井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2008.12.15
こんばんは。

先日の委員会のブログ
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/439/
の最後で、「陳情」の話をしました。

今日はこの話です。


今回の議会では、私の所属する文教厚生委員会に
陳情が2本提出されました。(同じ方から2本。)


陳情 とは、要望・意見を綴ったものです。

陳情のスタイルには
大きく分けると、2パターンあるように思います。


パターンAは、
「国に対して和光市議会から意見を上げてほしい」というもの。

パターンBは、
「和光市役所に対して、○○を改善・実現することを希望するので、
議会としても私たちの声に賛同してほしい。」

というスタイルです。


今回の2本は、介護保険制度に関するもので、

1本目は、パターンA
「国に対して、介護労働者の給与にも影響する介護報酬を上げることを
求める意見書を出してほしい。
(その上で、その増額分が、介護保険料に跳ね返らないように。)というもの。

2本目は、パターンB
「和光市が決める介護保険料を低所得者の負担にならないようにして」
というものでした。


私も介護保険は常に取り組んでいます。
ですので、同様の問題意識を持っています。

ただ今回私は、パターンAのほうは反対、
パターンBは、その考え方・意向を汲みます…という意味での「趣旨採択」という
立場を取りました。


介護報酬引き上げ意見書提出に反対した理由、
それは、既に6月議会で提出しているからです。

http://inouewataru.com/ikensyo.html



こうした意見書は全国から寄せられたと聞きました。
その後、こうした声を受けて、国は介護報酬引き上げの方針を決めました。

・・・もちろん、もっと引き上げてもいいとも思います。


ただ、仮に、この意見書を議会最終日に可決して、提出したとしても
厚生労働省に届くのは、年末若しくは年始。。。

さすがにもう、国の最終決定のリミットなのです。



もう1つのほうは、今現在、市民参加で
報酬のあり方を審議している真っ最中なのです。

なので、このタイミングで議会として声を上げるというのは
ちょっと見送るべきだと思いました。


そういうわけで、委員会としても「否決」と「趣旨採択」となりました。



以上が、今回の陳情に対するご報告です。

本当は、ここ数日長い文章になってたので、短くまとめようと思ってたのですが・・・・
やっぱり長くなってしまいました (^_^;)

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