井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
今、私がブログに書きたいな、と思いながら
貯めてしまっている話題は
・会津若松市議会 視察報告(本論)
・特別職報酬等審議会について(=議員や市長の給与・報酬を決める)
・大規模事業検証会議
といったところです。
後日、キチンと書きたいと思います。
さて、今日はそれらの話題の前に
触れておこうと思ったのがコチラ。
これは、私が9月中旬から毎週土曜日に通っている
『男の健康ダイエット講座』のテキストです。
保健センターの事業として行なわれているもので、
30歳になるのを機に「健康を気にしなければ」・・・と申し込みました。
実際、議員の仕事を始めてからと、
サラリーマンの新人時代で毎日飛び込み営業を行なっていた頃とを
比較すると・・・
平均で2kg。多い時(=議会終了直後。約1か月間、座りっぱなしで太る。)だと
約3kgくらい体重が増えてしまうこともあります。
そのため、目標は、マイナス3kgです。
・・・実は、こんな話、オープンにせず
こっそりやって、こっそり成果を出せばいいかな、と思っていたのですが、
結果測定まで、あと2週間となり、まだ目標に達していません・・・

少しでも自分に気合 を入れるため、ここに書かせてもらいました。
※測定の前に、逃げ道を作るのは良くないのですが、
仮に、次回の測定(=11月21日)に、マイナス3kg達成できなくても、
その後も必ず運動を続けて、結果を出します!
・・・とはいえ、次の測定での達成を目指し、頑張ります!
他の参加者の方の取り組み状況(=例:毎日必ず15,000歩、歩く。)や
結果が出ている(=例:既に5kg痩せました)という話を聞くと、本当に刺激になります。
(合わせて、サボってしまっていた自分の弱さも感じます。)
少しでも、時間を見つけて、ウォーキング、ストレッチ、筋トレ。
やりたいと思います。
ちなみに。
表題の「気持ちよく、デリケートに。」は、指導をしてくださっている
菅野先生(=「はなまるマーケット」にも出演された有名な方です。)が
ストレッチをしているときに、よく口にされる言葉で、とても気に入っています。
この講座は、ストレッチを重視していて、
毎回2時間のうち、半分くらいはストレッチを行なっているような気がします。
「痛い」や「辛い」ではなく、あくまでも
気持ちよく、デリケートに。
菅野先生は、こうした運動やダイエットだけでなく、
「全てに対してこの感覚が大切」、と教えてくれます。
私も仕事やその他、力みが出た時には、
この言葉を思い出したい、と思います。
昨日の初の西高島平駅での駅立ち。
2時間くらいでしたが、さっそく手がひび割れました。。。
それだけ寒かったということだと思います。
ただ、駅立ちそのものは非常に温かい気持ちで行うことができました。
82名の方に受け取っていただきました。
板橋の議員さんと間違われないように、
こういう「和光市の皆さま!」という看板を立てて駅立ちをしました。
・・・といっても、差し出されて
反射的にとった板橋区民の方もいたとは思いますが

でも、
「おっ、君は確か、卓球の・・・!」 や
「ごくろうさま」 とお声掛けくださった方もいらっしゃいました。
また、チラシを受け取ったあと、
メールを送ってくださった方もいて、本当に温かかったです。
これからも西高島平駅にも立ちますので、
今後もよろしくお願いします。
それから。
先日、市役所がはじめた「自転車市役所

今、市役所の自転車置き場には、こんな自転車が止まっています。
詳しくはこのURLから市のHPを見てもらいたいと思いますが、
http://www.city.wako.lg.jp/home/busho/_5827/_8424.html
自転車議員としては、嬉しい取り組みが始まったと思っています。
あと合わせて「いいな。」と思ったのが、
この自転車がキチンと整列されていたことです。
当たり前だと思うかも知れませんが、そうでもないんです。
実は以前も、各課が有する自転車はあって利用されていたんですが、
自転車ラックの低い箇所を中心に止めてありました。
↓
つまり、少し持ち上げて載せる部分は利用していない。
それは、市の職員が通勤で使っている自転車もそうでした。
・・・何が言いたいか、というと、市役所が開庁する9時頃には、
ほとんどの低段のラックは、市役所関係の自転車で埋まっていたのです。
すると・・・9時以降、市役所を訪れた市民は、「ヨイショ」と
自転車を持ち上げ、ちょいと不便な上段しか空いていない、という状態でした。
本当に小さなことかもしれませんが、
子連れのママチャリであれば、この上段ラックにタイヤを引っ掛けるのも
