で行っている「和こたん」にも通じるものがありました。
和こたんはNPOなどの商店以外も行っていますが、
それを商店に特化したイメージをもっていただけるといいかと思います。


明日は、「愛知県庁」にて伺った『減税基金事業』について
ご報告致します。







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