井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.12.29
こんにちは。

さて、今日は一般質問、7つのテーマの最後のテーマ
「市民参加」についてご報告したいと思います。

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昨日お伝えした、「公共施設の使用料見直し」について
市は パブリックコメント を実施しました。

これは、市民の声を市政に反省させる手段の一つで、
市の政策案に対して、<郵送><メール><FAX>などで
意見を届けることができます。

今回の使用料については、直接影響を受ける方が多いということもあり、
(また、市の考えていた政策案に反対する意見も多かったため)、
100件を超えるパブリックコメントが届きました。

今回のことで、初めてパブリックコメントを届けた、という人も多かったと思います。

しかし、

●「パブリックコメント・・・ってなんだか難しいそう」
●「『意見に対する回答を公表します』ってあるけど、名前まで明かされちゃうのかしら?」

これは、市民の方からご相談を受けた時におっしゃってた言葉です。
このパブリックコメントはまだまだ市民には遠い存在です。

私はこれからの市政は、
市民の声をいかに聞くことができるかが肝心だと思います。

そこで、今回の一般質問最終テーマで、
このパブリックコメントをはじめ、様々な手法で市民参加を推進出来ないか、
取り上げることにしました。


Q1、パブリックコメントの市民への浸透をどう捉えるか?
また、今後の推進のため、どのような施策を行うか?

A1、これまで十分に活用されてこなかったと思う。
今後は、広報やホームページなど、今以上に丁寧に掲載したい。


Q2、今回のパブリックコメントは、公共施設に
募集期間等の情報を貼り出したが、今後も
決まった『掲示場所』を設けてはどうか?

A2、提案が可能かどうか、検討してみます。


Q3、市発行のメールマガジンを考えてはどうか?
携帯で読むことができたり、Webアンケートと連携させては?

A3来年度以降、市のホームページの機能変更を予定している。
その際に、合わせて検討したい。


Q4、市民講座や市政情報をケーブルテレビや
ネット配信する「行政番組」を作ってはどうか?
(※私が視察にった、東近江市でも一部導入していました。)

A4、「番組」として編集するには、技術もスタッフもいる。
すぐに実施は難しいが、将来的な取り組みとして検討したい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


以上で、私の12月議会の一般質問についての
ご報告を終わります。



さて、本年2月18日から本格的に始めた
「井上わたるの和光ブログ」も、皆さまのおかげで
ここまで綴ることができました。

本年の更新は今日で最終にさせていただきます。

年明け(4日or 5日頃)、新年のご挨拶、新たな決意とともに
再開させていてだきます。

来年は、今以上に皆さまのお力になれるよう、
一生懸命努めてまいりたいと思います。


それでは、良い年をお迎えください。


                   平成19年12月29日 
                   和光市議会議員  井上航




2007.12.28
こんばんは。

さて、12月議会の一般質問報告も
残すところ、今日明日の2日間となりました。

今日はテーマ6公共施設の使用料見直しについて
ご報告致します。


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「公共施設の使用料見直し」については、
このブログでも、

・10月20日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/174/
・10月25日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/180/
・11月 8日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/190/

に取り上げさせていただきました。


今回の市役所側の主張を ざっくり お話ししますと・・・


公民館や地域センターは、税金で維持・管理している。
しかし、公民館を維持していくには、多大なお金がかかる・・・

原則、「使用料」を定めてはいるが、開設当時の古い設定だし、
市内の団体の多くは、使用料を免除するような仕組みも取っているため、
使用料はほとんど徴収していない。

だが、この公民館等の公共施設・・・全く使っていない人もいる。

その使っていない人たちから見れば、使っている人たちの光熱費などを含めた
使用料を税金で負担するとなると、
「俺たち使ってないのに、使っている人だけ恩恵を受けてズルい。不公平だ
と思う人もいるだろう・・・

そうだ!! それなら、実際に使っている人・団体に使用料を負担してもらえばいいんだ!
受益者負担なら、公平性が図れるぞ!



