井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2024.08.01
改めて、昨日7月31日の夕刻、和光、朝霞、新座といった県南西部地域 及び 東京の板橋・練馬エリアに激しい豪雨が降りました。


床上浸水、床下浸水など豪雨を原因とした被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。


本日、午前中には、柴崎市長と共に、特に被害の大きかった駅北側の「柿の木坂湧水公園」の北側エリアへ伺いました。











このエリアは、約10年前の平成26年6月25日発生のゲリラ豪雨の際にも、同様に浸水被害が発生しました。

(この時も、当時の市長さん・衆議院議員さんと一緒に地域を回りました。)


和光市では、この時の被害を踏まえ、この地域の雨水を流す側溝を改修し、流せる雨水の量を増強しました。

しかし、昨日の雨はその想定量を大きく超えました。


浸水してしまった地域は、まさにこのあたりの水の全てが流れ込むような地形をしています。


側溝の水は詰まることなく流れていたし、その先の雨水管も詰まることなく、水を受けていたそうですが、それでも側溝のふたが水の勢いで浮き上がってしまったと言います。









市長だけでなく、道路部門の職員さんも来ていましたので、現地を見ながら、今後どのような対策が出来るか検討されることと思います。


付近の「柿の木坂湧水公園」の下から入れる出入口も、泥でドロドロになっていました。入口を封鎖するかは市の判断ですが、少なくともこちらをご覧いただいた方は、下からの出入りは止めたほうが賢明かと思います。







柴崎市長と私とで被災された方のお話を伺っていると「水没した家具や家電、どうしたらいいですか?」とご相談いただきました。


ちょうどそこに合流する形で市の「環境部」の職員の方(清掃センターの職員さんを含む)が現地に来てくださいました。処分するにもマンパワーも少なく途方に暮れていた…ということでしたので、その点についても職員さんに事情を伝えることが出来ました。



そして、県行政に関わるものとして、最も心配するのが河川の氾濫です。


今回、河川はギリギリですが溢れることはありませんでした。


明確な分析ではありませんが、建設系の職員さんと話したところ、下記のような話をしました。これは的を射てると思っています。


●今回、和光市内を流れる越戸川、谷中川、白子川は、水位は急上昇したが、雨が止むとあっという間に水位が下がった。


●前回との違いを想像すると、降雨範囲が和光、朝霞、志木、新座といった非常に狭いエリアに限られていた。


●もし仮に川越市などの上流部でもっと雨が降っていたら、和光近辺の新河岸川や荒川の水位が上がって、流れ込む越戸川や白子川の水を受け止めきれなかっただろう。


●今回は、新河岸川や荒川の水位に余裕があったため、市内の河川が溢れることなく、水を受け止めきれたのではないか。


ということでした。

また、


●ここ10年で、新河岸川の河川改修も進めてきたので、それも功を奏した


とみています。




この先も、まだまだ暑い日が続きそうです。


前回のゲリラ豪雨から10年で今回、同規模の豪雨となりましたが、ここ最近の気候変動はもう異常です。今年中に同じようなことも発生する可能性も否定できません。


どうか皆様にも自身の身を守る行動を引き続きお願い致します。
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