井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2016.04.15
こんにちは。

2回に渡ってご紹介してきた下新倉小学校では、晴れて入学式が行われました。

普段は市議や県議は挨拶はないのですが、
新設校ということもあり、来賓祝辞の機会を賜りました。

私にとっては入学式での祝辞は「初」でした。下記に記します。 

=====


新入生の皆さん、保護者の皆さま、本日はご入学おめでとうございます。

この広い埼玉県でも今年新しく開校した小学校というのは、この下新倉小学校だけです。
皆さんと同じように下新倉小学校も1年生。皆さんと一緒に成長していきます。
皆さんがこれから楽しい学校生活を送れるよう、先生方をはじめ、お父さん お母さん、おじいちゃん おばあちゃん、地域の方々、埼玉県の警察官もいつも見守っています。
周りの人を大切に毎日元気に過ごしてください。


以上で私の挨拶とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。


平成28年4月8日
埼玉県議会議員 井上 航

======

短く、そして県の立場からの挨拶とさせていただきました。



さて、県庁も新年度がスタートしました。

私たち会派「無所属県民会議」も今年度初の団会議を開き、
本年度の方針決めなどを行いました。







なお、個人的に注力しているのは最新の56号のレポート作成です。


今回は漫画バージョンで作っています。
完成までもうしばらくお待ちください。





2016.04.07

こんにちは。

下新倉小学校はいよいよ第1回入学式を明日に控えています。

先日の竣工式では、前回のブログでご紹介したように
県政の関わりをお話させていただき、そしてテープカットにも参加させていただきました。












その後、内覧に参加しました。
一言でいえば、私たちの学校の概念を覆す施設です。



外観からして、一瞬「え、これが学校?」と思う方も多いと思います。








県産木材も多く使われていてとても明るい「森のホール」



1階に音楽室や理科室があるのも意外でした。
それも、ガラス張りになっていて、開放感がバッチリです。

教室と廊下の一体化したような校舎。
(写真では分かりにくいですが。)



コンピュータールームも私の知る時代は
デスクトップがズラッと並ぶモノでしたが、今はノートPCを
毎回、仕舞って盗難対策もされているとのことでした。




図書館も学校図書室と市民利用の可能な図書館分室が併設されます。
(分館は秋にOPEN。)


(学校図書館)


(図書館分室。まだ本棚が入っていません。)


プールは温水ではないですが、屋内プールが3階にあります。




学校の周囲には、
牛乳パックの会さんから寄贈いただいたヤマモモを始め、
季節ごとに彩りを見せる木々に囲まれています。



この学校で子供たちが元気に学び遊ぶ姿を一日も早く見たいと思います。







2016.04.06

こんにちは。

去る4月2日に下新倉小学校の竣工式が挙行され、
出席させていただきました。

当日の挨拶では、この間の県政の関わりをご紹介させていただきました。

なんせこの下新倉小学校は、統廃合を除けば
“純粋”な新設校としては725万県民のいる埼玉県の中で
唯一の「新設校」です。 県も大いに協力をしてくれました。



例えば、県道である笹目通りの「吹上観音前歩道橋」の安全点検では、
割れた防音壁の補修や、尖った看板の四隅に安全ガードを付ける、
といった細かいところに始まり、通学路の拡幅も行われました。


(Before&Afterをお付けします。)

  
(Before)



(After)






(Before)




(After)




(改修後の様子)




