井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2015.08.26
こんにちは。

昨日は朝霞市との境を流れる越戸川で
「ジャブジャブ魚とり」イベントが開催されました。




夏の暑さもこの日はなく、少し風を涼しく感じられる気候でした。

子供達が大勢、川に入り、魚や虫などを採っていました。
その他にも体長20センチくらいの「亀」もいて大盛り上がりです。



NHKとジェイコムが取材に来ていたようで
ひょっとしたらTVでこの様子を見ることが出来るかもしれません。

私も、イベントの様子を見るだけでなく、
地域の方から、越戸川の管理(=河川管理は県の役割)について
ご要望をいただきましたので、県としっかり相談していきたいと思います。




また、この週末には、私も立ち上げのメンバーとして関わらせていただいている
「こども@ホーム推進委員」の里親委託推進に関する学習会に参加しました。




この学習会に先駆けて、私も6月の一般質問で
「埼玉県の里親委託」について質問を行いました。


Q、埼玉県の現状を鑑みた上で新生児の里親委託に関しての認識は?
Q、乗り越えなければならない課題は何か?

A、新生児の里親委託に関しての認識と課題についてでございます。特定の大人と愛着関係を築くためには、早い段階からの里親委託が望ましいと考えております。
・本県では平成26年度、7か月と9か月の2人の乳児を里親委託しております。

・一方、生後間もない新生児を委託する場合、子供の発育を見極める時間が十分でなく、後に障害がわかり里親が養育できなくなる可能性があります。こうした事情などにより、委託された子供が里親から引き離された場合、子供にとって心に大きな傷となるおそれがあります。
・新生児の里親委託についてはこのような課題もありますので、慎重に対応していく必要があると認識しております。県といたしましては、今後とも子供の立場を第一に考えながら、里親委託を推進してまいります。

・・・つまり、新生児委託には慎重に臨みます、というのが県の姿勢です。

しかし、これは埼玉に限ったことではなく
全国的に同じ考えのもと、要保護児童政策が行われています。

この現状から、いっそう家庭委託=里親委託を進めるための
超党派&市民と一緒になって学ぼうというのが、この企画です。


先程、全国同じ考え・・・と言いましたが、愛知県では
この新生児委託が積極的に推進されていて、「愛知方式」とも呼ばれています。

今回の学習会では、その愛知方式をけん引してきた
「矢満田 篤二(やまんた とくじ)」さんの講演を聞きました。



特に印象的だったのは、カンガルーケアという
生まれてすぐの赤ん坊を抱きかかえて母子の絆を深める、という行為を
「養親」と「赤ん坊」で行う、という取組が行われてこと。

また、生まれて間もない捨て子が発見される事態に備え、
「次、そうした事態が生じた場合、あなた方が養親になるんですよ」と
前もって、養親候補のアレンジがされており、その覚悟をしっかり促す等、
少しでも、養親と子供を早期に結びつけるための工夫がされていることです。


そして、家庭での養育を最重要視しながらも、
“一時的に子供を受け入れる場としての養護施設(=乳児院や児童相談所内の一時保護施設)”
の必要性もきちんと想定している点も現実的な理論と感じました。



私が6月定例会で行った質問も、
今後、一層の対応を進めるための第1弾だと考えています。

こうした学びや情報共有の場を活かして
埼玉県の家庭委託を推進していきたいと考えております。












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