井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2026.10.21
主なやり取りを紹介すると
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【問1】
Q(記者)、9月定例会が延期して翌朝まで延長された。議会事務局の残業代は175万円になるという。受け止めは?
A(知事)、金額については承知していない。こうした事態になったのは議会の判断だろう。議会として説明責任をすべきものだと思う。
===
【問2】
Q(記者)、知事は自身の議員経験を踏まえて、今回のやじについてどう思うか。
A(知事)、議会は議論の場。私自身、やじったこともあるし、やじられたこともある。やじを「議会の華」というと怒られるかもしれないが、真剣に聞いている中では出てしまうもの。ただ、議論と関係ない批判とか用語を使うルールではない。そこはやはりみんな適宜、節度をもって守っていくものです。
===
記事になっていたのは上記のような内容でした。
先に【問2】に触れさせてもらうと、知事は一般論で語られたのだとは思いますが、今回の「バカ発言」を踏まえてインタビューなので、出来れば明確に発言した者を批判してもよかったのではないかと思います。
「みんな適宜、節度をもってください」というのでは、まるで発言者である田村議員を庇っているように聞こえかねません。
そして、【問1】についてです。
私も金額はこの記事で初めて知りました。
諸井県議も同じ数字をSNSで発信されていましたので、この数字に偽りはないと思います。
おそらく、この数字以上に数字には表れない負担もあると思います。
今回の事態については、もし、私の希望通りに荒木裕介議長(自民党より選出)が対応してくださっていたら、通常の時間で終わっていたと思います。
詳しい経緯は、井上わたるの和光ブログ 第2468話をご覧ください。
◆2026.10.20
【寄せられたご質問にお答えします。その④ ~Q、なぜ徹夜議会になるまで時間が掛かったのか?もっと早く事態を収拾できなかったのか?Part1~】
そもそも、議長は議会の最高責任者です。
加えて、「私が『処分要求者』として要望した内容に応えようとせず、今回のような事態に至ったこと」も踏まえて、荒木議長に説明責任があると思います。
そこで、私が記憶・記録している荒木議長とのやり取りをここに記します。
この記録は、今後、万一、同趣旨の事案が発生した時の記録にもなると考えております。
◆「密室での解決」に持っていかれそうになりました。
◆途中からは「もし処分要求書を出せば、懲罰動議を出すけどいいのか?」という状況にもなりました。
◆私が起こそうとしている行動によって、会派や私を応援してくれている人にも迷惑を掛けるかもしれない。
けれど
◆「密室の幕引きにはしない」
◆「議会で多数を握っていれば、特別委員会で他の議員に対して『バカ』と発言しても、キチンとした謝罪をしないでも許されるのか」
◆「そんな前例は作ってはならない」と考え、議長との対話に臨みました。
そのような想いで挑んだ議長(と自民党議員団)との面会の記録です。
以下、ご覧いただければと思います。
なお、
●議長には面会以外の方法で連絡を取っていません。
●議長と面会する時は、わが会派の石川忠義幹事長に同席していただいています。
●議長との面会の様子(主に、処分要求書の提出の様子)をマスコミに取材してもらうことは可能かと申し出たところ、全ての場面において取材NGの回答がありました。
●面会内容は、基本的に議会事務局秘書課の職員が同席し、PCで記録を取っていました。
~~~~~~~~~~
=議長との面会の経緯=
10月15日(木)
15:30頃
●事前に秘書課を通してアポイントを取る。15:30に議長室を訪問。
●「処分要求」を出すべく、用意した処分要求書を手渡そうと、よく写真に撮る要望書などを提出する様子を写真におさめようとすると、サッと手を引っ込めた。
●手を引っ込めた荒木議長から「受け取れない」旨の発言。その理由としては以下の内容を荒木議長が発言。
「出来れば、地方自治法第133条を用いた先例は作りたくない」
「穏便に済ませたい」
「こんなことは言いたくないが、井上議員は過去(平成28年)に議運で机を叩いた事案があったでしょ?あの時は当時の会派代表が謝罪することで事態を収束させたでしょ。今回もそれと同様に対応するのはどうか」
●これに対して、井上からは次のように発言
「あれは、議運の、しかも休憩中の出来事である。だから議運での会派代表者の謝罪になった。今回の田村議員の『バカ』という発言は地方創生・行財政改革特別委員会内の発言である」
「その行為は
・地方自治法第132条 普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。
及び
・埼玉県議会会議規則 第六十九条(秩序及び品位の尊重) 議員は、議会の秩序及び品位を重んじなければならない。
に反する行為であり、平成28年の議運の出来事と同質ではない。」
●「なので、出します。受け取ってください。」と申し出る。
●しかし、議長はその後も受け取りを拒否。膠着状態が続く。
●議長から「自民党議員団と話はしたか?」と問われ、「既にこの段階(処分要求書の提出)に入っているのだからむしろ会うべきではない」という趣旨の回答をする。
●再度、提出を要望すると「じゃあちょっとだけ待って。〇分でいいから!(確か「1分」とか「3分」と発言していたと記憶)」と荒木議長が発言。我々からは「そのわずかな時間で何ができるの?」と追及。