この他、信号機の新設(ドラゴンマンション付近)や
移設(柳谷商店さん前へ移設)も行われました。 









信号機の新設要望がなかなか通らない中で、
今回の2機に渡る県警の対応に、要請を重ねてきた身として
とても感謝しています。




その他、通学路のスクールゾーン指定についても
要請・調整をしてきました。

県警・朝霞警察の担当者の方に
実際に何度も現場に足を運んでいただき、
市の担当者とも検討を重ねて、今日を迎えることができました。




もちろん、これで終わりということでなく、
地域の一員として、更なる安全対策の実施に向け、
これからも児童生徒の安全に目を配ってまいりたいと思います。







2016.03.27
こんにちは。

先週末の金曜日、埼玉県議会2月定例会が閉会しました。

今定例会では、来年度予算案などの重要議案の他、
議員提案による「手話言語条例」も成立しました。






県内の聴覚障害者の方々も傍聴に訪れて、
手話通訳により議会審議と採決の瞬間を見届けていただきました。


普段は設置されないトイレ案内板も登場して、議会としてお迎えしました。
採決後は両手をキラキラと振る「拍手」を意味する手話が傍聴席中で行われていました。


埼玉会館で開催された鳥取県知事を招いての勉強会からおよそ2年半。
県での条例制定について考え続けてきました。全国 5例目として成立致しました。
さて。

半年に渡って審議をし、このブログでも詳しく報告してきた
「埼玉県まち・ひと・しごと創生総合戦略」の採決が行われました。

私が過去の議員生活でも最も力と時間を注いだ案件といっても過言ではないと思います。
県が提案した「原案」には全会派が賛成しました。

そして自民党が提出した「原案に47項目の追加を行う修正案」には、
自民、公明、共産、改革の会が賛成し、民主党と、我が会派「無所属県民会議」は反対を表明しました。


反対を表明するのは、修正案には「数値漏れなどの不備があったこと」や「これまでの特別委員会の審議を尊重した内容になっていない」など、複合的な理由があったからです。


私はその趣旨を説明する「討論」に会派を代表して立ちました。


下記にその内容を綴ります。
 

====

議席番号18番 無所属県民会議 の井上航です。
 
第157号議案「埼玉県まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定について」、修正案に対する反対討論、並びに原案に対して賛成の立場で討論致します。

 原案は、地方創生の推進にあたり、人口減少や異次元の高齢化などの構造的な変化に対し、「利便性の高い鉄道・交通網」、「都心にはない豊かな生活・自然環境」などの本県の「強み」を最大限活用するという視点で、企業誘致や子育て世代の誘導、観光振興などの施策や取組を盛り込んでいます。
 
また「子育てに魅力を感じるまちづくりの推進」や「移住の促進」、「東京オリンピック等を契機とした地域の活性化」など、地方創生に向けた新たな切り口の施策も盛り込まれており、今後5年間の地方創生に資する内容であると考えております。
さて、この原案は10日間に及ぶ、特別委員会の審査を経て、素案から原案へとまとめられたものだということを忘れてはなりません。
その審査の過程で、私たち会派は提言を重ね、改善できる可能性のある点については質疑の中で、その旨の答弁を引き出してきました。また11月16日開催の特別委員会にて各会派から募った「意見・提言」の機会も十二分に活かし、我々の意見を反映させてまいりました。だからこそ、この原案に賛成できるのです。


例えば、「埼玉県の人口の状況と将来見通しの項目」では、人口推移の試算について「試算の計算式を明記すべき」との提言を行いました。この提言を踏まえ、原案では合計特殊出生率を短期的な数値目標とせず、希望出生率とは「県民の希望を実現した場合の合計特殊出生率」と定義することとなりました。こうした審議はその先の議論において欠かすことのできないものとなったと考えております。
この他にも、若年者を中心とした就業支援の項目に「伝統と文化を尊重とする教育の推進」と、我々が重視する教育に関する記載が盛り込まれたことも高く評価しています。


また、今回の修正案提出に至る議論でも注目された「PDCAの強化」については、我が会派からの意見・提言をキッカケに5つのKPIが追加されています。

このように、多くの改善がなされ、12月定例会に正式に議案として提出された「原案」を支持するものであります。


一方、自民党県議団から提出された修正案でありますが、これは明らかな「不備」を抱えた議案でした。


例えば、修正案で追加されたKPIには「女性キャリアセンターを活用した就職者の増加」や「ハローワーク浦和・就業支援サテライトを活用した就職者の増加」と記された項目があり、数値目標が設定されていません。


また、基本指標に加えられた「経営革新支援等による付加価値創出額」については、平成31年度に1兆719億円との数値目標を掲げながら、現状値が記載されていなません。これでは肝心のPDCAを機能させることなどできません。


3月18日開催の特別委員会で、我が会派は修正案のうち、今述べたようなPDCAに関わり新たに追加された基本指標やKPIについて提案者に重点的に質疑を行いました。しかしながら、その質疑に対して、提案者の答弁は「PDCAということでご理解ください」という趣旨の答弁が繰り返されました。明らかな不備を抱え、そして明確な答弁・説明もされない修正案には賛成しかねます。


これらの「数値目標を設定する」ことや「現状値」を記すことは、特別委員会の審議の中で、全会派の共有認識でした。提案者の会派は、特別委員会に最も多くの委員が所属しているにも関わらず、なぜこのような事態に至ってしまったのでしょうか。次の要因があると考えております。



それは、自民党県議団内のチェック機能が機能してなかったことです。


プロジェクトチームで修正案のとりまとめを行ったということでしたが、特別委員会の委員であれば、現状値の記載や数字による指標設定を設けることは当然の認識のはずです。そうした団内でのチェック機能が働かず、こうして議案として提出されてしまったことも悔やまれてなりません。


修正案では、PDCAサイクルを強化し、毎年度検証を行い、必要であれば修正も行う…としていまので、まずは来年のPDCAで、これらの点をしっかりチェックし、修正すべきだと指摘させていただきます。


(一時中断)(その後、ここから再開)