・・・絵文字まで使って、非常~に、ざっくりと表してみました。


これに対して、私は

〇この件を市民に知らせる上での「広報のあり方」について
〇稼働率について

というテーマで質問を行ないました。


Q1、今回、広報第1弾(10月号)では、周知の仕方が
不十分であった、という声が市民から寄せられ、追加措置をとった。
その経緯を経て、今後の広報をどう行うか?

A1、当初の計画では不足であったという認識を持ち、追加対応しました。
今後のこの件の広報でも、慎重を期したい。


Q2、12月広報でも「詳しくは市のホームページで」
のような掲載内容が多いように感じる。
(紙面の関係があることは承知しているが)
広報単独で完結できる紙面作りをお願いしたい。

A2、紙面の都合や原稿締め切りなどのため、やむを得ない場合も
あるが、極力、広報を情報源としている方々のためにも工夫をしたい。



【井上の対応】
今後、市民の意見を取り入れて方針の修正などを行うが、
その結果を、改めて説明する「場」を設けるよう提案させていただきました。



Q3、使用料をとるのならば、稼働率は下がらないか?
それによって、益々全体の使用料徴収は低下するのでは?


A3「Web予約システムの拡大」「市外料金の撤廃」などで
使用頻度を高めます。


Q4、稼働率は、料金設定に反映されていないが、
その算出根拠は妥当か?


A4民間施設
とは違うので、利用者の支払いで全てを補う必要はない。
だから、使用料設定に、稼働率を組み入れる必要はない。


【井上の感想】
この「Q3&Q4」を聞いて、私は十分に納得はできませんでした。

まず、市の言う、「Web予約システムの拡大」 「市外料金の撤廃」
進めたとしても、稼働率は上がるどころか、利用団体に負担が増えれば、
減っていくと思っています。

この点で、導入後の影響の分析が足りないように感じるのです。


そして、「A4」では、「利用者の支払いで全てを補う必要はない」、と言っています。

財政が厳しく、施設維持のためには、利用者負担も仕方ない・・・
というのであれば別ですが、実際、仮に導入しても、数百万円程度の収入が
入るだけ、という試算がされています。

利用状況に関係なく、
維持管理コストの部分だけを、施設面積などで割り出しているのですが・・・
それが将来的に持続できる算出根拠とは私は思えないのです。


さて、そうなると、市の最大の主張は「受益者負担の徹底」ということです。

・・・ですが、私は現時点では、そのことよりも、

「市役所や地域センターなど公共施設が、地域交流や
健康増進などに積極的に利用されること」
のほうが重要だと思っています。


今後、市は市民の皆さまから寄せられた意見 (=パブリックコメント) をもとに
(※100件を超えているそうです!おそらく和光市新記録!)
<案>を修正し、2月頃の公表します。

この件は引き続き、ご報告していきたいと思います。



 
2007.12.27
こんばんは。

12月議会の報告をまとめた『配るホームページ 第9号』が
本日届きました。

この第9号は、年明け 1月7日(月)~
和光市駅や成増駅、またはポスティングにてお届けしてまいります。

(※ホームページ上へのUPは1月中旬頃を予定しております。)


さて、それでは、本日は12月一般質問
テーマ5 「総合福祉会館の交通対策」についてをご報告致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

総合福祉会館は、司法研修所近く、
外環道路上部利用の施設です。

このテーマは、11月中旬には既に取り上げようと決めていました。
キッカケは市民の方からの相談です。

その模様は、11月18日のブログにも書きましたので、
よろしければ合わせてご覧ください。
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/199/



Q1、施設建物の入り口にバス停を新設し、
高齢者福祉センターのバスが通る経路と同じコースを走り、
二軒新田に再び抜けるように、コースを変更してはどうか?


A1、変更した場合、「南一丁目」バス停が廃止される。
そうした影響も考えて検討したい。


Q2、具体的な二軒新田バス停や南一丁目のバス停
利用状況の把握はあるのか?
また、施設構内へのバス侵入は
バスのサイズから考えた場合、可能か?

