井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2024.03.08
埼玉県議会は本日、各特別委員会が開催され、私は所属の『経済雇用対策特別委員会』での質疑に参加しました。今日のテーマは雇用情勢の現状です。

「単なる現状確認の質問で終わらず、そこから課題を指摘し、改善に繋がる提言が出来るか?」 それが議員の腕の見せ所であり、それを実現するべく調査を行うこと― それが私が議員として心がけていることの1つです。

今日の経済雇用対策特別委員会には、執行部から、雇用対策に取り組む産業労働部のほか、介護分野や建設現場に絞っての話もテーマに関わるため、福祉部や建設部からも職員が出席し、答弁者席には約50名程度の県職員が並んでいます。
(こんなに必要か?という議論もありますが。)


行政により差はあれど「議会に対応する」とは、これくらいのことを指します。

だから今回の退席騒動で和光市議会が「空転した」…と言いますが、和光市の市長や答弁者として名を連ねる各部長さんは「議会がある」という前提で毎朝を迎え、始まってみたら退席で延会…を繰り返した…ということになります。

部長さん以外にも、答弁で助言が必要になったとき用に職員が裏でスタンバイしています。

議会が進み出したされたとはいえ、それくらい準備が大がかりなものが、一部の議員のアクションにより数日流れたんだ…いうことを市民もしっかり知ってもらえたら…と思います。


「With great power comes great responsibility.」

(大いなる力には、大いなる責任が伴う)


この言葉は、映画「スパイダーマン」(一番最初に作られた「スパイダーマン」の第一作目)に出てくる名言です。

驚異的な力を手にした主人公ピーター=パーカー(スパイダーマン)に、育ての親である叔父のベン=パーカーが主人公に語るセリフです。

私は、これを議員である自分に言い聞かせています。


議員の行動・発言・質疑・判断・議決にはとても重みがあります。

政治は、人の人生を救うことが出来る反面、人の人生も大きく変える影響を持っている。

また、数さえ集まれば、議会において、より大きな行動・発言・質疑・判断・議決ができます。


あくまで私が自分に言い聞かせている言葉ですが、現在、国政・県政・市政を問わず、市民に胸を張れない政治の話題が多い中なので、こうした認識がもっと共有されていけばと願うばかりです。

そういう意味では、添付のURLを見てほしいのです。


和光市のHPには日々、和光市議会の動きが報告されているのですが『本会議(3月11日)の開催予定及び進捗状況について(3月7日)』というタイトルで


・誰がいつまで退席しているか?
(=誰がいつから出席しているか?)


が分かるように議長名で報告されるようになりました。






議員が「大いなる責任」をどのように果たしているか? を 市民が知る意味でとても良いことだと思います。


※この「議員の矜持」シリーズは、少なくともあと1回、続きます。


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