井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
和光市駅の北側。市の立体自転車駐輪場がある「交差点」があります。
名称は「和光市駅北交差点」と言います。
「いなげや」と「駅」の方向に走る南北の流れ(その一部が県道)と、
朝霞方面に流れる東西の流れ(県道)があります。
ここを丁字路だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
不動産者業者と質屋の間の細い道路があり、
これも含めて、交差点とみなされております。
さて、この交差点の課題は、いなげや方面から来た<右折したい車>がいる場合、
駅からの直進車が続くと右折できず、且つ、そういう右折車が1台でもあると、
駅方面に向かいたい車が1台も進めず、詰まって渋滞になることにあります。
《これまでの交渉》
朝霞方面に行く車向けに「右折信号」が出来ればベストなのですが、
残念ながら道幅が狭く、右折帯を設けることができないのが難点です。
また、冒頭に話したように、ここが「交差点」扱いになっていることも
事態を難しくしているポイントでもあります。
周辺地域の要望を受け、不動産者業者と質屋の間の細い道路も信号処理しています。
万一、この道路への進入出を無くせば、右折信号設置の可能性も出てくるかもしれない、
ということですが、現状の利用実態からすると難しいです。
以上を踏まえて、県警との調整の結果、
【県警で出来る対応】として、歩行者用信号機が点滅→赤になってから、
従来より長く車輛の「青」時間を長くしたことによって、
右折車がより朝霞方面に流れ、直進車も前進するチャンスが増えました。
※但し、こうして信号時間を延ばしても、駅方面からの直進車が続いていると、
結果として、劇的に渋滞解消はしないという難点があります。
《今後の改善の可能性》
今後の、最大のチャンスは「駅北口区画整理」と
「駅北口地区高度利用化」の進捗に合わせて、
この交差点の在り方を議論することです
むしろ、この機会を逃してしまうと、
この渋滞解消のキッカケを無くしてしまうかもしれません。
和光市役所の建設部からは、
「三菱地所グループ・大京JVが事業検討パートナーとなったことを受け、
令和2年度からは再開発検討がより具体的な形で進む中で、
北口区画整理事業と合わせて、渋滞対策について、引き続き検討していきたい」
という趣旨の回答をもらっています。
この機を逸することなく、この交差点の改善が進むよう、
県土事務所・県警との連携も推進し、
和光市のボトルネック解消を実現できればと思います。