井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
20日(日)から続けている
「インターネット選挙運動の現状と問題点を探る」 の締めくくりとして、
私自身の経験をお伝えします。
私はこのブログもホームページも、
当選前から続けています。
しかし、公職選挙法では、選挙の1週間前=告示日までは
どのような手段か問わず・・・つまり、
チラシにもホームページにもブログにも・・・
「和光市議会選挙に出ます!」と書けないのです。
(「政治に挑戦!」は、具体的にいつのどの選挙に出る・・・とは
言ってないので「OK」ということでした。)
現職議員さんなら、「2期目のチャレンジ」とか、
「まだやることがあります」とか言い方があるんでしょうけど、
新人の候補者には、この規制によっては結構活動が制限されます。。。(^_^;)
その他、少しネットの話から外れますが・・・
私は選挙期間中、自転車で活動しましたが、
自転車に 井上わたる という旗を掲げてはいませんでした。
本人 という旗でした。
これも、公選法で禁じられているからなのです。
昨今の環境のことを考えれば、選挙カーを使わず、
代わりに自転車に旗を立てればいいようなものです。
しかし、認められているのは、自動車や船。 自転車は × です。
なんか・・・おかしいですよね (-_-;)
ちなみに。
何で選挙で候補者が「ハチマキ」、「タスキ」だかご存知ですか?
これも公職選挙法に、「名前を書いたものを掲げてはいけない。
ただし、身につけるものならOK」、というルールがあるからなんです。
ハチマキもタスキも体にくっついているからOK。
だから、あのスタイルになるのです。。。
以上、ネット選挙のこともそうですし、
こうした時代にマッチしていないことも含めて改正したい、
というのが私の考えです。
そして、これはシンポジウムの会場で
私も発言の機会をいただいたので、その場で述べたことですが・・・
基本的なルールだけ国で定めて、
あとは(地域によって選挙区の広さも規模も異なるので)
自治体ごとでルールを定めてはどうか?
とも思います。
衆議院の選挙と市長選挙と市議会議員選挙、
基本的に全部同じルールで行なっています。
ですが、それを選挙の実態に合ったものに変えれば、
より選挙が皆さんにとって、身近になって、
わかりやすくなるのではないか、と思っています。
前回お話しした
「インターネット選挙運動の現状と問題点を探る」 の続きです。
前回は、現在規制されている内容をご紹介しました。
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【選挙期間中やってはいけないこと】
「ホームページの更新」
「メールやメーリングリストを使って投票依頼をすること」
「掲示板やSNS(mixiのようなもの)を使って、政策を訴えたり、
投票依頼をすること」
「インターネットの動画(You Tubeのようなもの)を使って
政見放送を流すこと」
--------
さて、これだけ見ると、「別に認めてもいいんじゃないか?」と思う方も
多いのではないでしょうか。
しかし、現実にこの改正には今の国会は積極的でないというのが実情です。
その 要因の1つ は、
既存の政治家にとって、この改正は不利になる要素を含む、ということ。
地縁、血縁などがモノを言う選挙が日本の選挙と言われますが、
ネットが使えるようになると、発信できる情報量も増えます。
すると、地縁・血縁がない若い世代にも、
それを、カバーできる運動スタイルが可能になります。
そういう選挙に変換していくことを嫌う政治家が議論している以上、
なかなか変わらないという実情があるのです。
もうひとつの要因 は、
ネットならではの気をつけるべき点があるということ、です。
例えば、
・「誹謗・中傷」、「なりすまし」にどう対処するか?
・ある特定の議員のサイトを妨害するような行為をどう防ぐか?(=サイバーテロ)
・都合の悪いデータは、あとからでもデータを消せてしまう。
・「ネットは紙媒体よりは安価に出来る」、と期待れるが、
業者に依頼すると、結構高くつく。
⇒立候補を考える皆がその額を出せるとは限らない。公平性は?
