井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
今日は、市内の3つの中学校で卒業証書授与式=卒業式が行なわれました。
(3つの中学とは、「大和中学校」、「第二中学校」、「第三中学校」のことです。)
文教厚生委員会に所属している議員には、各校からの案内をいただくのですが、
私は地元の「第二中学校」の卒業式に参加しました。
・・・実は、私は自分の中学校の卒業式をよく覚えていないんです。(10数年前…)
2年生の時、「卒業生を送る会」の実行委員会をやっていて
その時の記憶はよく残っているのですが・・・
くす玉を作ったり、
人文字(甲子園でやっているようなヤツ)をやったり、
当時流行っていたアーティスト GAOの「サヨナラ」を合唱したりしました。
(↑懐かしい。。。)
そういう意味で本当に久々の卒業式でしたが、
本当に感動する卒業式でした。
式は、開会の言葉の後、国歌・校歌の斉唱があって、
卒業証書授与がはじまります。
第二中学校では、ひとクラス約30人。合計122名が卒業します。
その後、校長・教育委員会・来賓・PTAの挨拶、祝電などがありました。
在校生の合唱もありました。
しかし、何と言っても一番感動したのが「卒業生の言葉と合唱」です。
代表の生徒数名が、ピアノの伴奏に併せて
スキー合宿、修学旅行、三葉祭、部活動のエピソードを語ります。
(途中に「大地讃頌」の合唱が入ります。)
その最後に、「旅立ちの日に」(※タイトル間違えてたらごめんなさい。)の合唱です。
この時、既に泣いている卒業生も多く、
私もこの時点でかなり涙が溢れそうになってました。。。
なにが素晴らしかったかというと、指揮者の生徒が
歌の途中で、手で「もっと大きい声出そう!」と合図を出したのです。
この学年は、先生方の思いもあって「歌声の響く学年にしよう」という
目標があったとのことです。
その思いがあってのことだと思います。
「これがこのメンバーでやる最後の合唱だ!もっと大きい声を出そう!」という
指揮者の合図を見て、卒業生の声はもっと大きく響きました。
・・・この時点で私もホロっときました
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式は厳かな雰囲気で進んでいたので、
ひょっとしたら、この歌が終わっても、拍手は行なわない予定だったかもしれません。
ただ、この歌を聞いて、拍手を我慢できる人はいなかったと思います。
それほど、素晴らしい卒業の歌でした。
今日、卒業された中学生の皆さん、本当におめでとうございます。
そして、保護者の皆さまもおめでとうございます。
新しい旅立ちに心からお祝い申し上げます。
ちなみに。
卒業生の皆さんへ
今日卒業式を迎えたとしても、3月31日までは「中学生」です。
私は、当時1日でも早く働きたいと思っていたので、
卒業式の翌日に、マ〇ドナルドにバイトの応募に行きました。
そうしたら店長さんに、「君・・・まだ中学生だから・・・」と言われてしまいました
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どうか慌てず、新たな進路でこれからも頑張ってください。
今日は「委員長報告」が行なわれました。
委員長報告とは・・・
総務委員会、市民建設委員会、文教厚生委員会の各委員会で
どのような審議がされたか、委員長が代表して報告すること、です。
最終日の「採決」の前に、この委員長報告は必ず行なわれます。
委員長報告の仕方は、委員長によって異なります。
例えば、
■ほとんどの内容を省略せず、ほぼ全部のやりとりを報告する委員長
↑
↓
■細かい点は省略し、委員会で大きく取り上げられた論点を中心に報告する委員長
私の所属している文教厚生委員会の報告は後者、
総務委員会の報告は、前者でした。(市民建設はその間くらい…だと思います。)
委員長報告は、最後に他の議員から質疑を受け付けます。
今回は誰も行ないませんでしたが、
「〇〇委員会では、××についての審議はありましたか?」と尋ねることができるのです。
そうして、適切な委員会審議がなされたかをさらに深めるのです。
・・・さて、いよいよ来週の月曜日(3/17)が、3月議会の最終日です。
最終日は、各議案の討論・採決が行なわれます。
その結果もまたご報告致します。
※今日(3/12[水])は休会日です。
さて、今日は、3月10日のブログ
「一般質問 ~テーマ4 自治体の人材派遣活用~」の続編です。
前回のおさらいですが、私の一般質問では、
①派遣を活用するにあたっての、チェック体制の強化
②事務職員にも派遣の拡大を。
③紹介予定派遣を全国の自治体に先駆けて導入してはどうか。
という提案をしました。
特に①については、市からも共通の認識を引き出すことができたと思っています。
