井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.06.17

こんにちは。
(昨日、16日〔土曜日〕はブログをお休みさせていただきました。)

さて、私自身の一般質問は終わったので、
この週末は資料の整理や、本を読むなどに時間を使っています。


それと、昨日は
和光市図書館講座 『裁判員制度について』に参加してきました。
(参加者は、20名程度だったと思います。)

平成21年から開始する「裁判員制度」、
これは、国民が刑事裁判に参加し、
・有罪かどうか?
・有罪ならば、どのような刑にするべきか?(実刑か、執行猶予か?)
を決める新しい司法制度です。

もともと、裁判が身近ではないことや、
一般市民の感覚で、事件を見つめることの必要性から導入されることになりました。


この日の講座は、さいたま地方裁判所の方がいらしていて、
「裁判員制度」を題材にした
●映画 『裁判員』 を1時間見る
●その後、質疑応答 という内容でした。

簡単にまとめると、
裁判員になる可能性のある人⇒選挙権を持つほぼ全員 です。

そして、その中から電子抽選がされて、裁判員候補者が決まります。
この時点では、まだ正式に決定ではありません。
裁判長との面接を通して、決まります。

もちろん、事情があって辞退することも出来ますが、条件は限られています。
逆に偏った考えや価値観を持っていると判断された場合は、
検察官・弁護士が「この人はちょっと・・・」と除外することも出来ます。

ちなみに。私も選ばれる可能性はあります。
但し、「地方公共団体の議会の議員は、議会中に限り、辞退できる」という
取り決めがあるそうです。

映画では、放火を犯した被告人を有罪かどうか、そして、どのような刑が適当か?を
6人の裁判+3人の裁判が評議をして決める、という設定でした。

自分で自首してきたので、有罪は決定的。
その上での、量刑を決めます。

最初は情状酌量の余地がある・・・として、執行猶予が認められそうだったのですが、
放火の後、場合によっては死人が出るかもしれないことをわかっておきながら、
犯人は現場から逃げた
、ということを主人公のサラリーマンが聞き出し、
結果、実刑が適当である、という結論に達する・・・という話でした。

この映画では、全員一致で結論が出ましたが、
実際には様々な考え方がぶつかり、そうは行かないかもしれません。

なんにしても、人の人生を決めることになる、裁判員制度。
選ばれる可能性は決して高くありませんが、
国民一人一人が、しっかりと理解しておかないと
身近な司法・裁判なんていうのは実現できるはずがありません。

私も、これからもこの制度については、勉強を続けていきたいと思います。


※今回の説明は随分と端折って説明しています。
その点、何卒ご了承ください。

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