井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2017.04.09
こんにちは。
4回に分けてお送りしてきた「討論」シリーズも今日が最後です。
最後は、新年度予算に対する賛成討論です。
同僚の菅原県議が行なった賛成討論は
県議会での「予算賛成討論」の王道とも言える内容です。
前年に行った「予算要望」や、これまでの会派からの一般質問などでの提案を
その予算に反映されたかどうか、を触れながら語る…というスタイルです。
この内容を見ていただけると、会派が取り組んできた施策や
その反映状況をわかっていただけると思います。
※なお、厳密には下記は予算特別委員会で行われた討論です。
基本的には大筋に変更がありません。
これで討論シリーズは終わりますが、
今後はチラシなどで、和光市の新予算事業についても
ご紹介していていきたいと思います。
=======
無所属県民会議の菅原文仁です。
会派を代表いたしまして、第1号議案「平成29年度埼玉県一般会計予算」に、賛成の立場から、討論を行います。 埼玉県の高齢化率は24.8%と全国6番目に若いものの、今後75歳以上の高齢者の割合が全国一のスピードで増加し、生産年齢人口の減少が加速するといった中長期的な課題があります。
そこに、真正面から取り組むための3つの視点、すなわち「人口構造の変化への挑戦」「強い埼玉県経済」「地域の安心・発展」の実現という未来への投資を行なうとのことであります。 我が会派としては、臨時財政対策債を除く県債発行の抑制を達成して県財政の均衡をはかりつつも史上3番目の予算規模を確保して、未来への投資として様々なチャレンジを行う県の積極的な姿勢は、来年度から始まる5カ年計画の初年度として必要にして十分なインパクトがあり、県民の希望を実現する上でも具体的な成果が期待されるものであり、大いに賛同し、評価するものです。
また、会派として昨年地元課題を含む480項目の予算要望を直接知事に提出させていただき、さらに各議員も個別の一般質問や委員会の指摘をしておりますが、本予算案には、我が会派の主張や要望・指摘に対する特段のご配慮と、真摯な対応が随所に見られ、県民本位の県政運営を着実に進めておりますことに、改めて評価をさせていただくとともに、心から敬意を表するところです。 それでは、本予算案に係る具体の主な賛成理由を申し述べます。
まず初めに、歳入面ですが、法人二税、地方交付税の計上額の見通しを堅実に行ない、緊急性、必要性のある公共事業に充てる県債発行も最小限に抑えるなど、規律あり弛みのない財政運営であり、大いに評価するものです。ただし、財政調整4基金の取り崩し額が前年度比で94億円と大幅に増加して底をつきかけており、基金のあり方を含め、財源の確保にしっかりと留意すべきことを申し添えます。
次に歳出面ですが、 「重点施策分野」として希望・活躍・うるおいの埼玉の3つの未来への投資について順次申し上げます。 まず「人口構造の変化への挑戦」についてですが、 埼玉版ネウボラの推進については、我が会派が提案した産後うつケア対策も盛り込まれ、妊娠期から子育てまでの切れ目のない支援体制の全県展開により県全体として安心して産み育てられる環境づくりを期待し評価します。 また、多子世帯応援クーポン事業の実施については、県単独のクーポン事業と合わせて市町村が実施する上乗せ事業に対しても助成を行なうことで、子育てに係る身体的・精神的負担を軽減する先進的な取り組みを評価します。
ただし、予算特別委員会でも指摘いたしましたが、クーポン事業の実効性を高めるためにも対象を世帯全体とし、単に親が楽になる為だけではなく、子供がしっかり育つような支援がなされ、サービスを提供する事業者間の競争を促すことで、県内の子育てサービスの質と量の向上を促すよう、申し添えます。
次に「強い埼玉県経済」についてですが、 先端産業創造プロジェクトについては、先端関連製品等実証フィールドの整備など、総合的な支援によって重点5分野の実用化・製品化の目途も立ちつつあることを評価します。今後の製品化に当たっては、埼玉県庁の総合力を活かした実証実験への支援など、成果の具現化を期待するところです。
また、儲かる農業の推進としての埼玉農産物輸出総合サポート事業については、輸出を志向する生産者の海外販路開拓を支援として、我が会派が提案した輸出支援体制の強化として、輸出相手国の規制条件に適合した栽培と流通を実証する支援により県産農産物の輸出拡大を期待し、評価します。
次に「地域の安心・発展」についてですが、 減災に向けた自助と共助の推進については、我が会派が提案した県内の自主防災組織について実態調査を行うことが盛り込まれ、自主防災組織の組織率向上と活性化を期待し評価します。
また、ラグビーワールドカップ2019の準備については、会場となるラグビー場の改修をはじめ、我が会派も提案した会場への輸送ルートとしてのSAITAMAラグビーロードの整備や、公園内の並木道整備による暑さ対策などラグビーワールドカップ成功に向けた着実な事業実施を評価します。 以上、申し上げましたが、本予算案は我が会派の提案が数多く反映され、県民本位の県政運営を着実に推進しております。
よって、我が無所属県民会議は、平成29年度予算案に賛成します。 以上、私の賛成討論を終えます。
