井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2010.06.24
こんばんは。

和光市議会では、前回の3年前の選挙の後、
各会派が議会改革のアイディアを持ち寄る形
議会運営委員会での議論が進められてきました。
 

その1つの節目が、
議会基本条例 の制定です。

「議会基本条例とは?」の詳しい説明は、
市議会のホームページに委ねたいと思います。

こちらをご覧ください。

http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/giji/sigi_main/_9232.html



なお、私が条例の制定を「ゴール」でなく、「節目」と言ったのは
この条例を策定することで、新たな義務がスタートするから、です。

条例が出来れば、たとえ、次の選挙で
議会のメンバーが変わっても、
その条例に綴られたことは守らなければなりません。


そのために、「申し合わせ事項」で留まるのではなく、
条例化の必要があるのです。


 
さて。
 
制定までの
今後の議会運営委員会の日程 をお話します。
 
なお、ツイッターにも書きましたが、
( http://twitter.com/inouewataru/ )
先日(6/23・水)の議運で
市民の皆様に見ていただく状態まで
「議会基本条例の素案」を整えることができました。
 
 
次回、6/30(水)の10時に議運を開き、
そこで、最終確認をして、その後、
ホームページにもアップされる見通しです。
 
※つまり、7/19の説明会よりも前に
公開される予定です。
 
 
その後、7/9(金)にも議運がありますが、
これが「議会だより」の編集がメインの予定です。
 
 
…とは言え、この他にも
「説明会(※詳しくは後述)」に向けた準備や打ち合わせが必要なので
上記とは別で日程を設けることもあるかもしれない、
とは思っています。


前回の「議会報告会」も複数回の打ち合わせを経て
ようやく準備が整い、実施できました。

今回は、「なるべく事務局職員に頼らない!」
をコンセプトに掲げていますので、準備時間が増えそうです。

 
 
実際のところ、条例の内容を巡っての喧々諤々の議論は
昨年の時点でおおよそ終えており
前回・前々回の2回の議運も、条文としての「成文化」の
作業をメインに行ないました。
 
 
ここまでの過程で、
市民の皆様の意見を聞くのは、
昨年の7月に開催した「廣瀬 克哉  法政大学教授」を招いての
「議会基本条例に関する公開講演会」での
アンケート以来
です。

※議会報告会でも、少し話題は出ましたが…。

一方で、先進市と言われる自治体の策定過程では、
もっと市民を巻き込んでの経緯があるところもあります。


逆に、条例制定まで、一回も市民に意見を聞かなかった
自治体もあります。(例:松戸市)




説明会は、

日時 
平成22年7月19日(月曜日・祝日)

午後の部
13時15分~受付開始
13時30分~15時30分 坂下公民館 新館2階 視聴覚室
 

夜間の部
18時15分 ~ 受付開始
18時30分 ~20時30分 中央公民館 2階 会議室1


で開催します。

加えて、パブリックコメントも行ないます。


限られた時間・機会かもしれませんが、
私は、意見交換の機会が最も重要と、考えています。


どうか、皆さまに関心を寄せていただきたいと思っています。



ちなみに。

個人的には「説明会」という名称より、
素案に対して市民の皆さまから意見を伺うという姿勢を
前面に打ち出した「意見交換会」
という名称をPUSHしてたのですが、調整の結果、
「説明会」で落ち着きました。。。


どちらにしても、名称だけの話です。

“説明”をした上で、
“意見交換をする”という内容も、割く時間も一緒
なのですが、
私なりのこだわりの一つで、提案をしていました。


それでは、日時が近付いたら、
また改めて周知しますが、是非皆さまのご来場を
お待ちしています。




2010.04.17
こんにちは。

本日は、和光市議会にとって新たな一歩を踏み出した1日です。

初の試み、“議会報告会(第1回)”が終わりました。

私はしっかりと参加者の方を数えることはできませんでしたが、
議会運営委員長のツイッターによると17名の方が
ご参加くださったようです。


今日の会場は、南運動場の会議室
写真の建物の2階です。
(朝までの雪と雨が、嘘のように晴天です。)





2階に上がる階段には、
こんな看板も出しました。





私は、今回やってみて思ったのは、

進行も、報告も、ご質問への回答も、
会場設営も、撤収も議員全員がやる
…ってコトに

とてもやりがいがあると感じました。


報告会の主な内容は、
【3月定例会の審議内容について】についての報告と、
それらに対する質問です。

①総務常任委員会報告
②市民建設常任委員会報告
③文教厚生常任委員会報告
④その他提案議案報告

の順番で、おおよそ1時間


その後、休憩を取って、
質問のある方には「質問票」を書いていただきました。


この際、「議員の都合の良い質問だけ答えるんじゃないのか?」
(=都合の悪い質問には答えないんじゃないの?)という
意見が、会場から出ました。

次回参加される方のためにも申し上げますが、
そういう趣旨じゃありません。ご安心ください
全部答えました!


