井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2026.10.31
国政は「衆議院は比例31議席減の方向」で議論が進んでいるようですが、では、来年の埼玉県議会選挙はどうでしょう?




さて、来年4月に実施予定の4年に1度の埼玉県議会選挙も、直前の国勢調査の市町村別人口をもとに今の議員数の割り振りで良いかの見直しを行います。


先の9月定例会では、そのための「議員定数・選挙区等検討協議会」が設置され、私も無所属県民会議を代表して参加しています。


埼玉県議会は51の選挙区で、93人の定数です。
(63市町村あるので、複数の自治体で1つの選挙区ということもあります。)

現状、衆議院選や市長選に出た議員がいるため、欠員9人の84人という状況ですが、あくまで「93人」という数字について議論します。


ポイントは、この4年間で議員1人あたりの人口が

●最も多い南11区(さいたま市緑区)の人口がさらに増え

●最も少ない北1区(秩父市・横瀬町・皆野町・長瀞町・小鹿野町・東秩父村)の人口がさらに一層減ったことです。


この「一票の較差」は「緑区(1人区なので)人口そのまま」と「秩父市他(2人区なので)人口÷2」を比較することで求められます。


4年前は、この数字が2.634倍でした

ところが、4年経って

緑区132,329人÷秩父市他44,064=3.003倍となっております。



これを踏まえて、「1票の格差」=3.003倍になっている現状を抑える方法や、その他、県北の「美里町」が本庄エリアなのに深谷とくっついた選挙区になっているので、それを戻すか否か?などといった点を考慮して、各会派が案を出し合い、議論を進めます。


第2回目の検討会で各会派が意見を出しました。それが以下です。



=自民・公明=

●南第11区(さいたま市緑区)の定数を1増し、2とする。 ●総定数を93から94とする



=民主フォーラム=

●定数は据え置き(93)
●美里町の調整や、加須市と羽生市を合区など行う


=共産党=

●一票の較差を「2」に抑えるため、9増の「102」にする。



そして、私たち無所属県民会議は次の内容を提案しました。


=無所属県民会議=

<基本方針>

①「一票の較差」を可能な限り小さくし、3倍を超えない
②北1区を対象とするもの以外の「逆転現象」をなくす
③人口減少傾向に入ったことなどを踏まえ「定数削減」を行う
④児玉郡市から提出された要望書に沿って選挙区に改める


<編成内容>

○さいたま市を4つの選挙区に再編
・西区・北区・大宮区 定数4
・見沼区・岩槻区 定数3
・中央区・桜区・南区 定数4
・浦和区・緑区 定数4 (※1増)

○鴻巣市を1減し、定数1とする

○美里町を本庄市・神川町・上里町に合区

○美里町を抜いて、深谷市・寄居町とし、定数を1減し、定数2とする

○熊谷市を1減し、定数2とする

○加須市を1減し、定数1とする



以上です。






ちなみに、わが会派は「削減ありき」ではなく、<基本方針>を形にするべくシミュレーションを進めていった結果、定数を3減らすという結果にたどり着いた、という印象です。


結果的に、3減を提案した、わが会派以外は、定数増 もしくは 定数据え置き、という案になっております。




これら各会派の提案を出し合ったのが第2回です。

(参考記事はこちら。)




====



そして、第3回では各会派の案に対する質疑応答が行われました。

私は「1増」且つ「美里町もそのまま」という案だった自民党・公明党に質疑しました。
その様子を取り上げたのが、リンクの記事です。




記事にもありますが

>県民の井上航県議は美里町の編入をしないのか尋ねたが、自民の白土幸仁県議は「総合的な判断」として反対姿勢を示した。


という回答で、十分に納得できるものではありませんでした。





9月定例会では解決しなかったため、決着は12月定例会に持ち越しとなりました。


4年前や8年前をふり合えると、12月定例会までに会派間の調整などを行う…ということになります。


現状では、過半数を占める自民と、加えて公明党の案が一致しているので「さいたま市緑区を1増して、総定数が1増えて94」が有力になるわけですが、最後までより良い案を探ります。



ポイントは、どの会派案も「1票の較差」はクリアしたので、あとは


○人口減少段階に入った中で「定数を増やす」ことが県民の理解が得られるか?

○町長や町議会からも声があがってる「行政区分のとおりに美里町を戻して」という声に応えるか?


という点かと思います。



本当はこんな選挙半年前とかではなく、事前に、且つ第三者なども踏まえた議論を行っておくべき、と今期の議長にも申し入れていました。

(例:荒木議長や白土前議長など)



但し、それは実現せず直近の議論になっています。






過去には無所属議員が足並み揃えて自民案に抵抗する案を議案提出したことも有りますし、当時の民主系の会派と共同で対抗案を出したこともあります。



今回がどうなっていくか未定ですが、まずは会派で練った案こそが最善というスタンスで、賛同を得られるよう頑張りたいと思います。




ちなみに。


私が検討会メンバーということあり会派案の作成を主に担いましたが、シミュレーションしては再計算…を何度も繰り返し、案をまとめました。

それと比べて、人口が増えた緑区の定数を1増やして終わり…というのは随分作業量が違ったろうなぁ…と感じた次第です。




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