井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2025.09.01
シェイクアウト訓練は、突然の地震に備えるために非常に効果的な防災訓練です。

大規模な災害は、いつどこで起こるかわかりませんが、日頃から正しい行動を身につけておくことで、いざという時に冷静に命を守る行動ができます。

本日、9月1日は103年前の大正12年(1923年)に関東大震災が発生した日であり、埼玉県議会では、3年前からこの日を中心とした防災週間に『シェイクアウト訓練』を呼び掛けています。

訓練では、「まず低く、頭を守り、動かない」という基本動作を繰り返し練習します。

家族や職場、学校など身近なコミュニティ単位で気軽に実施でき、参加者全員が一体感をもって取り組めるのも大きな魅力です。また、定期的な参加によって、災害発生時の行動が自然と身につくと思っています。


そこで、この防災週間に向けて、私からは、和光市の柴崎市長、和光市議会の小嶋市議会議長に協力のお願いをさせていただきました。


また私自身は、一昨年は「会派」で「県議会議事堂」にて実施。

昨年は、「地区社協」の皆様と「わぴあ」で実施。


そこで、今年は和光市役所にて、柴崎市長と共に実施させていただきました。






本日、午後2時に市役所で訓練放送があり、職員の皆さんが一斉に机の下に潜ります。
素早い対応に和光市の職員の皆さんの頼もしさを感じました。

一方、過去2年間では気づけなかったのですが、当たり前ですけど、市役所以外では普通の日常です。なので、訓練中もひっきりなしに外線電話が掛かってきました。

本当の地震の際もそういうことはあるでしょうし、来庁者も大勢いらしていたので、来庁者避難も一緒に考えなくてはいけません。

違う場所で行うたびに学ぶことが多いです。


県議は皆、実施した訓練の様子を議長に報告することになっているので、今日のことをまとめたいと思います。



最後に。是非、一人でも多くの方に参加してほしいと思います。(市町村ごとの登録数がカウントされています。)


ご覧になった方には、ご家庭・企業・学校などで、是非ご協力いただければ幸いです。

下記のサイトからアクセスし、登録をお願い致します。(FAXなどもありますが、ネット申請がお手軽です。)


2025.09.01
先日の続きで、テレビ埼玉で放送された「こんにちは県議会」の「主要会派代表者に聞く」についてです。





※※※※※※

先に以下のリンクをご覧いただけると伝わりやすいと思います。

【 議会広報番組「こんにちは県議会」その① ~冒頭挨拶の手話は「手話検定1級」を持っている、わが会派の金野桃子議員に教わりました~


※※※※※※※※



さて、そのインタビューの中で語ったのが、私たち会派が考える「最重要課題」です。

ほぼ毎年同じことを語る会派もあれば、私たちのように、その年その年ごとの課題に応じてテーマを変えて語る会派もあります。

私が語ったのは、以下のような内容です。


=====


<インタビュアー>

Q、埼玉県が抱える課題と、会派として課題にどう対応していくのかについて教えてください。

<井上>  

A、 私たちが今年度の最重要課題と考えているのは、先ほどの手話やデフリンピックも含めた、障害者施策の充実です。





私たちはこれまで特別支援教育の充実に力を注いできました。そのかいもあり、今年度から和光南特別支援学校の全面建て替えに向けた動きがスタートします。予算化されたから終わりではなく、関連市町村や保護者など、幅広く意見を聞くことが大切だと考えておりますので、今年度もさまざまな提案を続けていきます。


<インタビュアー>

Q、福祉分野の取り組みについてお聞かせください。

<井上>

A、 はい。今年度、福祉の分野で、この数か月の間に、県はいくつかの障害者福祉事業の廃止などを発表しました。例えば、多くの障害者団体に利用されてきたリフト付きバス「おおぞら号」の運行終了です。

また伊豆にある障害者とその家族が宿泊・休養するための施設、「伊豆潮風館」も施設の廃止を含めた検討がなされると聞いております。特に伊豆潮風館は、昨年会派で現地を視察し、決算特別委員会でも、今年の夏に向けて、効きが悪いエアコンの修理を検討する旨の答弁を引き出した矢先の報告でした。

さまざまな事情からこれまでと全く同様に事業を継続することが難しいのは致し方ありません。一方で障害者施策の縮小にならないよう代替案を提示するなど取り組みたいと思います。


=====



以上が、内容です。


まず、写真①や次のリンクのように、昭和48年から現 在の6世号まで50年以上にわたり運行してきた「リフト付き大型バス(おおぞら号)」の運行が、今年度で終了という方針が打ち出されました。







また、伊豆潮風館についても、令和10年度をもって施設を廃止する方針が、障害者団体に向けて伝えられました。


このインタビューの原稿を書く際に「廃止の方針」と書いたら、福祉部からは「まだそこまでは言っていません。」と修正依頼がありました。

現状では「廃止の方針を含めた検討がなされる」という状況ですと修正が入ったくらい…とのことです。


その意味では、まだ調整の余地があるのかもしれないと前向きに考えています。


インタビューでは詳細は語れませんでしたが、事業自体にはとても多いなニーズがあります。


現に、この発表を踏まえて、夏に実施した各種団体との意見交換会では、複数の身体障害者団体から「方針撤回に力を貸してほしい」と要望をいただきました。


・・・実は、この2事業については、いささか性急に事が進んだ印象です。


県議会の中からは、廃止を求めるような声はなかったのですが、「埼玉県公の施設の在り方有識者会議」や財政課との予算編成過程で、急きょ廃止の方向性に舵が切られました。


確かに、人手不足など様々な事情から、これまでと全く同様に事業を継続することが難しくのなってきている状況には理解を示さなければならないと思います。


一方で、多くの利用団体が居る中で、その声も聞かずに、有識者などの意見によって事業が廃止されていくことには、議会軽視とかは言いたくありませんが、県民に寄り添えていない判断だと思います。