●そして、このタイミングで「自民党議員団との話を聞かずに提出というのは良くないのでは。白土幹事長と会って話をしてほしい。」と荒木議長から提案。これを受諾。
16:00頃
●自民党・白土幹事長が到着。「会派間調整もしないで、いきなり出すのは大人なんだから無しにしてよ」「ここで出す流れになったら、本当に会派間の争いになっちゃうよ」という趣旨の発言あり。
●話し合いが継続。時間切れとなり、再度話し合いを持つことを確認し、一旦退室。
18時以降
●議長室で、荒木議長、白土幹事長、石川幹事長、井上で話し合いが再開。
●その中で、我々としては「第133条に基づく陳謝」にはこだわっていない旨を発言。田村議員が自主的に「本会議で謝罪する」ならば、仮に懲罰委員会を経ない謝罪であっても、そこで幕引きとしても良い旨を伝える。
●上記の条件を自民党議員団として受け入れられるかどうかは、白土幹事長の一存では判断できないということで「議長預かり」とする。それ以降、直接の接触は避けた上で、会派間調整に移行。
夜間
●白土幹事長からは、一例として、「議運で白土議員が謝罪」「特別委員会を臨時で開催」「そこで田村議員が謝罪・発言撤回」「その謝罪内容を本会議で委員長報告として報告する」という案が提示される。
●県民からは「本会議場での謝罪」が一番の要求である。と伝える。白土幹事長が本会議謝罪の可否を再確認して連絡をする」という状況で交渉を終える。
翌10月16日(金)
10:05
●本来9時開会予定の代表者会議が延びる。我々は白土幹事長からの待っている状態だったが、連絡がないまま、予定より時間を遅れて、代表者会議が開催。そこで田村議員から(任意の)謝罪発言あり。
(※井上及び石川幹事長には、白土議員から事前連絡なし)
●代表者会議では「ここは非公式な場なので、公式な場で改めて謝罪すべき」と民主、公明、共産等の代表者から発言あり。
●井上からは「当事者なので多くは語れないが、この代表者会議が非公式の場であるという認識を持っている」と発言。
10時50分
●議運が開催。開会後、議運委員長が促し、田村議員が(任意の)謝罪発言をする。
●井上はこの場で謝罪することも知らされておらず、議運メンバーでもないたえ、その場にはおらず。
議運閉会後
●石川幹事長が「我が会派としては、自民から昨日の回答が来るのを待っていた。それなのにこちらには全く話をせず、唐突に代表者会議、そして議運で謝罪する…というのは失礼ではないか。」と抗議する。
●白土幹事長からは「自民としては、機会あるごとに謝罪を行う方針とした。そのため、代表者会議、議会運営委員会と続けて謝罪を申し上げた」との発言。
●これにより、自民側としてはこれ以上の発言は行わない考えであることが確認される。
(本来の議事日程がしばし続く)
13:50頃
●処分要求書を提出すべく荒木議長にアポを求めるが、ここから約1時間、荒木議長の所在が掴めず、アポが取れず。
15:00頃
●荒木議長にアポが取れ、訪問。正式に処分要求書を提出したい旨、伝達。しかし、受理せず、同席していた白土幹事長から突然、「井上宛の懲罰動議を検討している」旨を示された。
●内容は「バカ発言」があったのと同じ地方創生・行財政改革特別委員会で「椅子の音が大きく威嚇行為だ」とするものであった。
●また、仮に井上が処分要求書の提出を見送ったとしても、この「椅子の件」を「議運で謝罪」してもらいたい、という旨の発言が白土幹事長から有る。
●それらの方針を聞き、処分要求の提出を一旦再考することとする。
16時台
●議長室から戻り、会派内で協議。会派の皆が最終的には私の判断を尊重する、と決めてくれた。
●代表者会議・議運での謝罪はあったが、地方自治法に違反する暴言であることから、法に基づき厳正な対処を求める」と会派内で意思確認。
17時頃
●荒木議長に再度アポイントを取り、議長室を訪問。
●井上からは「井上への懲罰動議を出してもらって結構。処分要求書を提出する」と議長に伝え、しぶしぶ正式に受理される。
~~~~~~~~~~
以上が、正式に提出・受理されるまでの経緯です。
提出後の流れは、これまで述べてきたとおりです。
まだ足りない点もあるかもしれませんがは、私は現時点で私に出来る限りの説明責任は行なってきたつもりです。
「いつまでこだわっているんだ」「残業代も県民の税金で支払われるんだぞ」というお叱りもあろうかと存じます。
ただ、仮に、議運での謝罪のみで終わらせた場合、のちの世の議員がこの事案を振り返った時、「当事者間で話し合い、謝罪があって円満解決した事案」として認識されるかもしれません。
そうではなく、「被害側は、処分要求を出し、妥協せず法に基づき厳正な対処を求めた」という公式な記録(議事録や提出書類)を議会史に残す意味でも、引けない事案だったと考えております。
そして、今回綴った『=議長との面会の経緯=』をご覧いただければ、議運で謝罪したとしながら、裏では、数の力で、それ以上のアクションを起こないようにしていたこともお分かりいただけると思います。
幸いなことに、今回は自民党議員団も田村議員の懲罰に賛成したから、田村議員も本会議場で陳謝文を朗読しましたが、場合によっては私だけが椅子の件で陳謝文を読む可能性もあったわけです。
その最悪の事態は回避できましたが、自民党の単独過半数で(+元自民の無所属議員)で、私が陳謝文を朗読することになったのは事実です。
二度と、このような事態が起きないよう、どうかこちらをご覧の皆さま、埼玉県政・埼玉県議会を厳しい視点で注視していただければと思います。
長文をご覧いただき、ありがとうございました。
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