============
4回に分けてお送りしてきた「討論」シリーズも今日が最後です。
最後は、新年度予算に対する賛成討論です。
同僚の菅原県議が行なった賛成討論は
県議会での「予算賛成討論」の王道とも言える内容です。
前年に行った「予算要望」や、これまでの会派からの一般質問などでの提案を
その予算に反映されたかどうか、を触れながら語る…というスタイルです。
この内容を見ていただけると、会派が取り組んできた施策や
その反映状況をわかっていただけると思います。
※なお、厳密には下記は予算特別委員会で行われた討論です。
基本的には大筋に変更がありません。
これで討論シリーズは終わりますが、
今後はチラシなどで、和光市の新予算事業についても
ご紹介していていきたいと思います。
=======
無所属県民会議の菅原文仁です。
会派を代表いたしまして、第1号議案「平成29年度埼玉県一般会計予算」に、賛成の立場から、討論を行います。 埼玉県の高齢化率は24.8%と全国6番目に若いものの、今後75歳以上の高齢者の割合が全国一のスピードで増加し、生産年齢人口の減少が加速するといった中長期的な課題があります。
そこに、真正面から取り組むための3つの視点、すなわち「人口構造の変化への挑戦」「強い埼玉県経済」「地域の安心・発展」の実現という未来への投資を行なうとのことであります。 我が会派としては、臨時財政対策債を除く県債発行の抑制を達成して県財政の均衡をはかりつつも史上3番目の予算規模を確保して、未来への投資として様々なチャレンジを行う県の積極的な姿勢は、来年度から始まる5カ年計画の初年度として必要にして十分なインパクトがあり、県民の希望を実現する上でも具体的な成果が期待されるものであり、大いに賛同し、評価するものです。
また、会派として昨年地元課題を含む480項目の予算要望を直接知事に提出させていただき、さらに各議員も個別の一般質問や委員会の指摘をしておりますが、本予算案には、我が会派の主張や要望・指摘に対する特段のご配慮と、真摯な対応が随所に見られ、県民本位の県政運営を着実に進めておりますことに、改めて評価をさせていただくとともに、心から敬意を表するところです。 それでは、本予算案に係る具体の主な賛成理由を申し述べます。
まず初めに、歳入面ですが、法人二税、地方交付税の計上額の見通しを堅実に行ない、緊急性、必要性のある公共事業に充てる県債発行も最小限に抑えるなど、規律あり弛みのない財政運営であり、大いに評価するものです。ただし、財政調整4基金の取り崩し額が前年度比で94億円と大幅に増加して底をつきかけており、基金のあり方を含め、財源の確保にしっかりと留意すべきことを申し添えます。
次に歳出面ですが、 「重点施策分野」として希望・活躍・うるおいの埼玉の3つの未来への投資について順次申し上げます。 まず「人口構造の変化への挑戦」についてですが、 埼玉版ネウボラの推進については、我が会派が提案した産後うつケア対策も盛り込まれ、妊娠期から子育てまでの切れ目のない支援体制の全県展開により県全体として安心して産み育てられる環境づくりを期待し評価します。 また、多子世帯応援クーポン事業の実施については、県単独のクーポン事業と合わせて市町村が実施する上乗せ事業に対しても助成を行なうことで、子育てに係る身体的・精神的負担を軽減する先進的な取り組みを評価します。
ただし、予算特別委員会でも指摘いたしましたが、クーポン事業の実効性を高めるためにも対象を世帯全体とし、単に親が楽になる為だけではなく、子供がしっかり育つような支援がなされ、サービスを提供する事業者間の競争を促すことで、県内の子育てサービスの質と量の向上を促すよう、申し添えます。
次に「強い埼玉県経済」についてですが、 先端産業創造プロジェクトについては、先端関連製品等実証フィールドの整備など、総合的な支援によって重点5分野の実用化・製品化の目途も立ちつつあることを評価します。今後の製品化に当たっては、埼玉県庁の総合力を活かした実証実験への支援など、成果の具現化を期待するところです。
また、儲かる農業の推進としての埼玉農産物輸出総合サポート事業については、輸出を志向する生産者の海外販路開拓を支援として、我が会派が提案した輸出支援体制の強化として、輸出相手国の規制条件に適合した栽培と流通を実証する支援により県産農産物の輸出拡大を期待し、評価します。
次に「地域の安心・発展」についてですが、 減災に向けた自助と共助の推進については、我が会派が提案した県内の自主防災組織について実態調査を行うことが盛り込まれ、自主防災組織の組織率向上と活性化を期待し評価します。
また、ラグビーワールドカップ2019の準備については、会場となるラグビー場の改修をはじめ、我が会派も提案した会場への輸送ルートとしてのSAITAMAラグビーロードの整備や、公園内の並木道整備による暑さ対策などラグビーワールドカップ成功に向けた着実な事業実施を評価します。 以上、申し上げましたが、本予算案は我が会派の提案が数多く反映され、県民本位の県政運営を着実に推進しております。
よって、我が無所属県民会議は、平成29年度予算案に賛成します。 以上、私の賛成討論を終えます。
============
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事