代替え案を考える議論も、その時間もありませんでした。



言ってみれば、県立別学の共学化の方針が示された時のような、現場や利用者の声を無視した意思決定プロセスにも疑問が残ります。



以上を踏まえて、私は(※願わくば会派を越えて)、早急な決定ではなく、まずは、利用団体等からの意見聴取を。その上での意思決定の見直しや、代替え案の決定も含めた議論が行われることを切に願っています。






2025.09.01

埼玉県大野知事 治安悪化で警察署を新設→外務省にトルコ国籍者への短期滞在者ビザ免除を一時停止求めた意図



デイリースポーツ


https://news.yahoo.co.jp/articles/e120d54fff8e15c49f66a78beb6f54db07d6be52?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20250831&ctg=dom&bt=tw_up


この記事は、埼玉県 大野元裕知事がフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演したことを踏まえて書かれていますが少し補足します。



埼玉県を含め、都道府県では自主的に警察官の増員は出来ません。


基本的には総務省の権限で、どの都道府県警に何人配分するかを決めます。 そのために、県(知事)や県警本部、そして県議会では、毎年、国に要望書(県議会からは意見書)を提出しています。


実際に、平成30年度を最後に本県では1人も警察官の増員が図られておりませんでしたが、この配分が、ちょうど令和7年度配分において、集中配分され、全国で476名の増員するうちの、175名が埼玉県に久々に配分されました。やはり昨今の県南エリアの治安情勢も、この配分がされた一因と言えるでしょう。


また「22年ぶりに川口北警察署を新設する予算を組みました」とありますが、これも川口市選出の県議を中心に、県議会で要望をし続けても、なかなか県・県警の腰が重い中、ようやく要望が実った形で在ります。


県民の安心・安全に「誰」が頑張ったから成果があった…というのは無いと思います。


この記事だと、議会の動きが見えないだけでなく、知事のみが昨今の情勢を受けて急きょ動いた…みたいに読み取れそうなので、補足させていただきます。




2025.08.24
本日、テレビ埼玉の「主要会派代表者に聞く」が放送されました。(後日、県議会HPでも見られるようになります。)






毎回、冒頭にカメラに向けて挨拶を行なった上で対談(インタビュー)形式に入りますが、今回はその冒頭の挨拶部分を『手話』で行いました。


これまでも「井上です」くらいは出来ていたのですが、今回は


「皆さま、こんにちは。無所属県民会議 代表の井上航です。私たちは主要会派の中で、唯一、特定の政党に属さない無所属議員で構成された会派です。よろしくお願い致します。」


を手話でお話ししました。





※1枚目の写真は「井上」の「井」を表しています。



Wordでも3行分、時間にすれば20秒くらいなのですが、手話を覚えるにあたって、何度も何度も練習しました。


手話の様子を、わが会派の金野桃子議員、そして戸田市議会議員でご自身も聴覚障害を持ち、手話を使いこなす佐藤太信市議に見本動画を送っていただいて、それを繰り返し繰り返し、時にはスローで再生して、練習しました。自宅での練習はもちろん、夏の視察の行き帰りの移動中も練習しました。


手話のひとつひとつに込められた意味を和光市図書館で「手話辞典」を借りてきて確認しながらの練習は、大変だったけど、手話の学ぶ良い機会になりました。


ちなみに、今回、手話を用いたきっかけは、金野議員が6月定例会一般質問で手話を交えて大野知事に質問したことです。


今年の11月、聴覚障害を持つ方のスポーツの大会「東京2025デフリンピック」が初めて日本で開催されます。


既に県内出身選手の出場も多数決まっています。


質問では、機運醸成や選手への激励について取り上げて、大野知事からも手話で応援メッセージがありました。



埼玉県の特別サイトも立ち上がっています。



是非、県民みんなで東京デフリンピックに注目してもらえればと思います。


次回は放送の中身に触れたいと思います。




2025.08.17
私がこの間、最も多くの学びを得たと思っているのが、県議会の図書室でも紹介された

『なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか(著:中井俊巳)』

です。







別学の有益性を考えるにあたって、「男女には生まれつき生物学的な差異がある」という視点で議論が進みます。


この著書で紹介されている「男女で違いがある生物学的な特性」は


言語能力
空間認知力
聴覚能力
興味を引かれるもの
記憶の仕方
感情の処理の仕方
読書の好み
成熟のスピード
行動
学習態度
友情・教師との関係のあり方


などです。


これらを紹介するだけでも、男女それぞれにより適した環境で学びを享受することによる教育的効果がある…と感じられると思います。


そして、それぞれの性において特に優れているのは

・男子は「空間認知能力」
・女子は「聴覚」

ということです。



著者は「これらは男女の『脳』の違いによるものである」と明確に打ち出しています。


現在の男子校・女子校における勉学で、どれだけこれらを踏まえた授業内容になっているのかは私自身の研究・調査が足りません。


それでも別学で高い成績を修める生徒が多いことを考えると、長い伝統や蓄積されてきた授業ノウハウの中で、自然と、性別による特性にあった学びが行われているのだと考えております。


以上を踏まえて、私が言いたいことは


〇『なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか(著:中井俊巳)』はとても良い本である。

〇本来、別学・共学の議論はこういう視点でこそ行われるべきではないのか。

〇そして、男女の生物学的な差異に着目すれば、別学は維持されるべき


以上、3点です。



 HOME : Next 
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
井上わたる
年齢:
45
性別:
男性
誕生日:
1979/10/01
バーコード
ブログ内検索

井上わたるの和光ブログ wrote all articles.
Powered by Ninja.blog / TemplateDesign by TMP