例えば、重複する質問があった場合に備えての質問票です。
(※現に、今回も「事業仕分け」に関する質問は複数いただきました。


それと、やってみての実感として、
質問票はあったほうが、少しだけ調べる時間があるし、
同じ委員会の回答者メンバー同士で、確認もできるし、
良い、適切な回答ができた、と思います。


そして、もちろんその質問票をもとにお答えした後、
「さらにご質問はありますか?」とお尋ねしますので、
質問を深めることもできます。


なお、私は今回、
パブリックコメントに関するご質問にお答えさせていただきました。


もちろん、課題もあります。

例えば、パワーポイントの資料を使って説明しますが、
予算の説明等は、もっと写真やイラストを使ったほうが
報告を聞いている方はわかりやすいと思います。

例:「白子分署」の話をする時には、現在地の地図や
外観の写真を映す・・・など、


この先の課題として、議員の皆で
改善策を話し合っていきたいと思います。


多くの質問・提言をいただき、最後には
ご参加の方から、拍手をいただき、第1回目を終わることが出来ました。


最後に。



この写真は、私が今日の議会報告会で
「回答」役を務めるにあたって用意した「想定問答」の資料です。

少しでもわかりやすく、且つ、個人意見でなく
議会としての回答をするためには、本当に準備が必要だな、と
思いました。(あとは、頭の切り替えも。)


そして、次回は

4月25日(日)の10時~ 
坂下公民館の3階講堂にて
第2回を開催
 します。

新倉や下新倉、白子の方、
また、今日は都合で来られなかった方のご参加、
お待ちしております。


なお、私は今回、登壇したので
次回の私のメイン役割は裏方です。



2009.11.12
 おはようございます。

先日のブログでご紹介したように
昨日、11月11日(水)に、特別報酬審議会【第3回=最終回】
行なわれました。

私は、傍聴に行ってきました。
(他にはどなたも来ていなかったです。)

自分の報酬・・・ひいては、自分の議員としての働きっぷりを
どう思われているのか、私はとても意識していますし、
議事録答申書だけでは伝わってこない「生の声」
聞いておきたかったのです。


さて。

それでは、報酬審議会では、どんな結論が出たか?
・・・というと、実は、それはわかりません

というのは、あくまでも、審議会は
各委員が意見を述べ合う場所。

最終的には、この審議会の中で出た声をもとに
委員長が「答申書」にまとめるのです。

そういう意味でも、答申書や議事録だけを見て、議会の態度を
決める・・・というよりも、審議の内容・雰囲気を見ておいて良かったと思います。


内容に触れる前に、先日のブログを
少し訂正をしたいと思います。

先日のブログでは、
「期末手当に議題として触れるか、わからない」
「あくまで月額・年額について議論する」
・・・と書きましたが、
申し訳ありません。勘違いでした。

昨日の審議会で、がっちり議論されました。


結論を言うと、期末手当 及び 普段の報酬についても、
『人事院勧告に合わせて、減額すべき』
ということだと思います。

先程述べたように、最終結果は答申書を見ないとわかりません。
減額率いつから反映しなさい、という適応年月日もまだわかりません。


ただ、私は今回の審議と、ほぼ同じ意見を持っています。

詳しくは、
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/595/

私自身の感覚が、審議会、ひいては市民の代表や有識者の皆さんと
同じであったことに、少しホッとしています。


しかし、その結果は、あくまで落とし所です。
審議会での発言は、もっと手厳しいものでした。

「なぜ非常勤特別職の議員に、期末手当が出るの?」
「民間だと“成果”に応じて支給されるのが、期末手当=賞与じゃないの?」
「議員報酬は生活給なのか?」


というように、「いくら下げるべし!」という意見より、
議員の期末手当の在り方そのもの に話が集中しました。


こうした、制度上の仕組みを説明すると、昭和30年頃にまで遡ります。

だから、そこまでのことは述べませんが、
上がったご意見や、「そう思われていること」について、
真摯に受け止めたいと思います。



ただ、合わせて
「議員は365日、議員としての活動をしている」という言葉や
「若い人が、政治に参入しやすい状況はつくるべきだ」という
言葉をいただきました。

先程のご指摘と共に、こういう温かいご意見も
胸に焼き付けておきたいと思います。


私自身も、議員活動を2年半やってきて、
年齢も30歳になりました。

後に続く若手へ、しっかりと議員活動に専念できる状況を
整えることも、役割の一つになってきたのではないか・・・ということを
意識して活動する必要が出てきたのかもしれない、と思いました。


