井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2008.03.14
こんばんは。

今日は、市内の3つの中学校で卒業証書授与式=卒業式が行なわれました。

(3つの中学とは、「大和中学校」、「第二中学校」、「第三中学校」のことです。)


文教厚生委員会に所属している議員には、各校からの案内をいただくのですが、
私は地元の「第二中学校」の卒業式に参加しました。


・・・実は、私は自分の中学校の卒業式をよく覚えていないんです。(10数年前…)

2年生の時、「卒業生を送る会」の実行委員会をやっていて
その時の記憶はよく残っているのですが・・・

くす玉を作ったり、
人文字(甲子園でやっているようなヤツ)をやったり、
当時流行っていたアーティスト GAO「サヨナラ」を合唱したりしました。
                    (↑懐かしい。。。)


そういう意味で本当に久々の卒業式でしたが、
本当に感動する卒業式でした。



   ← 二中の校門。きれいな白い梅の花が咲いています。



式は、開会の言葉の後、国歌・校歌の斉唱があって、
卒業証書授与がはじまります。

第二中学校では、ひとクラス約30人。合計122名が卒業します。

その後、校長・教育委員会・来賓・PTAの挨拶、祝電などがありました。
在校生の合唱もありました。


しかし、何と言っても一番感動したのが「卒業生の言葉と合唱」です。

代表の生徒数名が、ピアノの伴奏に併せて
スキー合宿、修学旅行、三葉祭、部活動のエピソードを語ります。
(途中に「大地讃頌」の合唱が入ります。)


その最後に、「旅立ちの日に」(※タイトル間違えてたらごめんなさい。)の合唱です。

この時、既に泣いている卒業生も多く、
私もこの時点でかなり涙が溢れそうになってました。。。

なにが素晴らしかったかというと、指揮者の生徒が
歌の途中で、手で「もっと大きい声出そう!」と合図を出したのです。

この学年は、先生方の思いもあって「歌声の響く学年にしよう」という
目標があったとのことです。

その思いがあってのことだと思います。

「これがこのメンバーでやる最後の合唱だ!もっと大きい声を出そう!」という
指揮者の合図を見て、卒業生の声はもっと大きく響きました。

・・・この時点で私もホロっときました


式は厳かな雰囲気で進んでいたので、
ひょっとしたら、この歌が終わっても、拍手は行なわない予定だったかもしれません。

ただ、この歌を聞いて、拍手を我慢できる人はいなかったと思います。
それほど、素晴らしい卒業の歌でした。



今日、卒業された中学生の皆さん、本当におめでとうございます。
そして、保護者の皆さまもおめでとうございます。

新しい旅立ちに心からお祝い申し上げます。




ちなみに。


卒業生の皆さんへ

今日卒業式を迎えたとしても、3月31日までは「中学生」です。

私は、当時1日でも早く働きたいと思っていたので、
卒業式の翌日に、マ〇ドナルドにバイトの応募に行きました。

そうしたら店長さんに、「君・・・まだ中学生だから・・・」と言われてしまいました
どうか慌てず、新たな進路でこれからも頑張ってください。



 
2008.03.13
こんばんは。

今日は「委員長報告」が行なわれました。

委員長報告とは・・・
総務委員会、市民建設委員会、文教厚生委員会の各委員会で
どのような審議がされたか、委員長が代表して報告すること、です。

最終日の「採決」の前に、この委員長報告は必ず行なわれます。


委員長報告の仕方は、委員長によって異なります。

例えば、

■ほとんどの内容を省略せず、ほぼ全部のやりとりを報告する委員長
                  ↑
                  ↓ 
■細かい点は省略し、委員会で大きく取り上げられた論点を中心に報告する委員長


私の所属している文教厚生委員会の報告は後者、
総務委員会の報告は、前者でした。(市民建設はその間くらい…だと思います。)


委員長報告は、最後に他の議員から質疑を受け付けます。

今回は誰も行ないませんでしたが、
「〇〇委員会では、××についての審議はありましたか?」と尋ねることができるのです。
そうして、適切な委員会審議がなされたかをさらに深めるのです。