今回、埼玉県議会では戦略を議決事項とし、議会もその策定に関わりましたが、戦略に基づき事業を推進するのは知事をはじめとする執行部です。
今回の修正案では、PDCAサイクルにまつわる文言の中に「毎年度検証を行い、その結果を議会に報告する」と付け加えられていますが、議会はこの報告を受けてどのように行動するのかは、特別委員会での質疑を経てもなお曖昧なままです。これで県民は納得するのでしょうか。 


議会としてこの戦略の推進にどのような役割を果たしていけるかを、議会全体で議論する必要があると考えております。


また、各会派からの意見・提言では「これまでにないような大胆で新しい発想を」という意見もありました。しかしながら、PDCAサイクル以外の具体的な新しい発想の施策は見当たりません。


そして「具体的施策の羅列をしないこと」も求めていました。先日の特別委員会では「羅列が増えたという認識はない」と答弁していましたが、修正案を読めば、結果として羅列を増やしたことは誰から見ても一目瞭然であります。これも修正案に反対する理由です
最後に。


今回の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定プロセスは、今後、行われる様々な行政計画の策定のプロセスにも教訓を残しました。


・議決事項にすべきかどうか
・専門の特別委員会を設置すべきかどうか
・修正案という方法ではなく、委員会審議の意見調整を通して改善する方法はなかったか 


今後の行政計画の審査・策定にあたっては、合意形成や意見調整を重視した議会運営の必要性を強く訴え、討論と致します。
 
====





この討論の途中に、修正案の提案者である自民党県議団が猛反発を見せました。



「自民党県議団内のチェック機能が機能してなかった」という趣旨のところです。
 
自分の声が聞こえないほどのヤジというのは初体験でした。
「討論」が行われているにも関わらず、議長の采配による休憩ではなく、動議を経て休憩に突入しました。
おそらくは(可能な範囲で調べましたが)県政史上初、前代未聞の出来事であろうと思います。


私は他会派について例えば暴言を吐いた訳ではありません。
内部のこと、というより 「議案提案者として責任が重い。不備を抱えた修正案を提出することを事前にチェックできなかったのか」という指摘をしたにすぎません。


過去にも、他会派内の考え方や体制に触れる討論や質問というのはあります。
それでも、今回のように中断させるというのは過去にありません。
多数を持っていれば、自身に不都合な発言があったら止められる、ということはあってはなりません。


他の会派の議員の方からも、応援の声や公平な議事運営をするべきとして議会事務局への抗議も含め「自由な言論を守る」という点について共に声を上げてくれました。


しかし、いつまでも中断していても得るものは大きくありません。
この部分だけ、後日訂正する旨を了承し、再開したのです。
 



翌日の新聞にも様々な角度で取り上げられました。



(読売新聞2016.3.26)






(産経新聞2016.3.26)
今回、訂正を議場で求められたことは事実です。
このような対応に応じることになったのは誠に遺憾です。



しかし、県民の皆さま。


このような前代未聞のことが平然と起きる県議会で良いのですか?


私達、無所属県民会議は本当に県民の皆さまのためになる県政実現のためにこれからも戦ってまいります。



私は来年、議会運営委員会に所属することも決定しました。
これまで以上に政策提言・政策論争の炎を燃やし続けていきたいと思います!







2016.03.20

こんにちは。

去る18日金曜日、まちひとしごと創生総合戦略特別委員会が開会され、半年に及ぶ審議が集結しました。

秋に県執行部により「素案」が示され、
これまでの委員会議論を踏まえて12月定例会に「原案」が提出されました。

そして、この原案には納得のいかない自民党県議団が「修正案」を提出し、
この「修正案」を3月18日に審議しました。



修正案はPDCAサイクルを強調することが主な点とのことですが、
読み込んでいくと、その目標であるPDCAを正しく機能させるための
指標や表記に漏れ(=不備)があることを発見しました。
(しっかり読み込めば、その矛盾に気付ける範囲の内容です。)


委員会では28項目近くにわたり、
その修正案の 文言の意図の説明を求めました。





(※写真は当日夜のテレビ埼玉ニュース930です。)




しかし、残念ながら、
そのうち、明確な回答を得られたのは半分にも至りませんでした。




埼玉県議会として、
不備を抱えたままの計画を通すことはしたくないし、させたくない。


そんな最後の期待を込めて、提案者に対して
せめてその不備だけでも訂正した「再修正案」の提出の検討を要請しました。


・・・がそれも届かず。結果、自民党の修正案が
賛成多数で可決、と決着なりました。




今回の定例会では、この他、自民党県議団が主導する形で、
他の委員会でも大きく行政に影響する「付帯決議」が可決しました。

私が議員だから思うのではなく、
1人の県民として見ても、冷静に申し上げて県民のためになる、
とは言い難い決議でした。



議員として、残された最終日の討論・採決まで
出来るだけのことをやってみます。




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