井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2022.03.05
埼玉県には、県立中高一貫校に
「伊奈学園」があります。






しかし、これが “唯一” の県立中高一貫校です。

なぜ唯一の県立かというと、
平成14年(2002年)、伊奈学園の設置にあたり
中高一貫校の設置に関する条例を改正する際に、
その年の埼玉県議会 6月定例会において、

「県立中高一貫校は試行的・モデル的に限定して
設置すべきものであり、(中略)
当面の間この限りとすることを強く求める。」

との附帯決議が出され、
この効力が今日まで続いていたためです。


※あくまで県立を作らせない、という決議なので、
さいたま市立や私立の中高一貫校は県内に存在します。

私は県議に当選した当初から、
松本武洋 前 和光市長とも連携して
「県内にはまだ中高一貫校は必要だ」
「和光市内に県立中高一貫校を」と訴え続けてきました。

担当部局との調整はもちろん、
予算要望に掲載したり、
歴々の教育長にも直談判を続けてきました。

文教委員会の視察先で
中高一貫校について語り合ったこともあります。


他県で実績を重ねる中高一貫校が増える中で、
近年、様々な会派から付帯決議見直しを
求める声が増えてきました。

そして、この付帯決議を提案した
自民党県議団の中からも見直しを求める声が
聞こえるようになってきました。

自民党が提案した以上、
筋論(すじろん)から言っても
“撤回役” を果たすのは自民党です。


長年の紆余曲折を経て、
昨年末の12月議会では、教育委員会が議会に向けて、
これまでの伊奈学園の成果や今後の課題の分析・報告が
行われ、撤回に向けたプロセスが整いました。


そして昨日(令和4年3月4日)に開催された文教委員会で、
ついにこの付帯決議が撤回されました!

私が撤回に向けて取り組みだして11年、
埼玉県教育委員会としては20年越しの方針転換です。

20年の遅れは大きいものの、
検討が可能な状況が戻ってきました。

今後もより良い県立学校の整備に向けて
取り組んでいきます✏️



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