最後に。

私が、人事院勧告に議会も合わすべき、と言っている
一番の理由を述べて、このテーマを終わりたいと思います。


「人事院勧告」とは、民間の給与と比較して、
国家公務員の給与や期末手当が、高いか低いか?、という話です。


ここでいう、民間とは、ざっくり言うと、社員数や規模の大きい会社です。
中小・零細企業は、この比較対象になっていません。


つまり、
「大手の会社の給与が下がっているから、国家公務員の給与も下げよ。」
と言っているワケで、それよりもっと厳しい状況にいる
中小企業は、もっと苦しいのです。

だから、私は、市職員の給与を人事院勧告に合わせて下げる・・・という
条例が出た時には、賛成をしてきました。

この人事院勧告の統計に含まれない、中小企業で働く人の
状況を考えれば、公務員の給与を下げるという判断はやむを得ない・・・
という考えでした。


だからこそ、今回も議員もこれに従うべきと考えるのです。

そして、つけ加えれば、それを議会が条例提案する形で
実現できれば・・・と思うのです。


この先は、議会全体の調整や時間的なものもあると思います。
その過程の中で出る結論を、いち議員として考えてまいります。






2009.11.10
こんにちは。

昨日の続きです。
(※昨日の「①」を見てない方は、先にご覧下さい。)
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/594/


先に、結論を言いたいと思います。

市議会は、今度の12月議会で期末手当を
0.35か月分、減額する条例を議会自ら提出すべき

だと、私は考えます。

このことを、明日の特別報酬審議会での結論が出る前
私の考えとして、ハッキリ申し上げておきたい、と思っていました。


さて。
それでは、詳しくお話しします。


まず、昨日お話ししたように、

議員の報酬  
月額 34万7,000円  (32位/40市中) 
年額  564万2,220円  (39位/40市中)  
です。


このうち、「年額」というのは、月額×12ヶ月分、の他に
夏と冬の「期末手当」を合わせた額のことを言います。

夏は1.70か月分
冬は1.85か月分 となっています。

夏冬合わせて、3.55か月分です。

この、3.55ヶ月分から、0.35ヶ月分を減らすべき、というのが
私が最初に申し上げたことです。


0.35ヶ月分・・・ってどこから出た数字?」

皆さん、そう考える方と思います。


これは、簡単に言えば、
市の職員が、今年減額されたボーナスと同じ割合です。


国の機関である「人事院」というところが
民間企業との比較をして、国家公務員の給与水準を決めるのですが、
市の職員も、その人事院の発表に合わせて、上げ下げするのです。