このような点が挙げられます。
・・・確かに問題はあります。
しかし、例えば、選挙期間中のホームページは、
外からのネット攻撃が出来ないように、公的なサーバーを使う、など
提案も出ています。
私自身は、このネット選挙の解禁に 賛成 です。
そして、解禁されれば大いに活用したいと思います。
ただ・・・、それに頼るか・・・というと、
意外と私も今までの方法を重視すると思います(^_^)
次回は、このテーマの最後、
~自身の経験から~
を お送りしたいと思います。
~つづく~
昨日のブログの続きを書きたいと思います。
まず、参加した勉強会の主題は
「インターネット選挙運動の現状と問題点を探る」 です。
20日(日)の13:00~17:15頃まで開催されました。
参加者は、私のような議員よりもIT関係の方や
市民活動をしている方が多かったように思います。
さて、内容に入る前に
まずは、基本の確認です。
今の選挙に関するルールは「公職選挙法」で
・やっていいこと
・やってはいけないこと
が定められています。
昨日もお話ししましたが、
この公職選挙法は、インターネットやパソコンがない時代に制定されているため、
特別、ネットに関する項目はありません。
ですが・・・
「紙媒体の条文をネットに照らし合わせると・・・これは認められないね。。。」
このような解釈をしていくことで、実際にネットを使って
選挙活動をするには、出来ないことが多いのです。
↑
※ここでいう「選挙活動」とは、告示日~選挙前日までの間の
活動のことを指します。
和光市議会選挙だと、選挙カーを走られている、あの1週間のことです。
その一例を紹介します。
【選挙期間中やってはいけないこと】
・ホームページの更新
・メールやメーリングリストを使って投票依頼をすること。
⇒電話での依頼はOK。
・掲示板やSNS(mixiのようなもの)を使って、政策を訴えたり、
投票依頼をすること
・インターネットの動画(You Tubeのようなもの)を使って
政見放送を流すこと
------------
これら全てNGなのです。
これらが法改正されて、解禁されれば、
・今まで以上に得られる情報が増えて、
・若い世代にも関心を持ってもらえる
その結果、
政策本位の選挙になる! というのが
今回のシンポジウムで掲げられたテーマでした。
Q、果たしてその効果はあるのか!?
Q、また、問題はないのか!?
それを、次に取り上げます。
~つづく~
今日は東京駅の東京八重洲ホールにて
「インターネット選挙」に関するシンポジウムに参加してきました。
今の公職選挙法は、インターネットやパソコンなんてものの
無い時代に定められたため、明確にはネット禁止とは謳われていないのですが、
「拡大解釈をすると、ネットのこれもダメだよね。」
ということで規制されるケースが多いのが現状です。
・なにが問題で?
・どういう改善が必要なのか?
詳しい内容については、明日以降お伝えします。
こんにちは。
今日は、昨日【7/16(水)】の視察報告を行ないます。
向かった場所は・・・
こちら。
お台場にある 東京ビッグサイト です。
この東京ビッグサイトで、昨日から3日間(~18日まで)の会期で開かれている
「自治体総合フェア 2008」に行ってきました。
※HPサイトは、こちら⇒ http://www.noma.or.jp/lgf/
←会場までの通路。広くて迷ってしまいました。。。
この自治体総合フェアは、一言でいえば
「自治体向けサービスの見本市」、みたいなものです。
各種団体や企業が、市役所の行政サービス向上に役立つ製品やサービス、
パソコンソフトなどを展示・紹介しています。
※会場内は撮影禁止だったので、入口のみ撮影しました。
会場は、
・電子自治体 ゾーン
・危機管理 ゾーン
・省エネ環境 ゾーン
・活力まちづくり ゾーン
のように4つに分けられていて、
今、自治体が取り組むべき重要課題ごとに
企業が製品のプレゼンを行なっています。
おそらく、来場者の多くは、○○市役所の職員のように行政担当者が多く、
私のように議員で会場に来ている人は珍しかったのだと思います。
新しい発想やサービスを発見することができるので、ワクワクします
昔から見本市は好きで、介護スタッフ派遣をしていた時も、
「介護フェア」によく行きました。
中には、
「今後の一般質問で取り上げたい!」と思うものもありました。
特定の企業や製品を提案することはできませんが、
「こういう製品・サービスがあれば、和光市で課題になってる
“あの課題”を解決できるなぁ~」
というものもありましたし、逆に
「こういう“課題”があるんだけど、この製品で解消できますか?」
と、企業担当者に提案したりしました。
※企業側も、いろいろなニーズがあることに気付けるようで、
丁寧に対応してくれました。
帰宅後、会場でもらったパンフレットを並べてみました。
すごい数です・・・
改めて、じっくり読んでいこうと思います。
ちなみに。
会場でもらった粗品の数々です。
左から「エコバッグ」、「ボールペン」、
そしてロールケーキに見える「タオル」です。