井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2021.10.25
9月定例会の議案調査日に
我が会派「無所属県民会議」が呼び掛けて、勉強会を行いました。



会派の議員だけでなく、市議有志の方々や、
県庁や自治体職員の方にも参加してもらい、開催されました。

様々な事情で児童養護施設で育ったお二人がパネラーになり、
経験を含めたお話を伺いました。

新聞の見出しにもあるように、大きな課題となるのは、

・18歳までは児童養護施設での支援がある
・20歳からは社会的擁護の仕組みがある

この間の2年間を支える法的な仕組みが十分でないことです。

都道府県で出来る支援は確かにあって、
埼玉県も児童養護施設を出た後の支援として
追跡調査や継続支援を行っています。

ただ、国として法や制度を整えることは必須です。
(衆議院選でもっとクローズアップされてもいいと思います。)

パネラーのお一人、ブローハン聡さんは

・ライターの火であぶられたことがある

・服の下を選んでキズやアザがあったので普段の学校生活では気づかれなかった

・離婚後、母親に連れられてしょっちゅう違う場所で寝泊まり(生活)していた

・そうした日々は、まるで草食動物が肉食動物の群れの中に放り込まれたようだった

・父、義父を殺そうと思ったこともあるが…踏みとどまった


といった体験・感情を語ってくれました。

参加者には涙を流した者もおりました。

苦しい経験をしてきた彼らからは、

「虐待する親への再発防止アプローチが必要ではないか」
「シングルマザーの再婚相手による虐待を防ぐすべはないのか」

といった意見が出ました。


虐待にあっていた彼らから
「虐待にあった子供への支援」と合わせて、
「虐待に“合わせない”ために親世代をケアすること」という
アプローチが訴えられたのはすごく重い意味があると思います。


今後の議会活動に活かしていかなければ、と強く感じる勉強会でした。


2021.10.22
こんにちは。

あまり知られていませんが、埼玉県議会には
「アニメコンテンツ等活用推進議員連盟」なるものがあります

「等」というのは、他にも漫画やゲーム、小説、
特撮など様々なコンテンツを活用していこう、という趣旨です。
私も、もともとアニメや特撮も好きですし、
フィルムコミッションなどの取組にも関心があるため、
この議連に所属しています。

また和光市は、
アニメ「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」に
登場することから(作中では“和合市”になってたりします。)、
そのPRや活用も出来たら、と思って所属しているところです。

そうしたところ、こうした議連の活動の甲斐あってか、
11/3(水)~12/2(木)の期間、
埼玉のアニメ聖地を巡るスタンプラリーが
開催することが決定しました。(10月14日発表)。

そのうちの1か所として、
「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」の関連都市として、
和光市がスタンプラリーの1か所に設定されました!

和光市と「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」の関りはこちらから。


また、明日10/23(土)「第9回アニ玉祭」が開催されます。

新型コロナの関係で今年もオンライン開催となりましたが、
だからこそちょっと覗いてみてはいかがでしょうか
2021.10.20
昨日、衆議院選挙が公示され、
10月31日の投票日に向け、激戦がスタートしました。

・・・といっても、昨日の時点では、
私の地元地域では、どの陣営の選挙カーの声も
ほとんど聴こえてきません。

静かな滑り出しといったところなのでしょうか。

さて、今日(10/20・水)からは
早速、期日前投票も出来ます。

和光市民の場合、

・和光市役所では10/20から期日前投票が可能

・ヨーカドー和光店での期日前投票は
 10月25日(月)~30日(土)(※午前10時~午後8時)

となっております。ご注意下さい。

また、実際に投票券が届くのは10/25頃だと
和光市の発表がありました。

それまでに期日前投票したい方は、投票券なしでも
投票できますので、ご活用ください。

さて、とはいえ、私のもとにも
「誰に投票すべきか」
「どの政党に投票したらいいか」 と
悩んでいる方から相談もいただきます。

そこで、私が「新人発掘プロジェクト」の
【政策の作り方】の講義で話した内容も絡めて、
「投票先を考えるポイント」をお話したいと思います。


それは、まずはじめに
「現職に投票すべきか?」を考えることです。


現職には、任期の間にどれだけ活動したかという「実績」があります。

・何を実現したか?

