井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2007.12.28
こんばんは。
さて、12月議会の一般質問報告も
残すところ、今日明日の2日間となりました。
今日はテーマ6「公共施設の使用料見直し」について
ご報告致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「公共施設の使用料見直し」については、
このブログでも、
・10月20日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/174/
・10月25日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/180/
・11月 8日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/190/
に取り上げさせていただきました。
今回の市役所側の主張を ざっくり お話ししますと・・・
『公民館や地域センターは、税金で維持・管理している。
しかし、公民館を維持していくには、多大なお金がかかる・・・
原則、「使用料」を定めてはいるが、開設当時の古い設定だし、
市内の団体の多くは、使用料を免除するような仕組みも取っているため、
使用料はほとんど徴収していない。
だが、この公民館等の公共施設・・・全く使っていない人もいる。
その使っていない人たちから見れば、使っている人たちの光熱費などを含めた
使用料を税金で負担するとなると、
「俺たち使ってないのに、使っている人だけ恩恵を受けてズルい。不公平だ」
と思う人もいるだろう・・・
そうだ!! それなら、実際に使っている人・団体に使用料を負担してもらえばいいんだ!
受益者負担なら、公平性が図れるぞ!』
・・・絵文字まで使って、非常~に、ざっくりと表してみました。
これに対して、私は
〇この件を市民に知らせる上での「広報のあり方」について
〇稼働率について
というテーマで質問を行ないました。
Q1、今回、広報第1弾(10月号)では、周知の仕方が
不十分であった、という声が市民から寄せられ、追加措置をとった。
その経緯を経て、今後の広報をどう行うか?
⇒A1、当初の計画では不足であったという認識を持ち、追加対応しました。
今後のこの件の広報でも、慎重を期したい。
Q2、12月広報でも「詳しくは市のホームページで」
のような掲載内容が多いように感じる。
(紙面の関係があることは承知しているが)
広報単独で完結できる紙面作りをお願いしたい。
⇒A2、紙面の都合や原稿締め切りなどのため、やむを得ない場合も
あるが、極力、広報を情報源としている方々のためにも工夫をしたい。
【井上の対応】
今後、市民の意見を取り入れて方針の修正などを行うが、
その結果を、改めて説明する「場」を設けるよう提案させていただきました。
Q3、使用料をとるのならば、稼働率は下がらないか?
それによって、益々全体の使用料徴収は低下するのでは?
⇒A3、「Web予約システムの拡大」「市外料金の撤廃」などで
使用頻度を高めます。
Q4、稼働率は、料金設定に反映されていないが、
その算出根拠は妥当か?
⇒A4、民間施設とは違うので、利用者の支払いで全てを補う必要はない。
だから、使用料設定に、稼働率を組み入れる必要はない。
【井上の感想】
この「Q3&Q4」を聞いて、私は十分に納得はできませんでした。
まず、市の言う、「Web予約システムの拡大」 「市外料金の撤廃」を
進めたとしても、稼働率は上がるどころか、利用団体に負担が増えれば、
減っていくと思っています。
この点で、導入後の影響の分析が足りないように感じるのです。
そして、「A4」では、「利用者の支払いで全てを補う必要はない」、と言っています。
財政が厳しく、施設維持のためには、利用者負担も仕方ない・・・
というのであれば別ですが、実際、仮に導入しても、数百万円程度の収入が
入るだけ、という試算がされています。
利用状況に関係なく、
維持管理コストの部分だけを、施設面積などで割り出しているのですが・・・
それが将来的に持続できる算出根拠とは私は思えないのです。
さて、そうなると、市の最大の主張は「受益者負担の徹底」ということです。
・・・ですが、私は現時点では、そのことよりも、
「市役所や地域センターなど公共施設が、地域交流や
健康増進などに積極的に利用されること」のほうが重要だと思っています。
今後、市は市民の皆さまから寄せられた意見 (=パブリックコメント) をもとに
(※100件を超えているそうです!おそらく和光市新記録!)
