井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2023.02.14
昨日、我が会派「無所属県民会議」に所属していた
鈴木正人県議が自民党県議団に入団しました。
鈴木正人県議が自民党県議団に入団しました。
この件については
私の感情は物凄く動かされましたが、
県民の皆さまに向けての今回の情報発信は
つとめて冷静に客観的に報告したいと思います。
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2月7日(火) 午後4時55分から約1時間
・「退会」についての申し出があったため、
役員3名、及び鈴木正人議員で協議を行った。
〇 鈴木議員からは以下の点から
「自民党に移籍する」旨の話があった。
・ 自民党からの候補予定者となっていた人物が
立候補しないとのことから、昔の仲間、有力者などから
自民党への誘いがあり決断をした。
〇 会派代表が慰留をしたが、
鈴木議員からは以下の旨が述べられた。
・ 地元の自民党に話はしてあるので、
この後は県連に話が上がっていくだろう。
・ 申し訳ない。
・ 自民党県議団からは
2月定例会までに入団が済めばと言われている。
・ 無所属県民会議からの慰留意向について
自民に話はするが、どうなるかは分からない。
そのような話があったことは自民に話したい。
〇 無所属県民会議として、
2月定例会の一般質問の一枠を
鈴木議員が行う予定だったにも関わらず、
無責任に移籍をしてしまうことについて
5期生としての責任を問うたが、
鈴木議員から以下の見解があった。
・ 申し訳ない
2月9日(木)
鈴木議員から会派控室、代表の机上に「退会届」が置かれ、
岡代表に電話にて一方的に退会した旨が告げられる。
その際、「来週から自民党に入る。」との発言がある。
2月13日(月)午後
自民党に鈴木議員が移籍したと
議会事務局から連絡があり、
緊急に会派会議を行い除名処分とした。
===
以上が報道機関に共有した内容です。
さて、ここから先は報道発表資料には載せていませんが、
事実のみを綴ります。
県議会の会派…というのは特殊なもので、
それぞれに地元の事情は異なります。
それを完全に理解することは難しいです。
だからこそ私たちが重視したのは「会派内の責任」です。
本来、鈴木議員がやるべき一般質問は
もう2週間後に迫っています。
(通常、県議会の一般質問は
2か月前くらいから準備を始めます。)
それを放棄して移籍することは
議会人としてのあるべき姿ではありません。
慰留をしたのもそうした経緯があったからです。
しかし、その慰留も通じず、
鈴木議員は我々の誰にも一言も挨拶することなく
去っていきました。
県議会の会派所属のルールはというと、
最新の「所属意志」が優先されます。
最新の「所属意志」が優先されます。
つまり、会派Aに所属していても
「会派Bに入りたい」と考え、
会派Bに入団手続きを行なった時点で、
最新の所属意志=会派Bへの所属が認められてしまいます。
なので、もとの所属会派は、
その新たな所属決定を受けて、
機械的に「退会手続き」を行うしかありません。
とはいえ「立つ鳥跡を濁さず」が出来るかどうかは
個人差があるでしょう。
今回の去り際の礼節がどうだったかは、
報道や本人、新たな所属会派側からの情報だけでは
分からないと思いますので、こうした事実も踏まえて、
皆さまにも判断いただければと思います。
ここから先は、少しだけ私の感情を綴ります。
鈴木議員には、私の初当選以来、
無所属議員の先輩として大変お世話になりました。
特にこの12年間では、二度、
私の力だけではどうにもならない場面を助けてもらいました。
そのことは感謝しきれてもしきれないですし、
その経験を経て私も強くなれました。
そうした恩がある人物だからこそ、
今回の行動は私には受け止め難いものです。
以上、この件について
こうして長々と語るのはこれが最後です。
鈴木議員が「選挙を無所属では戦えない」と考え
政党に所属する道を選んだのなら、
私はこれからも、あえて厳しい戦いに挑み続けようと思います。
そして、
無所属だからこそ出来る議会活動に邁進したいと思います。
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