井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2024.03.13
連日、様々な角度から情報発信されている和光市議会の空転問題。

退席していた13名の議員も議場に戻り、審議は正常化した…かに思われました。


しかし、その余波は当然大きく、特に予算の審査・一般質問の実施といった議会運営にしわ寄せが生じており、日々調整を続けていると聞いております。





特に、昨日・今日と行われている予算審査のための委員会では、本来は夕方にまで終わるのが一般的な和光市議会において珍しく、夜の7時半頃までやっていた、とのことです。


一般的に地方議会では、会議規則などで発言回数や発言時間を制限して極端に長くならない工夫がされています。ですが、そうしたルールを守りながらも、質疑が活発化して延びるならば、むしろ良いことだと思います。


その他、埼玉県議会でもコロナ禍の臨時議会では、1日で「上程」から「本会議質疑」「委員会審査」「委員長報告」「討論・採決」までを1日で終わらすため、朝10時から夜10時過ぎまでやっていたことあります。


お隣の朝霞市議会も、「総括質疑」の日はいつも夜9時頃までやるのが通例になっているそうで、遅くまでやるのがいけない…とかそんなことはありません。


また、不規則発言があったり、会派内で賛否が割れたりすると、議事の調整に時間を割く必要があり、議会は延びることもあるので、延びる=悪いことではありません。


但し、今回ご質問いただいた「和光市議会空転によって議事日程が大幅に変わり、しわ寄せが生じ、議事日程を詰め込んだため、夜遅くまで議会が延びた」というケースは、上記とは異なり、本来避けることが出来た超過勤務だとは思います。


その上で、冒頭の「Q」に対して、実際に請求できるかというとなかなか難しい話ではないかと思います。


本気で請求するなら「訴訟」という方法もありますし、議会の在り方を問う…という意味では「解散請求」という方法は在り得ると思います。


ただ、いずれも準備も労力も膨大です。


なので、まずは2週間ぶりに本会議が開かれて、それで一件落着ではない。 私が最近よく口にする “大いなる力には大きな責任を伴う” の意味を多くの市民の方にも知っていただくことが大事だと思います。


埼玉県議会は90名のうち、約3分の1が予算特別委員会のメンバーとなり、その30人で審査をしますが、和光市議会は全員が予算の審査に関わる仕組みになっています。


退席した議員も含めて委員会の議案や予算を審査する過程でしっかりと市民のための質問・発言をしてるかをチェックするのが良いかと思います。


ご質問いただいた方への十分なお返事なったかは分かりませんが、今、お答え出来得る返事を書かせていただきました。
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