・・・さて、いよいよ来週の月曜日(3/17)が、3月議会の最終日です。

最終日は、各議案の討論・採決が行なわれます。

その結果もまたご報告致します。










2008.03.12
こんばんは。
 ※今日(3/12[水])は休会日です。

さて、今日は、3月10日のブログ
一般質問 ~テーマ4 自治体の人材派遣活用~」の続編です。


前回のおさらいですが、私の一般質問では、

①派遣を活用するにあたっての、チェック体制の強化
②事務職員にも派遣の拡大を。
③紹介予定派遣を全国の自治体に先駆けて導入してはどうか。

という提案をしました。

特に①については、市からも共通の認識を引き出すことができたと思っています。


ところで、今回19人の議員が一般質問を行なったのですが、
実はその中には、私の政策と対極ともいえる
「派遣は使うべきではない。全て直接雇用にすべきだ。」という考えもありました。


民間企業でも、人材戦略を考える際には、
「派遣を積極的に採用するべきだ。」という意見と
「いや、直接雇用だけにするべきだ。」という意見が対立し、

・コスト
・職員の安定性
・職員の管理事務効率
・実際に良い正職員を採用できるか

などを比較して、導入するかどうかを決めています。


だから、こういう双方の意見が市の議会で出て、
市がそれぞれの主張を取り入れ、結論を出していくことは
非常に有益だと思っています。


・・・しかし、今回の「派遣を使うべきでない」という主張の理由は
「格差社会を生み出すから」というものでした。

派遣のような不安定雇用が格差社会を生み出す一因だ!という主張です。


質問の中では、保育士の派遣を例に出して、

「派遣料金は、1650円。そのうち、スタッフに渡っているのは、約7割。
(≒1,100円~1,200円程度)。 残りの3割は派遣会社が 『ピンはね』 している。」

という内容でした。


ちょっと待ってください!!!
派遣会社は、その『3割』を使って、

・派遣スタッフの社会保険
・派遣スタッフの有給休暇付与
  を行ない、

・社員の給料
・事務所の経費、スタッフとの電話代
・募集広告代 etc


を行なっているのです。決して 『ピンはね』 ではありません。


日雇い派遣の中止などを求めている政党の意見なので、
派遣社員を減らす=正職員が増える=弱者の味方 という政策のようです。

しかし、派遣会社を『ピンはね会社』と呼び、派遣の仕組みの大枠を把握せずに
このような主張をするのは、決して労働者の味方ではないと、私は思っています。


・・・確かに最近、大手派遣会社の問題などもあり、
派遣業界に対する風当たりは強いです。

しかし、どうかわかっていただきたいのは、
多くの派遣会社は、真面目にスタッフのために働いている!ということです。


担当営業が休日や昼夜を問わず電話を持ち歩き、
スタッフからの相談に24時間体制で応えたり・・・

仕事案内のため、社員のほうの平均の勤務時間は夜10時近くなってしまったり・・・

スタッフのシフト管理を代行することで、派遣先の業務負担を軽減したり・・・・

スタッフの出勤管理・給与計算・支払業務を一手に行っていたり・・・

時に、スタッフへの注意・指導、励まし・激励を行なったり・・・



その全てを含めて、『派遣料金』があるのです。

市で派遣を使う場合の議論は、これらを派遣会社が代行していることを踏まえて、
コストメリットがあるか、それとも、直接雇用のほうがいいかを検証
すべき
なのです。



市の業務のうち、派遣の方にお願いできる仕事は何なのか??

それを十分に精査することで、市の職員はより政策的な業務に携わり、
そして、可能なものを 派遣 シルバー人材センター などにも解放していくことで、
職場の活性化が図られると思います。



最後になりますが、私は派遣で働いている人には、
最大限の敬意と尊敬の気持ちをもっています。
 ※上に書いた例をずっと実践してまいりました。

単に言葉だけじゃなく、
これまでの派遣会社の営業をやってきた者としての心構えです。


その気持ちを引き続き抱いて、今後も「働くということ全般」について
取り上げていきたいと思います。


  
2008.03.10

こんにちは。

3/10(月)は、4名が一般質問を行ないました。
3/11(火)に、3名が質問を行ない、合計19名の一般質問が終わります。

さて、今日は私の一般質問のうち、
テーマ4 「自治体の人材派遣活用」をご報告します。

※テーマ3 は明日以降ご報告します。


ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
私は、議員になる前、人材派遣会社の営業マンをしていました。

担当していたのは、介護施設で働く「ケアワーカー(=介護職)」や「看護師」
その他、「保育士」も担当したことがあります。

これらの職種は、昔から「労働者派遣法」で派遣を認められていたのではなく、
ここ最近になって「解禁」=つまり、派遣OKになった職種です。

そのため、いろいろな制限やルールがあります。

例えば、
・1つの就業場所には、1年間しか派遣できない。
・しかし、現場職員の同意があれば、3年まで延長できる
 といったルールです。


私も営業マン時代、埼玉県内の自治体に派遣したことがありますが、
現場サイドでその全てのルールを把握するのは難しく、
こちらがうまく伝えないといけません。

それは大変な工程でしたが、
こうした経験があったからこそ、派遣法について、詳しくなりました。


さて、今回の質問はこれらを前提にした質問です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q、和光市の人材派遣の活用事例は?