A2、各バス停の利用状況は調査していません。
バスの侵入の可否は実際に走らせてみないとわかりません。


【井上の対応】
・・・おそらく、こういう回答になることは想像していました。
そこで、私は事前に調査を行ない、

●循環バスの運転手さんへの聞き取り調査
●循環バスの規格調査

をしていました。



Q3、(聞き取り調査によると)、南一丁目の
循環バス利用者の乗降者数は
『1日平均 多くて3~4名程度』と聞いているが・・・?

Q4、(規格調査によると)、実際に施設内侵入している
他のバスとサイズ的には問題ないと思われるが・・・?

A3&4早急に関係部署、バス運行会社と調整し、検証します。


【井上の感想】
こういう回答を引き出せたのは、非常によかったと思います。

もちろん、この市内循環バスの路線変更は、
他の地点とも併せて行うと考えられます。

そのためにも、今回提案したバス停の利用状況調査を実施し、
活かしてほしいと思います。


Q5、施設周辺は、外環側道が走り、危険な地点である。
標識の設置など、何か安全対策をとれないか?

A5実地調査の上、路面標示、標識などを含めて
対策を検討したいと思います。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


以上が、このテーマでの主なやり取りです。

この一般質問がきっかけで、少しずつでも
対応策が形になっていったら良いな、と思っています。



 



2007.12.24
こんにちは。


今日はクリスマスイブです。
(なので、このブログも今日は絵文字多用で華やかにしてみます。)

私は、昨年までは介護施設 (=特別養護老人ホームや有料老人ホーム) を回って
そこで働く介護ヘルパーさんや看護師を派遣する仕事をしていました。

こうした高齢者施設は、季節ごとのイベントや飾り付けが盛んで、
この時期、営業で回っていると、ツリーが飾られていたり、とても華やかなのです。

今、思いだしても、とても季節感を感じられる仕事だったと思っています


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、それでは、今日は一般質問で取り上げた
「自転車利用について」をご報告したいと思います。


このテーマを取り挙げるきっかけになったのは、
11月10日(土)に開催した「会派タウンミーティング」です。

参加者の方から、
「今度、道路交通法が改正されて、自転車は車道通行になるって聞いたわ。
でも、危ないし、大丈夫なのかしら???」
というお話が出ました。

このことと、他の自転車に関わる政策を一緒に取り上げようと考え、
今回のテーマにしました。


ちなみに、改正では、“原則車道”という方針が示されましたが、
・道が狭い場合
・大型車の通行が多い場合
・幼児、高齢者が運転する場合

などは、歩道通行が認められる、ということになっています。

※和光市の場合、ほとんどの道路がこれらのケースに当たると思われます。
そのため、この改正での実質的な影響はほとんどないと考えられます。


Q1、「道路交通法の改正」を受けて、安全対策をどう進めるか?

A1、警察との協議し、安全最優先で広報・啓発を行う。


Q2、北口整備で、歩行者・自転車・そして自動車の分離が
採り入れられた道路設計はできないか?

A2、完全な分離は難しい状態です。
しかし、駅につながる幹線道路は、道幅を大きく確保し、歩道も
自転車・歩行者が少しでも通行しやすい環境にしたいと思います。
北口幹線道路については、4m幅員を計画しております。


Q3、「無灯火自転車」への安全対策はとれないか

※駅前通りで、15分間の定置調査を行ってみたところ、
64台中 12台が無灯火運転でした。


A3、朝霞警察との連携し、指導・啓発活動を行う。



Q4、和光市駅前の放置自転車対策、どう進める

A4、ポールの設置で対応したが、今度は駅構内にまで
自転車が入ってくる結果になった。(特に土日は多い。)
再度、鉄道事業者と協議して、対策を強化したいと思います。



Q5、放置自転車を減らすためにも、地下駐輪場を
もっと使いやすくすべきではないか?
例:イトーヨーカドーの3時間無料⇒その後、加算式
例:電動機付き自転車やチャイルドシート対応の置き場の拡張など

A5、まずは、稼働率が、一時利用・定期ともに70%台なので、
利用促進も含めて、広報していきます。
また、設備については、今後の修繕計画にも活かしていきたいと思います。



Q6、司法研修所前バス停の、多数の無断駐輪を把握しているか?
なにか対策は取れないか?

