井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
昨日は「東京都と埼玉県の陽性者数発表時間の
『この差って何ですか?』」をご紹介しました。
今日はその第2弾です。
今、埼玉県では、東京都のYahoo出身の副知事が開発に関わったと言う
「オープンソース」を使った外部サイト「埼玉県COVID19」を運用しています。
(※「Code for TODA」というボランティア団体が運用してくれています。)
https://saitama.stopcovid19.jp/
ただ、「最新のお知らせ」の更新が間隔が空いていたり、
報道発表される陽性者の人数と異なっていたり、
「しっかり更新されているのでしょうか?」といったご質問をいただいていました。
このギモンにしっかりとお答えしたいと思います。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【問1】、オープンソースを使った外部サイト「埼玉県COVID19」は
毎日しっかりと更新されているのか?
【答1】、欠かさず更新されている。
=詳しく解説します!=
感染症対策課は次のような時間軸で情報発信を行い、「埼玉県COVID19」が更新されている。
・19時 報道向けに人数等を発表
※但し、最近はマスコミからの要請に応える形で、18時30分を目途に発表
・21時(概ね) 県ホームページを更新
・県ホームページ更新後、県のオープンデータを更新
・このオープンデータを基に「Code for TODA」が自動的に数値を読み込み、
外部サイトが更新される。
・万一、数字に疑義が生じた場合は
「Code for TODA」からメールなどで連絡が来る。
(日中仕事している人がボランティアで運営しているため、連絡があるのは夜中が多い)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【問2】、日別の陽性者数が「1名」になっている時もあるなど、
県の発表と異なることが見受けられるが、なぜか?
【答2】、県の集計方法と外部サイトの集計方法が異なるためである。
=詳しく解説します!=
具体的には、新型コロナ感染症に用いられる数値(=1日の件数)には、
次の3つが存在する。
◎公表日ベース
(=県が日々公表する数値。県ホームページやマスコミが発表する数字もこれ。)
◎判明日ベース
(=「埼玉県COVID19」はこの数値を用いている。
東京都などのオープンソースサイトはいずれもこの数字を)
◎発症日ベース
(=明日から行われる「新型コロナ特別委員会」の資料では、
この数値で発症傾向を分析している。)
このように、どの集計方法を用いるかによって、変わってくる。
写真のように、公表日と判明日は異なるケースがあるため、
数字の違いが発生するのです。
なお、公表日と判明日には、通常1日、最大でも3日程度しか差はないため、
傾向分析に大きな差は生じないといえる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
以上、情報発信の在り方について、
2回に渡ってご説明させていただきました。
マスコミの情報だけでなく、
私たち市民が様々な角度から情報を得て、見ていけると良いと思っております。