結構大変だったりします。
そうした小さな心遣いが、市役所に根付くといいな、と思います。
あと私が気になっているのは、職員のバイク。
(※結構デカい。詳しくはわかりませんがきっと良いバイクなのでしょう。)
通路を塞ぐくらいに何台も並べて止まっていることもあり、
自転車派の私も、駐輪場に止める際、バイクがあるおかげで
迂回して、自転車を止めに行ったこともあります。
これは、政策・ルール化というより「小さな気づき」ですので、
利用職員の自主的な気づきを期待したいところであります。
こんにちは。
昨日からものすごく寒いです。
外出される方はどうか暖かくしてください。
さて。
配るホームページ第18号ですが、
可能な範囲への配布を進め、駅立ちも各ポイントを終えました。
ただ、前々から気になっていたことがあって・・・
それは、白子や下新倉お住まいの方の中には
都営三田線の「西高島平駅」を利用されている方もいるということ、です。
そのため明日、天気が良ければ、第18号での
初の西高島平駅での駅立ちを行いたい、と思います。
受けとってくださる方がいると嬉しいです。
さて、今日の本題へ。
タイトルに書いたように、先日の事業仕分けや
その他の事柄を合わせて、見えてくる課題を考えてみよう。という試みです。
第1回のテーマは、今日が文化の日ということもあるので
『図書館』です。
先日の事業仕分けの結果は、【図書館管理運営・施設整備】
不要 0
民間 0
国・県・広域 0
市(民間委託) 4
市(要改善) 1
現行通り 0
という結果でした。
(※その他の結果は、下記をご参照ください。)
http://www.city.wako.lg.jp/var/rev0/0002/8243/20091026134212.pdf
・・・この結果は、後ほど触れます。
さて。
この事業仕分けが行われた2日後のことです。
あるご婦人が、私が朝、和光市駅北口でチラシ配りをしていた時、
話しかけてくださいました。
(女性):「先日、図書館に、『NHK今日の料理』のテキストを
放送が終了するまで、貸し出しに回さないようにお願いに行ったんです。」
・・・少し、補足します。
NHKの料理番組、『今日の料理』はおそらく皆さまもご存じだと思います。
♪ チャッチャラチャラチャラチャチャチャ~
♪ チャッチャラチャラチャラチャチャチャ~、というイントロで始まる、あの番組です。
普通、雑誌については
和光市図書館では、最新号は貸し出しを行わないことになっています。
そのため、10月号を借りるには、11月号が出た時点で
貸出しが解禁される、というワケです。
しかし、『今日の料理』という番組は、
・先に10月号テキストが発行
・そのテキストに載っている料理を、10月の番組で取り上げる
という流れになっており、そのため、
11月の放送に備え、10月中に、翌月の11月号が発行されるワケです。
つまり、10月の放送をやっている最中に、
最新号である11月号が発行されるため、10月号は貸し出し可能状況になるのです。
・・・これだけ見れば、
「放送に合わせて、借りれるようになるんだからいいじゃないか。」と思う方も
いると思います。
ただ、借りれる・・・ということは、
イコール、1人の方が2週間独占できる、という
ことでもあります。
そのご婦人の願いは、
「図書館に行った時に、レシピをメモ出来るように
10月分の放送が終了するまでは、貸し出しは行わずに、置いておいてほしい。」
ということだったワケです。
私も、この話を聞いて「なるほどな」と思いました。
最新号の発行=バックナンバーの貸出解禁は、
そもそも読みたい人が集中する「最新号」を独占せず、共有するためのルールです。
そう考えれば、この『今日の料理』のような雑誌については、
一概に、そのルールを適応するのではなく、
利用者のニーズに合わせて、貸出解禁に時差を設けるのも良い、
と思いました。
・・・さて。
ここからがポイントです。
このご婦人は、この件を既に図書館に相談に行ったそうです。
その時、図書館から何と言われたか・・・
「それを叶えたいなら、
“市長の手紙”に投稿してください。」
だったそうです。
「市長の手紙」とは、文書 or メールで
直接、松本市長のもとに届く、市政の広聴ツールのひとつです。
おそらく、この図書館の回答の裏には、
「(先程紹介した)雑誌には共通の貸出ルールがある。
だから、この雑誌だけそのルールを除外することはできない。」
という思いがあるのでしょう。
・・・しかし、市民からの相談に関して、
「じゃあ、市長に直接言ってください」と回答する図書館、・・・というのは
私はとても残念に思いました。
このご婦人に回答したのが、市の職員なのか?
