井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2008.04.11
こんばんは。

昨日に続いて、議事運営委員会(=略して議運)の報告をします。

※昨日から内容が続いています。まずは、昨日のブログ
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/298/ を先にご覧ください。


今回の主な議題は、
① 3月議会の結果報告を載せる「議会だより」の編集会議
② 議会改革について
で、①については、昨日のブログで報告をしました。


そこで、今日は ② 議会改革  について報告します。

・・・・・・・・・・・・・・・

議会改革は、

・より市民に開かれた議会のために
・より市役所をチェック機能を強化するために

といった目的を実現するために、今、全国の自治体で取り組まれています。
・・・つまり、現状ではまだまだ足りないところがあるということです。

議運では、各会派からテーマを持ち寄り、
そして、月1ペースくらいで話し合っています。


今回の主なテーマは「インターネット中継」の実施について、です。

東京都内の区議会などでは既に実施されています。

この導入の目的は、
議場に傍聴に行かなくても、議会でどういう議論がなされているか
市民が見ることができる
、ということです。


先に、今回の議運での結論をいうと

「前向きに検討し、先進事例の研究を行う」 です。


議会は平日の昼間行なわれます。
ですので、その時間帯に時間の取れる方しか来れません。

そこで、インターネット(及びケーブルテレビ)で、
議会の内容を見ることができるようにすれば、市民の皆さまも

・議員がどんな質問を行なっているか?
・それに対して、市がどういう回答を行なうか?

をチェックできます。


どの会派も反対という姿勢は取りませんでした。


但し、

Q1、導入するのには、システム整備にどれくらい費用が掛かるのか?
Q2、どれくらいの需要が見込まれるのか?
Q3、生中継(=リアルタイム発信)にするのか、翌日発信にするべきか?

など、明らかにしなければいけない点があります。


例えば、Q3
は大切な論点なのです。

実際の話、リアルタイム発信のほうがいいに決まっています。


しかし、

万一「不規則発言」があった場合、どうするか?
      (例:誤った認識での発言や不必要に個人名が上がった場合など)
で、意見が割れました。


私自身は出来る限り、リアルタイムに近いのが理想だと思っています。

原点に立ち返れば、
目的は足を運べない代わりに、ネットを通して見ることです。


その視点でいえば、議場で傍聴している人は不規則発言があった場合も、
それを耳にしているわけです。

ただ、ネットの場合はデータとして残ってしまうからこそ、
慎重論が出ています。


方法としては、

録画中継にとして、翌日には配信する。
・リアルタイム発信をして、不規則発言があった場合は、一旦停止⇒編集して発信

というのが考えられるのではないでしょうか?
こうした運用についても、他自治体の導入事例などを調べていく必要があります。


最後に一言。

今回の議運では、ひとまず前向きな方向性が示されました。


今後は、(私は議運のメンバーではありませんが)
うちの会派から議運に出席している松本議員を
情報収集などでサポートをして、実現に向けて動きたいと思います!


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