井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
昨日(7/8・水)、埼玉県では緊急事態宣言が解除されたのち、
最も多い48名の感染を確認しました。
さて、東京都も連日100人近い感染者が確認されていますが、
ネットのコメント欄などを見ていると
「検査数が分からないから何とも言えない」というコメントを多く見かけます。
きっと埼玉のこの数字にも、同様の声が寄せられているのではないのでは・・・
と思いますが、埼玉県はこの「検査数」もキッチリと公表しています。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a07…/shingatacoronavirus.html
この表を見ていくと、48人が確認された7月8日の検査数は「1004件」です。
この日の埼玉県の陽性率は 4.7% となります。
この1004件は
(1)自治体による検査
(さいたま市・川越市・越谷市・川口市の実施分含む)
(2)民間検査機関等による検査(群市医師会の発熱PCR外来など)
を合わせた数字です。
群市医師会の発熱PCRセンター検体採取可能数は、
7月1日に議会に示された資料によると「521件」となっております。
そして、さらに詳しく“埼玉県の保健所”が担当した検査数も公表されています。
※「新型コロナウイルス 埼玉県内の疑い例検査数」
(https://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/documents/kensa0708.pdf)
これを見ていくと、
137件調べて、 4人陽性
だったことが分かります。
つまり、この日は、さいたま市のキャバクラで
クラスターが発生していることを受けて、さいたま市が検査数も
感染確認者も増えていることが影響していることが県の状況を見ても分かります。
このように、県が数字をキチンと示していることはお分かりいただけると思います。
あとは、それ以外の数字も踏まえて、
この状況をどう捉えるか、分析するか?という問題です。
例えば、「病床の使用率」は
感染患者受入病床使用率:26.4%
重症患者受入病床使用率:6.7%
と、まだ受け入れに余裕があるといえます。
これに軽症者向け宿泊療養施設の利用状況や、
契約してあるキャパシティーに対する空き状況などを勘案していく必要があります。
※今、発生している人の多くが軽症といわれ、
こうした病院以外での療養が基本と言われているため、
病院の負担を増さないためにも、こっち側での療養が順調に進んでいることが重要。
いずれにしても予断を許さない状況ではありますが、
「感染確認者数」だけを見て物事を判断するのではなく、
多様な数字を見ていく必要性が大事だと考えております。