それとも、委託している文化振興公社の職員なのか?は、わかりません。
また、初めての相談ではないともおっしゃってたので、
図書館内で過去に検討されたことがあり、その結果、ルールの除外は難しいという結論が
既に出ているのかもしれません。
・・・ただ、いずれにしても、このご婦人への回答は
事業仕分けの説明の時、図書館担当の市職員が、
「図書館は市の職員がいてこそだ。」
「民間委託は考えられない」
と言っていたことを考えると、
・市の図書館として、市民の相談や要望に応える姿勢があるのか?
・この件を、市長にまで上げ、トップからの指示・判断を待とう、と考える姿勢
(こうした要望であれば、現場の判断で解決してほしい、と私は思う。)
は、事業仕分けで指摘された、「民間でも出来るのではないか?」という
指摘を端的に表しているような気もいたします。
なんにせよ、事業仕分けの結論通りになることはありませんが、
あの場で、「なんで民間委託でもいいだろう」という結論が出たのか? に
ついては、しっかりと今からでも活かしていってほしいと思います。
こんにちは。
先週末に掛けて、福島県会津若松市への視察に行ってきました。
この会津市議会は、私が毎年夏参加している
「市民と議員の条例づくり交流会議 2009」でも特集されていました。
また、この秋に開催される「マニフェスト大賞 2009」でも
その議会改革の取り組みがノミネートされるなど、今注目の議会です。
視察も、全国から100を超える自治体議会が来ているそうです。
今回のような、自治体議会単位ではなく、
市町村を超えた若手議員の集まり、というのは珍しいようで、
合計で3時間半くらい対応いただきました。
きっと議員業界の中では、羨ましがられるほどの
貴重な視察だったと思います。
さて、ここまでお話ししたところで、視察の本論は、後日お話しします。
今日はそのプレ報告=前フリとして
少し、お話しさせてください。
私にとって、福島県は初めてでした。
また、(現地集合だったため)、私は行き帰りは
他のメンバーが車で行くところ、電車で向かいました。
一人旅はおそらく3年ぶりです。
選挙に出る前の年(2006年秋)に、岩手・秋田を巡った旅を
思い出しました。その時も、紅葉がきれいでした。
これは、車内からとった、磐梯山!・・・だろうと思って
写した写真です。
和光では徐々に紅葉が進んできたかな・・・というところですが、
会津の山々は、まさに見頃でした。
視察までは市内を巡る時間を設けてあったので、
会津に着いてから、市内を巡ることにしました。
※先にお話ししますが、今回は当初より、視察+会津巡りの予定で考えていたので、
政務調査費は、費用に充てておりません。全て自費で参加しています。
今、会津はNHK大河ドラマ『天地人』の舞台として
観光も盛り上がっています。
その上杉景勝と直江兼続が
会津を治めたのが、この鶴ヶ城(=つるがじょう)です。
(左)=全景
(右)=天守閣から写した写真
この鶴ヶ城を訪れたとき、地元の観光ボランティアガイドさんから
面白い話を聞きました。
この写真の鶴ヶ城は、昭和の時代に再建されたものです。
(※本物は、江戸から明治への動乱で、壊れる⇒解体されました。)
実は、上から写した写真の広場のような場所、
もともとは「競輪場」だったそうです。
・・・で、昭和の30年代に当時の会津市議会で
・引き続き競輪場を運営するか?
・それとも鶴ヶ城を再建するか?
