井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2007.02.21
今日は「介護」をテーマにお話をさせてください。
千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム
「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」での、入所者への虐待の疑いが持たれている、
というニュースがあります。
昨年まで、様々な介護施設に関わっていた私にはとてもショッキングなニュースです。
私は東京・埼玉・千葉・神奈川の高齢者施設を
合計500ヶ所以上、人材派遣の営業として訪ねて回りました。
その中には、『入居金 ○億円』というところもあれば、
独身寮を改築して、車椅子も通れないという施設もありました。
しかし、私が介護職員さんを派遣した中で
「拘束をしていた!」という施設はありませんでした。
それはスタッフを派遣する時、
必ず施設内を見学・チェックさせてもらっていたからです。
職員の人数体制、衛生面、雰囲気etc。
そこで「この施設、あやしい・・・」と思ったら、派遣をしませんでした。
(営業としては少しでも売上を上げるべきですが)
それが私にとっては『スタッフを守る』、ということでした。
事件に話を戻しますが、
私は入居者はもちろん、介護労働者や家族のためにも
『行政による介護施設の状況把握は不可欠である』と考えます。
今回の事件のポイントは、
●改正老人福祉法による「有料老人ホーム」の定義そのものがあいまいである。
という点と、
●行政による施設の状況把握(=監視行動)が出来ていなかった。
という点だと思います。
国と自治体が共に早急な対策を講じなければなりません。
和光市では高齢化が更に進むと、
特別養護老人ホームや老人保健施設のような「重介護者向け施設」よりも
まさに今回のような「軽度向け施設」のニーズが先に高まると、私は考えます。
その時、「ニーズがあるから」「在宅では暮らせない高齢者が増えたから」と
慌てて施設を整備することになったら、場合によっては同じことが起こるかもしれません。
だからこそ、私は「介護」にハード(=施設)とソフト(=運営)の両面を
行政がしっかりと関わっていくことが大事、と訴えていきたいと思います。
千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム
「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」での、入所者への虐待の疑いが持たれている、
というニュースがあります。
昨年まで、様々な介護施設に関わっていた私にはとてもショッキングなニュースです。
私は東京・埼玉・千葉・神奈川の高齢者施設を
合計500ヶ所以上、人材派遣の営業として訪ねて回りました。
その中には、『入居金 ○億円』というところもあれば、
独身寮を改築して、車椅子も通れないという施設もありました。
しかし、私が介護職員さんを派遣した中で
「拘束をしていた!」という施設はありませんでした。
それはスタッフを派遣する時、
必ず施設内を見学・チェックさせてもらっていたからです。
職員の人数体制、衛生面、雰囲気etc。
そこで「この施設、あやしい・・・」と思ったら、派遣をしませんでした。
(営業としては少しでも売上を上げるべきですが)
それが私にとっては『スタッフを守る』、ということでした。
事件に話を戻しますが、
私は入居者はもちろん、介護労働者や家族のためにも
『行政による介護施設の状況把握は不可欠である』と考えます。
今回の事件のポイントは、
●改正老人福祉法による「有料老人ホーム」の定義そのものがあいまいである。
という点と、
●行政による施設の状況把握(=監視行動)が出来ていなかった。
という点だと思います。
国と自治体が共に早急な対策を講じなければなりません。
和光市では高齢化が更に進むと、
特別養護老人ホームや老人保健施設のような「重介護者向け施設」よりも
まさに今回のような「軽度向け施設」のニーズが先に高まると、私は考えます。
その時、「ニーズがあるから」「在宅では暮らせない高齢者が増えたから」と
慌てて施設を整備することになったら、場合によっては同じことが起こるかもしれません。
だからこそ、私は「介護」にハード(=施設)とソフト(=運営)の両面を
行政がしっかりと関わっていくことが大事、と訴えていきたいと思います。
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事