・実現に向けどんな活動をしたか?(仮に実現しなくても。)

・それを(後援会のような限られた範囲ではなく)
 広く選挙区民に発信してきたかどうか?

です。

その「実績」は、
戦に例えるなら「鎧」や「盾」のような“防具”となります。

新人はその堅いガードに挑まなければならないのです。

実績を重ねた現職の防具は強く、
あまり実績のない現職の防具は弱く破りやすい、というワケです。

じゃあ、新人は何を持って選挙に臨むかと言えば…
それは「政策」です。

しかも「強い国をつくる」とか
「子育て支援に力を注ぐ」とかの抽象的なモノではなく、
具体的で、鋭い政策を出せる候補者は、
それだけ“強い武器”を持っていることになります。

「現職の防具」を「新人の武器」が貫くことが出来るかどうか? 
これが選挙の見どころのひとつでもあります。

まとめますと、

① まずは皆さまの目で、現職の実績を見極めてみること

② その上で新人の掲げた政策を見てみる。
現職を超える政策や国家観を示しているか確認する

③ それを「戦に置き換えたらどっちが勝つかな?」と考えてみる

そうすれば、より納得して投票先を見つけられると思います。

参考になれば幸いです。






※写真は新人発掘プロジェクトの講義の様子です。
衆議院選挙とは関係ありません。
2021.10.18
こんにちは。

今定例会では、
東京2020オリンピック・パラリンピックで
メダルを獲得した各選手に「彩の国功労賞」が贈られました。

いわゆる県民栄誉賞で、
埼玉県では全国でも珍しく議会承認を必要とします。

議会の承認が必要なため、
スピード感・タイムリー感がなくなる場合があるのがネックです。

(場合によっては、メダル獲得日から
次の定例会開会までタイミングが合わず、
受賞が3か月後になることもあります。。。)

ただ正当な手続きを踏む、という意味では良いと思います。
もちろん議会は “満場一致”で贈呈に関する議案が承認されました。

和光市ゆかりの3選手もいらっしゃいます!

・フェンシング 山田優選手
・柔道 濱田尚里選手
・自転車 梶原悠未選手










こうしている間にも、既に皆さん、
次なる戦いに向かっているようです。

(梶原選手の記事が土曜日の埼玉新聞に掲載されていました。)

引き続き、和光市ゆかりの3選手はもちろん、
アスリートの皆さんを応援します!




2021.10.17
こんにちは。

今日から何回かに分けて、
県議会9月定例会での出来事をご報告したいと思います。

今日は常任委員会で行なった
「所管事務調査」についてです。

県内農家や県民の方から、
来年4月1日から施行される種苗法改正に伴い、
「多額な許諾料が発生するのではないか」
「手続きが煩雑になるのではないか」と不安の声が、
我々に届けられました。

改正そのものは、例えば韓国で、
日本のシャインマスカットが“韓国産”と称して
売り出されているといった事態に対処するためのものなので、
法が制定されたことは良いのです。

ただ、農家や農業に関わる方にとっては、
この改正による不利益が生じないか
気が気でならないという声がメインです。

そこで、そうした不安払拭のため、
9月定例会 環境農林委員会「所管事務調査」を行いました。




※「所管事務調査」とは、
委員会に付託された議案とは別に、
その委員会が所管(管轄・担当)する事務(事業)について、
自主的に行う調査のこと です。


農林部 生産振興課に対して、
法改正に伴う県の準備状況を確認するとともに、
許諾料や手続きが大きな負担とならないよう要請しました。

現時点では、大きな変更点なく営農できそう、
という感触は得ているのですが、今後も
県の検討状況を見守ってまいります。
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