を議会で議決したそうです。
その結果は、1票差で「鶴ヶ城の再建」と決まったそうです。
この時の議会の判断が違っていれば・・・
我々が鶴ヶ城を見ることはできなかったワケですし、
全国からここまで観光客が訪れることもなかったわけです。
また、まちづくりも「歴史と文化のまち 会津」ではなく、
競輪によって支えられるまちとなっていたはずです。
改めて、議員・議会の責任の大きさを感じたエピソードでした。
そうした先見性は、今、議会改革のトップランナーとして注目される
現代の会津若松市議会にも受け継がれている・・・ということなのかもしれません。
さて。
会津市議会の視察本論については、
またご報告したいと思います。
※なお、明日以降は貯めてた話題をいくつか載せて、
その後、本題を取り上げます。
今日は先日、10月7日(水)に行った
岐阜県多治見市の「財務条例」の視察報告を行いたいと思います。
※今日、正式な報告書を議会事務局に提出し終えました。
==
この「多治見市健全な財政に関する条例」(以下、財務条例)は、
松本新市長のマニフェストに掲げられたものです。
マニフェストにはこのように書いてあります。
(3)「健全財政条例」で財政の健全性を維持する仕組みを作ります
財政状況の基準を作り、無理な支出を未然に防ぐ仕組み=「健全財政条例」を作ります。
企業の実績に左右されない強い財政基盤を作り、突然の「夕張化」を予防します。
これを受け、私は同趣旨の条例を和光市に制定することを視野に入れて、
視察に挑みました。
視察の結果、下記の点がポイントになると考えています。
====
① 必要性 多治見市は和光市と自治体的特徴が類似している
多治見市は近年、名古屋のベッドタウンとして発展を遂げています。
産業としての「焼物」が有名ですが、輸入物や安価品に押され、低下傾向にあります。
つまり、歳入基盤が脆弱であり、且つ個人市民税割合が高いという状況であり、
この点が、和光市の現状に類似している。
また通常経費の削減や多額な費用を必要とする計画事業(※多治見市の場合は
耐震補強工事を挙げていましたが、和光市では、さらにこれに
区画整理事業なども加わってきます。)を多数抱えている点でも似ています。
その中で、和光市にとっても将来の計画的な財政運営のため、
この財務条例の制定の必要性は高いと考えました。
② 制定までの手順 市民参加が不可欠
視察の中で、「市民への周知」及び「認知度・理解度」の状況について質問を行った。
その回答は、講演会の実施や決算・予算のわかりやすい公表など、
財政全般のPRに努めてきているが、認知・理解となると難しい、というものでした。
今後、和光市で財務条例の制定へ動くのであれば、
市民への周知・理解の促進(=市民参加)は不可欠である、と考える。
(※市長からの提案・議会からの提案のいずれを問わず。)
なぜなら、この財務条例は、市長や市役所の財政運営を縛るだけでなく、
議会からの予算を伴う提案や市民からの要望も一定の制限が掛かることになるからです。
簡単に言うと、「アレもやって」「コレもやって」は通用しなくなります。
しかし、その点を踏まえた上でも、和光市の今後の厳しい状況を考えると、
財政状況を市民と共有し、適切な事業の取捨選択をして、
市政運営をするための手段として、非常に有効である、感じました。
③ 時期 早期の制定が最も適当である
今年、平成21年度には、「事業仕分け」と「大規模事業検証会議」が開かれています。
これらを通して、既存事業並びに計画事業の棚卸しと市民共有が
図られる途中です。
となると、次に必要となるのが、「財政状況の市民との共有化」です。
そして、それを経た上で「財務条例の制定」が必要だと考えます。
また、この財務条例は、第4次総合振興計画の策定前に整え、
この条例の概念を第4次総合振興計画に反映させることが望ましい、と思います。
※また、先に示した市長マニフェストにも、
半年以内に取り掛かるという、早期実現の目標が示されています。
ただ、焦って、市民参加を省略することは許されませんし、
指標の設定など、やるべきことは多いので、
えいやっ!でやるのではなく、慎重さが必要だと思います。
④ 課題 議会が財務条例に対応できるか
この財務条例が制定されれば、市民の行政に対する見方や、
議会の在り方も大きく変わってくる、と思います。
そのためには、現在進行中の「議会基本条例」にも、
この条例の趣旨を反映させて、リンクした形で進めるのが望ましい、と考えます。
また、仮に制定すれば、限られた財源の中で、
・何に優先順位を置くべきか、
・どれだけ安価な方法で事業の目的を達成できるか
という視点での議論を行う必要が出てきます。
この財務条例制定下で、有効な議論が出来る議会への転換が
求められるのだと思っています。
以上で、視察の報告を終わります。
なお、次回は、10月30日(金)に
議会改革で有名な 会津若松市 に若手地方議員の有志と
視察に行ってきます。
※ブログは、3日ほどお休みします。
戻ったらまた、ブログで視察報告を行います。