井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
こんにちは。
私が所属する、そして昨年秋から注力してきた「まちひとしごと創生総合戦略」を審議する特別委員会が昨日、開かれました。
本来であれば12月定例会で決着するはずが、自民党が「もっと審議時間が必要」と継続審査となり、昨日の委員会に持ち越されました。
先に結論を言うと、「まだ決着していません」。
昨日の委員会で、自民党から「今日の審議を通して修正案を出す必要を感じたため、修正案作成のために時間をもらいたい」として、さらに先延ばしになりました。
・・・この「修正案を出す」という動きは察知していました。
私は昨年の段階で県に対して課題を提示し、それがキチンと反映された修正案が議案としてあがってきたため、これ以上の修正の必要はないと考えています。
ただ、私も真剣に議論に臨んでいるからこそ、もし、昨日の審議で自民党が執行部の出している戦略(案)を切り崩すだけの審議をしたなら、真摯に耳を傾けるつもりでいました。
(右から二番目が井上。中央が同会派の美田議員。)
ところが、昨日の審査の内容はというと・・・
・討論紗帰結を控えた昨日の委員会から2名の委員が交代した
・「執行部の追加修正した部分を審査するには時間が足りない」といって継続審査にしたにも関わらず、昨日の審査範囲は追加修正部分だけでなく全範囲に及ぶ
・継続審査で2か月以上の調査時間があったにも関わらず、新たな視点での質疑無し
・継続審査に賛成した委員の半分しか質問しない
・執行部の答弁で明確な回答があっても、いつまでも同じ議論を繰り返す
・認識不足の思い込みで質問する・・・etc
と継続審査によって費やした時間や、執行部、そして他会派の委員のこの委員会に掛ける想いを削ぐ内容でした。
今後は、2月定例会中に「修正案」を提出・審議するための委員会が開催される予定です。(日程も未定です。)
これが今回の顛末です。
ただ、ここで綴ったような実態は新聞やテレ玉ニュースでは全く報じられていません。。。
あたかも、県執行部の作った戦略案が不完全で、それを指摘した自民党が主導で修正案を提出する、みたいな描かれ方です。
文字数や放送時間に限りがあるのは十分承知ですが、どうか議会の全体像を伝えていただくよう、切に切に願います。