ところで、今回19人の議員が一般質問を行なったのですが、
実はその中には、私の政策と対極ともいえる
「派遣は使うべきではない。全て直接雇用にすべきだ。」という考えもありました。
民間企業でも、人材戦略を考える際には、
「派遣を積極的に採用するべきだ。」という意見と
「いや、直接雇用だけにするべきだ。」という意見が対立し、
・コスト
・職員の安定性
・職員の管理事務効率
・実際に良い正職員を採用できるか
などを比較して、導入するかどうかを決めています。
だから、こういう双方の意見が市の議会で出て、
市がそれぞれの主張を取り入れ、結論を出していくことは
非常に有益だと思っています。
・・・しかし、今回の「派遣を使うべきでない」という主張の理由は
「格差社会を生み出すから」というものでした。
派遣のような不安定雇用が格差社会を生み出す一因だ!という主張です。
質問の中では、保育士の派遣を例に出して、
「派遣料金は、1650円。そのうち、スタッフに渡っているのは、約7割。
(≒1,100円~1,200円程度)。 残りの3割は派遣会社が 『ピンはね』 している。」
という内容でした。
ちょっと待ってください!!!
派遣会社は、その『3割』を使って、
・派遣スタッフの社会保険
・派遣スタッフの有給休暇付与 を行ない、
・社員の給料
・事務所の経費、スタッフとの電話代
・募集広告代 etc
を行なっているのです。決して 『ピンはね』 ではありません。
日雇い派遣の中止などを求めている政党の意見なので、
派遣社員を減らす=正職員が増える=弱者の味方 という政策のようです。
しかし、派遣会社を『ピンはね会社』と呼び、派遣の仕組みの大枠を把握せずに
このような主張をするのは、決して労働者の味方ではないと、私は思っています。
・・・確かに最近、大手派遣会社の問題などもあり、
派遣業界に対する風当たりは強いです。
しかし、どうかわかっていただきたいのは、
多くの派遣会社は、真面目にスタッフのために働いている!ということです。
担当営業が休日や昼夜を問わず電話を持ち歩き、
スタッフからの相談に24時間体制で応えたり・・・
仕事案内のため、社員のほうの平均の勤務時間は夜10時近くなってしまったり・・・
スタッフのシフト管理を代行することで、派遣先の業務負担を軽減したり・・・・
スタッフの出勤管理・給与計算・支払業務を一手に行っていたり・・・
時に、スタッフへの注意・指導、励まし・激励を行なったり・・・
その全てを含めて、『派遣料金』があるのです。
市で派遣を使う場合の議論は、これらを派遣会社が代行していることを踏まえて、
コストメリットがあるか、それとも、直接雇用のほうがいいかを検証すべきなのです。
市の業務のうち、派遣の方にお願いできる仕事は何なのか??
それを十分に精査することで、市の職員はより政策的な業務に携わり、
そして、可能なものを 派遣 や シルバー人材センター などにも解放していくことで、
職場の活性化が図られると思います。
最後になりますが、私は派遣で働いている人には、
最大限の敬意と尊敬の気持ちをもっています。
※上に書いた例をずっと実践してまいりました。
単に言葉だけじゃなく、
これまでの派遣会社の営業をやってきた者としての心構えです。
その気持ちを引き続き抱いて、今後も「働くということ全般」について
取り上げていきたいと思います。
こんにちは。
3/10(月)は、4名が一般質問を行ないました。
3/11(火)に、3名が質問を行ない、合計19名の一般質問が終わります。
さて、今日は私の一般質問のうち、
テーマ4 「自治体の人材派遣活用」をご報告します。
※テーマ3 は明日以降ご報告します。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
私は、議員になる前、人材派遣会社の営業マンをしていました。
担当していたのは、介護施設で働く「ケアワーカー(=介護職)」や「看護師」
その他、「保育士」も担当したことがあります。
これらの職種は、昔から「労働者派遣法」で派遣を認められていたのではなく、
ここ最近になって「解禁」=つまり、派遣OKになった職種です。
そのため、いろいろな制限やルールがあります。
例えば、
・1つの就業場所には、1年間しか派遣できない。
・しかし、現場職員の同意があれば、3年まで延長できる といったルールです。
私も営業マン時代、埼玉県内の自治体に派遣したことがありますが、
現場サイドでその全てのルールを把握するのは難しく、
こちらがうまく伝えないといけません。
それは大変な工程でしたが、
こうした経験があったからこそ、派遣法について、詳しくなりました。
さて、今回の質問はこれらを前提にした質問です。
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Q、和光市の人材派遣の活用事例は?
