井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2010.09.15
こんにちは。

今日、決算審査特別委員会が終わりました。

明日は「常任委員会」です。

この常任委員会に備えて、先日は
自身の所属していない委員会に関して
質問する「総括質疑」が行われました。

私は10番手として、2つの質問をしました。


1つは、
学童(=保育クラブ)の指定管理者の
指定について。



私は、その指定業者を決める
公開プロポーザルを聞きに行きました。

私が行った時は、5年後の人件費について
ある業者と質疑応答が行われていました。

この業者は、結果、選ばれなかったんですが
「5年間、人件費は上げません。」
(※だから、うちの会社は市に負担をお掛けしません。お得ですよ~)という
プレゼンでした。


ん?

ここで働くと、昇給はないの?

 と、疑問を持ちます。



・・・どうやら、しっかり聞いてみると、
職員の勤続年数や習熟度の応じての昇給は考えているようです。

ただ、職員が上達することで
エリアマネージャーの出番が減るため、そのエリアマネージャーの
給与分を、各職員に転化させる・・・ということだそうです。

この話、その会社の中では
システム化された手法なのかもしれないですが、
どうも、全体の人件費の計画と
考え方の算定が甘いような気がしました。。。


市として、何より、利用する児童や保護者にとっては、
保育クラブの職員が継続的に働いてくれることが一番です。


だからこそ、人件費の在り方を
私は重要視したいと思っていました。


そこで、市と、今回指定の最優先交渉者となった
社会福祉協議会の「人件費」の推移について、
どのように考えているかを、総括で聞きました。



市としては、5年間を一括でガチっと決めず、
年度ごとの調整の中で、見直しも行ないながら、
決定していくという答弁でした。


「なるべくコスト削減をして」・・・という言葉が
何度か出たので、それ一辺倒にならないようにだけ
指摘しました。



あとは、一般会計の補正予算で組まれた
「働きながら、ホームヘルパー2級資格を得る」
という緊急雇用補助金事業
について、
その内容やスケジュールを尋ねました。


4名が、社会福祉協議会の施設で働きながら
春までに資格を取る・・・というプログラムのようです。

雇用対策としても、また人材不足の介護分野への
人材育成という面でも、良い取り組みだと思います。

私も、平成20年12月議会で
「介護人材支援」を提案したことがある
ので、
この取り組みには賛成です。


・・・ただ、私の知っている派遣会社が
春に同じく緊急雇用補助金で、
派遣社員として施設で働き、その後、正職員になる・・・という
プログラムをやりました。

しかし、265名分の求人枠を用意して始めた
このプログラムも

問い合わせ 205名

面接 113名 (※55.1%)

就労 55名 (※26.8%)

直接雇用 17名 (※8.3%)

という結果でした。


今回の和光市の事業は、
4名が対象です。

上記の数値=8%しか継続しない・・・ということで考えると、
4名のうち1名も残らない、ということになってしまいます。


介護の人材不足は顕著な問題ですが、
ミスマッチも大きな問題です。



こうした事例を紹介し、
ミスマッチを行ないように、市や社会福祉協議会で
丁寧なプログラムとして進めていくことを確認しました。



そして。

明日は、この総括をベースに
「委員会」で審議がされます。

傍聴も出来るので、是非お越しください。






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