これまでに、

・保育園の「保育士」(どうしても手薄になる早朝や土曜日)
・保育園の「看護師」
・住民記録の入力担当
・選挙の時の「事務」や「開票作業」

で活用事例があります。


Q、派遣の契約は、人事課が窓口になっているのか?

いえ、現場で契約や会社の選定をしています。


Q、(上記に書いたように様々なルールがある。)
現場サイドだけの管轄にしていると、各部門が派遣ルールに精通してなければならない。
総務部に、派遣利用時に、そうしたルールが適切に運用されているかを
チェックする機能
を早急に備えるべきだと思うが、どうか?

はい、そうした運用を視野にいれ、チェック機能を強化したいと思います。


Q、(育児休暇・自己研修休暇などが導入される予定だが)
そうなると、職員の欠員が生じる可能性がある。
今まで、積極的ではないが、事務職員での派遣活用も検討してはどうか?

はい、期間や業務内容を見極め、必要な場合には活用を行なってまいります。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この他、派遣には、
一定期間、派遣で就業した後、派遣社員本人と派遣先企業の双方が合意したら、
直接雇用に切り替える
『紹介予定派遣』という制度があります。


この制度を、例えば、採用が非常厳しい「保育士」の確保に
利用できないかを提案しました。
(※紹介手数料を取られるのですが、コストメリットは十分にあると思っています。)


この紹介予定派遣の活用には、地方自治法とか地方公務員法とか・・・
様々な「壁」があるので、すぐに実施とはいきません。

でも、例えば、そうした特別ルールを承認する「特区」という制度があります。
そうしたことも踏まえて、引き続き研究したいと思っています。



・・・さて、この派遣の活用に関する話題は、もう1回続きます。

この回をご覧いただいた方には、是非ご覧いただきたいと思っています。









2008.03.08
こんにちは。

昨日(3/8<金>)は、一般質問の3日目でした。

堀議員、斉藤(克)議員、柳下議員、荻野議員の4名が
一般質問を行ないました。


さて、それでは、今日は
「テーマ2 和光市駅前商店街の活性化」について
ご報告したいと思います。


今回、このテーマを取り上げるにあたって、私は
昭和30年代~50年代ころに遡って、写真や文献で当時の商店街の様子を
調べることにしました。

その頃は、魚屋や総菜屋など商店街らしいお店が軒を連ねていたのです。

市役所職員の方にも、昔から和光に住んでいる方も多く、
この質問の打ち合わせした時も、懐かしそうに当時のことを話していました。


・・・しかし、現在は、駅前商店街で生活必需品や日々の食事の食材を
揃えるということはできません。

新しいお店もできますが、ティーン店だったり、
リサイクルブティック(=質屋)だったりと、
商店街として、魅力を延ばすものとは言えない状況です。

それを踏まえて、質問を行なっていきました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q、駅前商店街を含め、「商店会」はうまく機能しているのか?
→A、現在、高齢化・後継者不足などで、機能が発揮されず、
その多くは独自の再生計画も頓挫している状態です。


Q、市の積極的な施策が必要だと考えます。
そこで、一案として「まちづくり株式会社」を提案したい。

 用語:まちづくり株式会社


 自治体、商工会、事業主、市民が一緒になって立ち上げる
 商店街再生のための会社。

 長野市や川越市で実績があり、店舗の所有権と利用権を分けて、
 テナント誘致を推進したり、空き店舗をイベントや市の事業に使う等の
 政策が可能になる。

→A、この手法が和光市にマッチするかどうか、十分に検討を行ないます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


この他、市や商店街両方が絡む
駅前商店街の景観形成の議論を活性化させるためにも、
この「まちづくり会社」の活用が有益であるという
考えを述べさせていただきました。


このような方法を、NPOや市民団体が行なっているケースもあります。

でも、私は「正式な企業体」として設立させる、この手法が
勢いとパワーをもって施策を進める方法だと思って、提案をいたしました。



それでは、来週は
「テーマ3」から順次ご報告させていただきます。



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