井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2007.03.24
こんにちは。


本日は日中、自転車にて市内を回っておりました。

足を止めて話を聞いてくださった皆様、
自動車から手を振ってくださった皆様、ありがとうございます。


さて、午後からは「新倉ふるさと民家園」で開催された
和光在住外国人と野木市長の懇談会の様子を見に行きました。

この『懇談会』は、2月に市役所で傍聴した
「国際化推進懇話会」(=いわゆる審議会)で話題にのぼったもので、
気になっていたイベントでした。


参加されたのは、韓国や中国、欧米出身の方で
現在、和光市内在住(元在住の方も含む)の10人程です。

コミュニケーションは日本語と英語。
日本語を話せる方が多かったため、主に日本語のやり取りでした。
(※話せない方のために通訳担当の方も来ていました。)


自己紹介の後、
・『市長へ質問』
・『(市長から)和光に住んでいて不自由なことはないですか?』
というテーマで話は進みました。

面白いのは、(当然のことですが)
皆さまが“自国との比較”の上で、和光市を見ているということです。

例えば、次のような意見がありました。

●駅前に広場・公園がない。
●公園のひとつひとつが小さい
●街にゴミが多い(=ポイ捨てしている)

駅の公共スペースや公園が狭いのは
土地の少ない日本では当たり前のことですが、
どこかそれを理由に諦めてしまっているのではないかと、
考えさせられます。

中でも、一番印象に残ったのが、女性の方の意見で、

●和光市駅は・・・“普通”ですよね。
という意見です。

その方の自国や日本の他の駅を比べると「色がない」そうです。

南口・・・開けてるけど、普通。
北口・・・開けておらず。不便さがあり、静かで閑静、というわけではなく普通。
ということです。



また、「市政への要望」として、皆さまが共通してあげていたのは、
やはり、『言葉の壁』です。

●子供が学校に通っているが、クラスでの出来事や行事について、
また学区変更などがあっても、学校・市役所に相談しにくい

●日本のルール(法律、税金など)がわからない

●地震の時、どうしていいかわからない

といった「声」がありました。

私から見て、今日参加されていた方の日本語はかなり上手です。
そのような方が、不便を感じている以上、多くの外国人の方に
共通する課題です。

特に地震の避難情報やあとは病院などの情報は命に関わるため、
和光に暮らし始める際には、しっかりと(わかる言語で)伝えていくことが
自治体の務めだと、考えます。


今日の懇談会は、政策を決めていく上でも、大変参考になりました。

懇親会の後、開催された『箏と尺八コンサート』を聞きました。
大学時代、京都でよく聞いたのでとても懐かしい思いにも浸れました。


(写真は民家園に飾られていた「花飾り」と
「建物の中」の写真です。)



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