今年は、リーマンショック以降の経済危機の影響があって、
民間企業の業績、並びに、ボーナスは激減。

そのため、市の職員のボーナスも、この『人事院勧告』に従い、
0.35ヶ月分、下がることになりました。

「0.35ヶ月」っていうのは、人によって異なりますが、
金額に直すと、10万円~20万円くらいになる数値です。



さて。

夏に市職員の期末手当を減らす条例案が出た時、
私はその条例に賛成しています。

しかし、議員の期末手当を減らすことはありませんでした。


この時点では、夏冬合わせて0.35ヶ月という
合計額が出ていなかった
ため、この時点で提案がなかったことは
ご理解いただきたいと思います。


でも、今回は正式に合計額が出ました。

もちろん、この「人事院勧告」は、市職員向けのもので
必ずしも、議員がこれに連動しなければならない、というワケではありません。


・・・でも、社会全体の情勢、そして、和光市の厳しくなってきた財政を
考えると、この流れに合わせるのが、当然だと思います。

しかも、市長がその減額条例を出すのを待つのではなく、
議会からの条例提案としての成立を、です。




厳しい財政の状況を考えれば、「0.35ヶ月とか甘いこと言ってんなよ!」
お叱りを受けるかも知れませんね。

ただ、まずは位置づけのある数値として
この0.35ヶ月の減額を、議会の総意へと繋げたいと思います。


・・・正直言って、私も議員報酬のみで、政治活動・日々の生活を
しているので、決して楽な話ではないのが本音です。


議員報酬から計算すると、
34万7,000円×0.35ヶ月=12万1,420円になります。

私の活動に置き換えると、
今配っているチラシが、A3版で1枚10円くらい掛かりますから、
チラシ1万2,000枚分の費用に相当します。

これは、普段1回のチラシ発行枚数にほぼ近い数字です。
私にとっての12万円とは、そういう意味でも貴重な金額です。



そして・・・

ここまで、期末手当の話をしてきましたが、
実は、表題の「特別報酬審議会」でこの話が出るかは、わかりません。

上記の私の考えは、報酬審議会の結論がどうあれ、
公務員の人事院勧告に、議会も合わすべきだ、というところから
述べさせてもらいました。



特別報酬審議会では、あくまで、
月額・年額の在り方を議論します。

また、会派の代表者による申し合わせで、
「報酬全般に対しては、報酬審議会での結論が出てから、決めよう」という
ことになっています。


報酬審議会の中でも、

・社会情勢を鑑み、減額すべきだ 

という声と

・県内でも
(人口が同規模の自治体と比べても)低いほうだし、
次回から、定数を4人減らすので、増額も考えられるのでは・・・

という両方の声があります。


この審議会の答申を待って議会で検討する・・・という姿勢について、
私も足並みを揃えることに異論はありません。

でも、例えば、先日、視察に行った「会津若松市議会」では、
議会が市民と共に、【議員報酬を考える政策討論会】を開催して、
市民の意見を取り入れることを始めています。


仮に「減額すべし」という答申が出た場合、それを受けて、
すぐに議会判断で、減額手続きを進めることも必要かと思います。

でも、私は、これを市民と一緒に考えるという会津若松の方法を
今進めている、議会基本条例の制定と合わせて、取り組めたらいいな、と
思っています。


・・・長くなりましたが、私の正直なところでの想いを
綴らせていただきました。


明日、11月11日(水曜日) 10時00分 

から特別報酬審議会が開催されます。

お時間ある方は傍聴されてはいかがでしょうか?





2009.11.09
こんばんは。

いきなりですが、皆さんは「議員」の報酬って

いくらだと思いますか?

そして、

いくらくらいが妥当だと思いますか?


今日と明日は、この話題です。


まずは、このURLから、次のサイトを見てほしいと思います。
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5851/_5852/_5853/gyo_machi_3_1_007.html


特別職報酬等審議会と言います。


ここでは、今さっき話をした議員の報酬だけでなく、
市長、教育長などの給与についても、いくらくらいが妥当か?を話し合います。


※ちなみに。
非常勤職員(=議員)がもらう賃金を「報酬」と呼び、
常勤職員(=市長、教育長)がもらう賃金を「給与」と呼びます。


次回が、実は最終回。
 
平成21年11月11日(水曜日) 10時00分~ 開催されます。

 
ところで、なんでこんな審議会が必要なのか?


まず、
市長や議員の給料・報酬は条例によって決められています。

では、
その条例は誰が提出できるのか?

それは他でもない、市長もしくは議員です。

つまり、
自分たちの給与・報酬を自ら決めることができる・・・ということになります。

それでは、公平に欠くため、
公募の市民や有識者の方に、審議会の場で話し合ってもらい、
その結論を参考に、決めていこうというものなのです。

ちなみに。
一般的に言うと、その市の人口で特別職の給与は決まります。

つまり、
人口の多い市  =給与・報酬が高い
人口の少ない市=給与・報酬が低い  という仕組みになっています。



この記事は2部構成で行きますので、
今日は現状(=いくらか?、そして、埼玉県内でその水準は多い順から数えて何位か?)
お伝えして、明日に繋げます。

市長  月額 84万7,000円 (37位/40市中)  年額  1463万6,160円 (36位/40市中)
議員  月額 34万7,000円 (32位/40市中)  年額    564万2,220円 (39位/40市中)

です。


【追加補足】 ※11月10日追加記載

なお、上記の市長給与ですが、現在の松本市長は
この基準に対して、マニフェストで「給与25%カット(=退職金相当額)を掲げ、
そして、議会でも了承されているため、この額はあくまで、原則としての数字です。

実際に、この額に0.75を掛けた数字が、支給されている金額です。

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