<案>を修正し、2月頃の公表します。
この件は引き続き、ご報告していきたいと思います。
さて、12月議会の一般質問報告も
残すところ、今日明日の2日間となりました。
今日はテーマ6「公共施設の使用料見直し」について
ご報告致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「公共施設の使用料見直し」については、
このブログでも、
・10月20日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/174/
・10月25日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/180/
・11月 8日 http://inouewataru.blog.shinobi.jp/Entry/190/
に取り上げさせていただきました。
今回の市役所側の主張を ざっくり お話ししますと・・・
『公民館や地域センターは、税金で維持・管理している。
しかし、公民館を維持していくには、多大なお金がかかる・・・
原則、「使用料」を定めてはいるが、開設当時の古い設定だし、
市内の団体の多くは、使用料を免除するような仕組みも取っているため、
使用料はほとんど徴収していない。
だが、この公民館等の公共施設・・・全く使っていない人もいる。
その使っていない人たちから見れば、使っている人たちの光熱費などを含めた
使用料を税金で負担するとなると、
「俺たち使ってないのに、使っている人だけ恩恵を受けてズルい。不公平だ」
と思う人もいるだろう・・・
そうだ!! それなら、実際に使っている人・団体に使用料を負担してもらえばいいんだ!
受益者負担なら、公平性が図れるぞ!』
・・・絵文字まで使って、非常~に、ざっくりと表してみました。
これに対して、私は
〇この件を市民に知らせる上での「広報のあり方」について
〇稼働率について
というテーマで質問を行ないました。
Q1、今回、広報第1弾(10月号)では、周知の仕方が
不十分であった、という声が市民から寄せられ、追加措置をとった。
その経緯を経て、今後の広報をどう行うか?
⇒A1、当初の計画では不足であったという認識を持ち、追加対応しました。
今後のこの件の広報でも、慎重を期したい。
Q2、12月広報でも「詳しくは市のホームページで」
のような掲載内容が多いように感じる。
(紙面の関係があることは承知しているが)
広報単独で完結できる紙面作りをお願いしたい。
⇒A2、紙面の都合や原稿締め切りなどのため、やむを得ない場合も
あるが、極力、広報を情報源としている方々のためにも工夫をしたい。
【井上の対応】
今後、市民の意見を取り入れて方針の修正などを行うが、
その結果を、改めて説明する「場」を設けるよう提案させていただきました。
Q3、使用料をとるのならば、稼働率は下がらないか?
それによって、益々全体の使用料徴収は低下するのでは?
⇒A3、「Web予約システムの拡大」「市外料金の撤廃」などで
使用頻度を高めます。
Q4、稼働率は、料金設定に反映されていないが、
その算出根拠は妥当か?
⇒A4、民間施設とは違うので、利用者の支払いで全てを補う必要はない。
だから、使用料設定に、稼働率を組み入れる必要はない。
【井上の感想】
この「Q3&Q4」を聞いて、私は十分に納得はできませんでした。
まず、市の言う、「Web予約システムの拡大」 「市外料金の撤廃」を
進めたとしても、稼働率は上がるどころか、利用団体に負担が増えれば、
減っていくと思っています。
この点で、導入後の影響の分析が足りないように感じるのです。
そして、「A4」では、「利用者の支払いで全てを補う必要はない」、と言っています。
財政が厳しく、施設維持のためには、利用者負担も仕方ない・・・
というのであれば別ですが、実際、仮に導入しても、数百万円程度の収入が
入るだけ、という試算がされています。
利用状況に関係なく、
維持管理コストの部分だけを、施設面積などで割り出しているのですが・・・
それが将来的に持続できる算出根拠とは私は思えないのです。
さて、そうなると、市の最大の主張は「受益者負担の徹底」ということです。
・・・ですが、私は現時点では、そのことよりも、
「市役所や地域センターなど公共施設が、地域交流や
健康増進などに積極的に利用されること」のほうが重要だと思っています。
今後、市は市民の皆さまから寄せられた意見 (=パブリックコメント) をもとに
(※100件を超えているそうです!おそらく和光市新記録!)
<案>を修正し、2月頃の公表します。
この件は引き続き、ご報告していきたいと思います。
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事