井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2016.02.16

こんにちは。

私が所属する、そして昨年秋から注力してきた「まちひとしごと創生総合戦略」を審議する特別委員会が昨日、開かれました。



本来であれば12月定例会で決着するはずが、自民党が「もっと審議時間が必要」と継続審査となり、昨日の委員会に持ち越されました。



先に結論を言うと、「まだ決着していません」。



昨日の委員会で、自民党から「今日の審議を通して修正案を出す必要を感じたため、修正案作成のために時間をもらいたい」として、さらに先延ばしになりました。



・・・この「修正案を出す」という動きは察知していました。



私は昨年の段階で県に対して課題を提示し、それがキチンと反映された修正案が議案としてあがってきたため、これ以上の修正の必要はないと考えています。

ただ、私も真剣に議論に臨んでいるからこそ、もし、昨日の審議で自民党が執行部の出している戦略(案)を切り崩すだけの審議をしたなら、真摯に耳を傾けるつもりでいました。



(右から二番目が井上。中央が同会派の美田議員。)





ところが、昨日の審査の内容はというと・・・


・討論紗帰結を控えた昨日の委員会から2名の委員が交代した

・「執行部の追加修正した部分を審査するには時間が足りない」といって継続審査にしたにも関わらず、昨日の審査範囲は追加修正部分だけでなく全範囲に及ぶ

・継続審査で2か月以上の調査時間があったにも関わらず、新たな視点での質疑無し

・継続審査に賛成した委員の半分しか質問しない

・執行部の答弁で明確な回答があっても、いつまでも同じ議論を繰り返す

・認識不足の思い込みで質問する・・・etc




と継続審査によって費やした時間や、執行部、そして他会派の委員のこの委員会に掛ける想いを削ぐ内容でした。



今後は、2月定例会中に「修正案」を提出・審議するための委員会が開催される予定です。(日程も未定です。)




これが今回の顛末です。



ただ、ここで綴ったような実態は新聞やテレ玉ニュースでは全く報じられていません。。。



あたかも、県執行部の作った戦略案が不完全で、それを指摘した自民党が主導で修正案を提出する、みたいな描かれ方です。



文字数や放送時間に限りがあるのは十分承知ですが、どうか議会の全体像を伝えていただくよう、切に切に願います。




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