井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2021.08.02
こんにちは。

今日から埼玉県全域に対して、
8月31日までの期間、緊急事態宣言が発令されます。

県民の皆さまには、これまでの我慢に加えて
更なる辛抱をお掛けすることになります。

今回の波(第5波)においては、
急激なスピードで陽性者数が伸びており、
仮に若年者が多く、仮に軽度の方が多いとしても、
この調子で陽性者が増えては、
病院の受け入れだけでなく、県が行うオペレーション
(感染経路の確認や入院調整など)にも、
今まで以上に困難が生じます。


ゼロコロナは難しいのは承知していますが、
やはり1人でも陽性者を減らすことは重要です。

7月31日に「陽性者1036名」と過去最高となりました。

先日、久々にテレビで映画を見る機会がありました。

2009年にアメリカ・ニューヨークで発生した
飛行機の緊急着水し、乗客155名誰一人犠牲にすることがなかった・・・
という実話に基づいた「ハドソン川の奇跡」という作品です。

そのエンディングには、実際に飛行機を操縦した
サレンバーガー機長と飛行機の搭乗者が登場します。

そこで語られた次の言葉が非常に印象に残りました。

「“155”は数字です。でもそれぞれに顔があります。
155人の顔だけでなく、その後ろにある顔。
妻や娘や息子、父や母や兄弟。とても大きな“数字”です」


この言葉はコロナ対応にも通じるものだと思っております。

陽性者1036名には普段の生活が有り、家族が居ます。

仮に軽度でも、生活は一変します。
ましてや重症化すれば本人・家族の不安は限りありません。

県も今回の緊急事態措置にあたり、
可能な限りの積極的介入をするとしています。

写真の説明はありません。


どれだけの効果を出せるか未知数の部分もありますが、
県民の皆さまの協力をいただきながら、
少しでも重症化するケースを減らしていきたいと思います。


ちなみに。

神奈川県は今回の緊急事態宣言発令を受けて、
今日、補正予算の審査を行う臨時議会を行なっているそうです。

ただ、埼玉県では臨時議会なく緊急事態宣言に突入します。


予算がまだ残っていて大丈夫だから…という理由です。

私自身、過去には単なる期間延長なら専決処分でも良い
と考えることもありましたが、今回は「まん防」から
「緊急事態宣言」への切り替えです。

臨時議会では補正予算チェックという大前提がありますが、
その過程で、その後に突入する緊急事態宣言や
まん防に対しての取組について、補正予算の審査過程で
色々質疑や提言できる……というメリットがありました。


今回は臨時議会がない
(おそらく、当初の「まん防」の期間である
22日以降は予算がないから、その頃までには
改めて開かれるものと思いますが。)から、
その発言のチャンスがない訳です。


緊急事態宣言そのものの効果に疑問符が付く中で、
全国知事会からは「ロックダウン」に関する提言も
聞こえるようになりました。


臨時議会という場ではなくとも、
県や国の取組に対して、よりベターな対策を
進めるようにしていきたと思います。




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