A6、把握しています。平均30台程度。
この場所は、小学校の通学路にもなっているので、安全対策や
啓発活動を行ない、対策を取ってまいります。


【井上の考え】
ただ「規制」をするのではなく、私はこれを逆手にとって、
この場所を、公式な自転車からバスへの乗り継ぎスポットとして整備して、
「サイクル&バスライド」を導入してはどうか、と提案させていただきました。
    ↓
  駅中心部に乗り入れる自転車を減らすことにも繋がります。



Q7、撤去自転車(年間340台近く)を有効活用し、
フリーサイクルを取り入れられ
ないか?
目的:
①放置自転車の再利用
②転入・転出の多い和光市の特徴から、個人所有自転車を減らす。
③樹林公園や新倉ふるさと民家園の市外からの観光用に使えないか?


A7、他の先進自治体の取り組みを参考にして、研究します。



<おわりに。>
絵文字多用しようとおもったんですが、大して使えませんでした
それでは、、皆さま、よいクリスマスをお過ごしください。
※明日の更新は控えさせていただきます。


 
2007.12.23
こんばんは。

今日から3連休です。
和光の街も、チキンやケーキが店頭販売されていたり、
 クリスマスモード  一色ですね


さて、12月議会の一般質問のテーマごとの報告を行なっていますが、
気付けば年内もあと1週間。。。

小出しにし過ぎたのか・・・ギリギリ年内に間に合うくらいのペースに
なってまいりました。

クリスマス連休ではありますが、報告をさせていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日ご報告するのは、「緑化政策」です。
お相手の部署は、市民環境部です。



Q1、「保全緑地」を平成22年になった時、
平成15年当時より減らさないといっているが、
現時点で達成できているのか?


A1
平成15年    1,548,945㎡
平成19年現在 1,556,139㎡  ⇒7,194㎡増加している。


Q2、では、農地も同じく「削減率を10%に留める」と
しているが、目標は達成できているのか?

A2、既に多くが宅地化され、目標の達成は難しくなっています。


Q3保全緑地だけを切り口にしていては、増加傾向とも取りうる。
より実感に近い、緑被率を用いて、和光の実態を掴んでいるか?
               ※一般的に、
                「樹木や草地、農地や屋上緑化の緑の面積を
                全行政面積で割った比率」

                平成15年当時 25%

A3
調査は行なっておりません。(平成22年に実施を検討していません。)
仮に算出するとしたら、25%よりも大幅に減っている。


【井上の考え】
市街地化が進む和光市では、屋上緑化も
緑化政策のひとつとなり得る、と考えます。そこで、「屋上緑化」に話題を移す。


Q4、和光市の屋上緑化の取り組みは?

A4
しらこ保育園、総合福祉会館、境浄水場、総合体育館で実施。
民間施設では、本田技研工業(和光本社&和光研究所)で実施。

また、現在改築中の新倉小学校の一部にも導入予定。


   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


上記の確認の上で、私は次の点を指摘・提案させていただきました。

〇導入後の管理、指導に市も一定の責任を持つこと。
〇経費上の面を配慮し、推進を行うこと。
〇渋谷区などの先進例を参考に、「条例」「補助制度」などを整えること。
〇学校等に導入する場合、教材として、有効活用すること


また、先進的な取り組みをしている渋谷区とは、
来年6月の地下鉄「副都心線延線」で繋がるので、
屋上緑化をテーマにした自治体交流も提案させていただきました。


このテーマについては、以上です。





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