井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2024.07.06
昨日から始めたこのシリーズ。
第2回目のポイントは、「県議会での議論」です。
県教育員会は、今年8月末までにそれに対する報告を行うべく、様々な調査、検討を重ねている状況です。
そのタイミングから考えると、今回の6月定例会の一般質問が県教委に質問をぶつける絶好の機会です。
しかし、この問題を一般質問で取り上げたのは、我が会派の八子議員だけでした。
(画像参照。この画像は私が紹介された「埼玉県内高等学校連携有志」のXで、同じくシェアされた八子議員の画像です。)
※勧告後の一般質問は八子議員だけで、令和6年2月定例会の代表質問で自民党県議団の団長が共学化推進と取れる発言をしています。
「議会が教育に口出しするべきではない」…という意見で、議論そのものを否定しよう、とする声も一部で聴きますが、そんなことを言い出したら、教育長への質問は何も出来なくなります。(文教委員会なんて設置できなくなりますよね。)
教育委員会が決めるということは大前提と捉えた上で、私は堂々と議論すべきだと思います。
(だからこそ、先日の埼玉県内高等学校連携有志のアンケートにも、各議員がしっかりと答えるべきだと思っております。)
さて、私が「議論すべき」と主張するのにはワケがあります。
なぜなら20年前は、共学反対派(=別学維持派)も、共学賛成派も議会でしっかり議論を行ってきたからです。
その際は
◆一般質問の場で、双方の立場から10回(※調査で確認できた限り)、このテーマを取り上げ議論されています。
また、
◆「埼玉県議会・別学維持を支援する議員連盟」が51名の加盟で発足された
という経緯もあります。
当時の議連の中心は自民党議員団と聞いています。
20年経って、今や自民党議員団が180度異なる立場となり、共学化推進と取れる動きをしていることになります。。。
さて、そもそも、事の発端となった「埼玉県男女共同参画苦情処理委員に寄せられた苦情」っていったい何なんだったのでしょう?
次回は、そのことに触れたいと思います。
2024.07.05
今日からこのシリーズを始めます。
まずはこちらから。
先日、「埼玉県内高等学校連携有志」の方から紹介された…という話をしましたが、今回紹介されるキッカケになったのが、この有志の皆さんから寄せられたアンケートでした。
新聞記事にあるように、
「92人いる県議のうち回答のあったのは36人で、このうち共学化に賛成していたのは5人にとどまっていた。」とのことなので、回答した人のほとんどが反対という結果でした。
私もこのアンケートに「共学化反対」と答えました。
この結果だけを見ると、「おっ!県議会も反対が多数なのか!」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
なぜなら、最大会派の自民(57人)のうち、アンケートに答えたのは、「たった3人」しかいなかったからです。
報道された内容や聞くところによると、自民党県議団では「緘口令」が敷かれた(もしくは会派として「答えない」と決定した)そうで、3人を除き、誰も答えていないそうです。(ちなみに、その3人は「共学化反対」と答えたそうです。)
自民党県議団の団長は「共学化賛成」の意見を議会の質問等で示していますので、その3名は団の意向に反して「共学化反対!」の強い思いを示したかったのか、それとも、ただただ緘口令が出る前に答えちゃったのかは分かりません。
しかしながら、団長の意向に合わせて、先ほどの3名以外が「共学化賛成」と回答したとすれば、一気に数は逆転し、見出しの「県議は反対が多数」は一気に「県議は賛成が多数」になってしまいます。
ともあれ、そもそも論ですが、いくら任意のアンケートだとしても、今回の件は県民の大きな関心ごとです。
県民からの真剣な問いかけに答えないのは、いかがなものかと思います。
20年前の勧告の際は、賛成派・反対派、双方が意見を言い合っていました。(←詳しくは次回のシリーズ②で。)
賛成でも反対でも、県民に選ばれた議員として、しっかりと自身の意見を表明すべきだと思います。
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