井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2025.03.05
その①に続いて、その②です。
新聞記事にあるように、追認議案については「賛成少数」ですので、賛成した議員も居たし、否決とした議員も居たということです。その上で否決とした議員が多かった、ということです。
(ちなみに、県議会の2月定例会には、県議会でも全議員の賛否一覧を公表してほしい、という陳情が届きました。※会派単位では公表しています。)
その①で申し上げた「全市町村で事例があった市町村及び市町村教育委員会はどこか。」を一覧にしたのが、今回ご紹介する一覧です。
表の一番右に「採決結果」が出ていますが、和光市議会以外は、いずれも【原案可決】となっております。
なお、埼玉県だけでなく、都道府県は、幸いにして予算規模が大きいので、他県でも同様のケースはほぼ発生していないことも調査で明確になりました。
(※新潟県では県糸魚川地域振興局が発注した糸魚川市での地すべり対策の工事について、県議会での議決を得ずに契約を締結していたことが分かりました。関係議案を開会中の県議会2月定例会に提出しているということです。)
調査によって、議会の議決を経ない…という事例は過去になく、あっても購入ではなく「処分」の事例が昭和30年に在ったっきりです。
調査報告は以上です。
以降は一市民としての意見ですが、和光市議会3月定例会では、この事案に端を発する市長と教育長の減給議案が出ています。
その行方も気になるところですが、私としては、こうした全国で唯一の、また地方自治の歴史上初となる事態が生じることとなった市議会の対応を注視したいと思います。
2025.03.05
令和6年6月24日、東京都小平市が、議会の承認を経ずに教師用指導書を購入したことを発表して以降、全国で同様の事案が発覚しました。
以下は新聞記事の引用ですが
とあるように、和光市議会では、この追認議案を否決しました。
このケースを踏まえ、県の契約などの部署や教育委員会、そして議会事務局の協力も得て、以下の点を調査してきました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Q1 埼玉県及び県教育委員会として、その事案が在ったか。
Q2 同様の事案があった市町村 及び 市町村教育委員会はどこか。
Q3 発生したほとんどの事案で「財産の取得(追認)」の議案が提出され、議会によって追認されている。和光市ではそれが追認されなかった。このような事例は県内であるか。また、全国に目を向けた場合でも、そのような事案はあるか。
Q4 追認されない場合、どのような状態といえるか。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
これらについて、ちょうど昨日、回答が出揃いました。
これらを見ると、和光市議会での対応がいかにイレギュラーであったか分かるかと思います。
今回の「その①」では、その回答をテキストでご紹介し、その上で、画像で川越市と三芳町でのこの事案に関する質疑応答を紹介したいと思います。
この話は、次回に続きます。
なお、以下に登場する資料1はこのあとアップします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
調査依頼
(議会の議決を経ずに物品購入した事案)について
Q1 埼玉県及び県教育委員会として、その事案が在ったか。
A1 事案の存否については、県議会において購入に議決が必要な物品に対する追認議案(以下、「追認議案」)の存否としての観点で確認したところ、追認議案の提出はありませんでした。
なお、確認の対象期間については、東京都小平市が、議会の承認を経ずに教師用指導書を購入したことを発表した令和6年6月24日以降としています。
Q2 全市町村で事例があった市町村及び市町村教育委員会はどこか。
A2 事例の存否については、A1と同様に追認議案の存否について確認を行ったところ、別添資料1のとおりとなっています。
Q3 発生したほとんどの事案で「財産の取得(追認)」の議案が提出され、議会によって追認されている。和光市ではそれが追認されなかった。このような事例は県内であるか。また、全国に目を向けた場合でも、そのような事案はあるか。
A3 県内市町村の追認議案の議決結果については、別添資料1のとおりです。
また、追認議案が否決された場合は新聞等での記事となる可能性が高いと考えられますが、インターネット上での情報や主要な新聞記事を検索しましたが、追認議案の否決事例については、和光市以外は該当がありませんでした。
Q4 追認されない場合、どのような状態といえるか。(違法状態となるのか)
A4 地方自治法第96条第1項第8号により、条例で定める財産の取得又は処分については、議会の議決を要することとなっています。
財産の取得に関する議会の議決を経ていない場合の行政実例・判例は今のところありませんが、財産の処分に関し、議決を経ないで行った村有財産の売却処分を無効とした行政実例があります(昭和30.5.19 自丁行発第80号 三重県総務部長宛 行政課長回答)。
なお、参考として、県内市町村の追認議案の審議の中で、追認が否決された場合の質疑が行われたものについて、別添のとおり答弁が行われています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2025.02.15
和光市全域の、新聞各社の朝刊に、最新号である「配るホームページ第87号」を折り込みますので市内の方は是非チェックしてみてください。
今、埼玉県立浦和高校の校歌指導問題が一部のメディアで報じられていますが、これと共学化議論を絡めるのは、少なくとも県教育委員会はしてはいけないと思っています。
そもそも、今回の男女共同参画苦情処理委員が「条約違反ではない」と把握しながら、全別学校(男子校・女子校)に対して一律共学化するように求めたのが間違いです。
それに加えて、今回の新聞報道です。
これ以上、今の現役高校生のためにも、本質と異なる議論を挟まないでいただきたい。
普段、私のSNSやネット発信に接しない和光市の皆さまにも、是非埼玉県で今起きている別学を有する県立高校の魅力を減らすことに繋がる一連の動きを知っていただき、自身のお子さんやお孫さんのためにも、多様な選択肢を残す、という想いに共感していただければと思います。
なお、チラシは、明日の新聞折込の他にも、ポスティングや駅立ちでも配りますが、私のHPでも先行公開しています。
こちらからも是非、ご覧ください。
私が続けてきた「県立高校共学化を巡る議論」に関する発信に対して寄せてただいた県民の皆さまの声も紹介させていただいてます。
2025.02.15
県は昨日の発表で、
「新河岸川水循環センター(和光市)につながる下水道で3か所の異常というのは、
・富士見市内の下水道管1カ所
である」
ことを明らかにしました。
とはいえ、下水道管が長く通じている・・・ということは、どこかで八潮と同様の事案があれば、上流でも下流でも大きく影響が出る・・・ということです。
和光にも関する重大事案として、県議会等でしっかり今後について提案していきたいと思います。
(参考)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250214-OYT1T50178/
(参考)
埼玉県内の下水道管、富士見市と川越市の計3か所で腐食などの異常…陥没事故以前に発見済み
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250214-OYT1T50178/
2025.02.14
「埼玉県内の3か所で腐食等が確認された。いずれも埼玉県和光市にある下水処理場に繋がる管の一部。(以下略)」
とあるため、和光市内での出来事のようにも読み取れますが和光市内とは言っておりません。
詳細はこの後発表される予定と聞いています。
今は国土交通省が全国向けに発信した内容があるので
そちらをご紹介します。
埼玉県八潮市の道路陥没事故を踏まえた緊急点検結果等を公表します
~下水道管路に起因する道路陥没事故の未然防止に向けて~
https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000629.htmlしばし冷静に情報をお待ちください。
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