井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2014.07.13
こんにちは。

7月11日(金)に6月定例会が閉会しました。

今回、決まった議案のうち、主なものをご紹介します。


○補正予算

約149億円の補正で、

・大雪被害によって倒壊した農業ハウスの解体・撤去費用や
再建のための費用   

・大雪被害によって倒壊したくまがやドームの復旧費の追加 など
(耐久性アップする工法を選んだため)


○越谷市の中核市になることの同意 議決



そして、

今回一番注目されたのが「さいたま市と県の土地交換議案」です。


大宮駅東口にある老朽化した大宮区役所建替えに必要な土地の確保のため
「市が所有する大宮区役所」と「県が所有する大宮合同庁舎」の敷地を
交換するというものです。(下記の地図を参照)




なお、さいたま市の有する敷地の方が、土地価格で高くなるため
その差額分(約13億5000万円)を県が貰い受ける、ということになります。

この案件は、自民党県議団から
この土地交換と共に<病院誘致><地下鉄7号線延伸(=埼玉高速鉄道の延伸)>
にも市と県で取り組むように、という「付帯決議」が出ました。



その扱いについても、私たち刷新の会でも審議を行いました。

他会派からも「今回の議案とは直接関係がない」という意見が出たのですが
それは私たちも同じ印象を持ちました。


そのため、審議を行う総務県民委員会の場で、刷新の藤澤県議が質疑を行い、

「これらの<大学病院誘致><地下鉄7号線延伸>は、あくまで
県と市が共に取り組む必要がある課題の例示、として綴られているだけで
今回の交換を認める代わりにこれらも実現せよ、という条件を示したのではない」

ということを確認することが出来ました。

それならば、と私たち刷新の会も付帯決議にも賛成をしました。



この他、2月定例会から継続審査となっていた
「第2期埼玉県教育振興基本計画の策定」について、
修正案を加えた上で3か月越しで成立しました。

この基本計画については、2月定例会の際に
「施策指標の整合性が取れていない」などの理由で
自民党が継続審査を申し出ていたのです。


私たち会派 刷新の会は、この計画がそもそも
教育行政の屋台骨となる指針なので、継続審査とせず
早期に策定すべき、という立場でした。


かつ、

・2月定例会中にも審議する時間は十分があった(委員会の予備日が残されていた)
・議会閉会中の審査も開かれなかった

ことには、自民党の議会運営に大きな疑問があります。


今回の修正案では、内容ではなく、こうした対応に対して
公明、民主党、共産党等からは、認めるべきではない、という声が出てきました。


私たち刷新の会としては、そもそも早期策定を目指すべきという立場に加え、
修正案に加えられた

・大雪被害の教訓を踏まえて、防災体制を強化すること
・「埼玉県5か年計画」との整合性を明確にすること

という点そのものには反対するものではないため、
賛成を行いました。


自分の会派を冷静に分析することは、なかなかありませんが
今回改めて、私たち刷新の会は
政局に左右されず、本当に県民のための判断をしていくメンバーの集まり
だと実感しました。


これからも、そのスタンスを貫いていきたいと思います。


明日は、その他の「意見書」や「決議」について
ご報告致します。



















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