これまでに、
・保育園の「保育士」(どうしても手薄になる早朝や土曜日)
・保育園の「看護師」
・住民記録の入力担当
・選挙の時の「事務」や「開票作業」
で活用事例があります。
Q、派遣の契約は、人事課が窓口になっているのか?
いえ、現場で契約や会社の選定をしています。
Q、(上記に書いたように様々なルールがある。)
現場サイドだけの管轄にしていると、各部門が派遣ルールに精通してなければならない。
総務部に、派遣利用時に、そうしたルールが適切に運用されているかを
チェックする機能を早急に備えるべきだと思うが、どうか?
はい、そうした運用を視野にいれ、チェック機能を強化したいと思います。
Q、(育児休暇・自己研修休暇などが導入される予定だが)
そうなると、職員の欠員が生じる可能性がある。
今まで、積極的ではないが、事務職員での派遣活用も検討してはどうか?
はい、期間や業務内容を見極め、必要な場合には活用を行なってまいります。
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この他、派遣には、
一定期間、派遣で就業した後、派遣社員本人と派遣先企業の双方が合意したら、
直接雇用に切り替える『紹介予定派遣』という制度があります。
この制度を、例えば、採用が非常厳しい「保育士」の確保に
利用できないかを提案しました。
(※紹介手数料を取られるのですが、コストメリットは十分にあると思っています。)
この紹介予定派遣の活用には、地方自治法とか地方公務員法とか・・・
様々な「壁」があるので、すぐに実施とはいきません。
でも、例えば、そうした特別ルールを承認する「特区」という制度があります。
そうしたことも踏まえて、引き続き研究したいと思っています。
・・・さて、この派遣の活用に関する話題は、もう1回続きます。
この回をご覧いただいた方には、是非ご覧いただきたいと思っています。
昨日(3/8<金>)は、一般質問の3日目でした。
堀議員、斉藤(克)議員、柳下議員、荻野議員の4名が
一般質問を行ないました。
さて、それでは、今日は
「テーマ2 和光市駅前商店街の活性化」について
ご報告したいと思います。
今回、このテーマを取り上げるにあたって、私は
昭和30年代~50年代ころに遡って、写真や文献で当時の商店街の様子を
調べることにしました。
その頃は、魚屋や総菜屋など商店街らしいお店が軒を連ねていたのです。
市役所職員の方にも、昔から和光に住んでいる方も多く、
この質問の打ち合わせした時も、懐かしそうに当時のことを話していました。
・・・しかし、現在は、駅前商店街で生活必需品や日々の食事の食材を
揃えるということはできません。
新しいお店もできますが、ティーン店だったり、
リサイクルブティック(=質屋)だったりと、
商店街として、魅力を延ばすものとは言えない状況です。
それを踏まえて、質問を行なっていきました。
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Q、駅前商店街を含め、「商店会」はうまく機能しているのか?
→A、現在、高齢化・後継者不足などで、機能が発揮されず、
その多くは独自の再生計画も頓挫している状態です。
Q、市の積極的な施策が必要だと考えます。
そこで、一案として「まちづくり株式会社」を提案したい。
用語:まちづくり株式会社
自治体、商工会、事業主、市民が一緒になって立ち上げる
商店街再生のための会社。
長野市や川越市で実績があり、店舗の所有権と利用権を分けて、
テナント誘致を推進したり、空き店舗をイベントや市の事業に使う等の
政策が可能になる。
→A、この手法が和光市にマッチするかどうか、十分に検討を行ないます。
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この他、市や商店街両方が絡む
駅前商店街の景観形成の議論を活性化させるためにも、
この「まちづくり会社」の活用が有益であるという
考えを述べさせていただきました。
このような方法を、NPOや市民団体が行なっているケースもあります。
でも、私は「正式な企業体」として設立させる、この手法が
勢いとパワーをもって施策を進める方法だと思って、提案をいたしました。
それでは、来週は
「テーマ3」から順次ご報告させていただきます。