井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2017.11.11

こんにちは。

さて、9月定例会で最も力を注いだのが、
私たち会派が「紹介議員」となった
「政務活動費の支給を証明する
 領収書の
インターネット公開を求める請願」の成立です。



自動代替テキストはありません。





「請願」は県民からの要望・意見などを議員が「紹介議員」となり、
県議会の議論にする、というものです。



先日、千葉県議会でもこれと同趣旨の請願がなされ、
その時は自民党会派が反対したそうです。



さて、埼玉県議会では、この請願は議会運営委員会で議論が行われました。



(うちの会派では、久喜市選出の石川忠義議員が議運メンバーになっています。)



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主な議運の流れは下記のとおりです。



○冒頭、公明党が「継続審査」を提案



○民進、改革、自民がそれに同調



○主な発言は、



・公明党「インターネット以外も含めて、幅広く議論をすべきで、できるだけ早期にインターネット公開も含めて議論すべき」



・民進党「公明党と同じ。公開方法を議論すべきで、あり方研究会でも開いて継続すべき」



・改革「インターネットで公開すると逆に疑念が生じる。議会事務局の手数も増える。継続審査にすべき」



・自民「政務活動費は議員の調査研究に不可欠。見直しの手法も検討することが必要である。」との意見。



・共産党は「種々あるが、(継続審査で先延ばしにせず)採択すべき」とありました。




○概ね、全会派がインターネット公開だけではなく、他の案件も含めて議論することが必要なので継続すべきという“前向きな継続”とのことでしたので、我が会派も「継続」賛成しました。




○結果、(即時採択の主張を貫いた)共産党を除く全会派で継続を決定しました。



===



その後、本会議最終日(13日・金)でも、
上記と同様の採決結果となり、この請願は『継続審査』となりました。



ただ、私たちも「あやふやなままの幕引き」で
終わらないようにすることが必要な策と考えていました。




なので、最終日の採決の前に開かれた議運で、石川議員から

継続審査になったのは、各会派の意見が
領収書のインターネット公開に限らず、幅広く議論するべきというものだった。
今後、具体的な検討の場での政務活動費全般についての議論を! ”

と発言しました。




民進党などからはこの発言に対して賛意が寄せられ、
他の会派からの異論も特に出ませんでした。




実は、この9月定例会では、
毎議会恒例(=初日と最終日)の「代表者会議」が1回も開けれずに終わる…
という前代未聞の状況でもありました。




かつては、この代表者会議を通して、
「議会あり方検討会」が設置されるなど、議会改革の切っ掛けとなる場です。



代表者会議の招集権限は議長にあり、
自民党会派が過半数をもち、議長を輩出しているので、
最大会派自民党の意思で開くことも開かないこともできる状態です。



「継続審査」とした結果、得られた時間が



「改革に向けた前向きな準備期間」      なのか

「本当に「引き延ばし」のための継続審査   なのか




今後に、どうぞご注目ください。




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