井上わたるの和光ブログ

和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。

2021.08.25
皆さまのもとに様々な情報が届いていると思います。
それにより、一層不安が増している方も多いと思います。

そこで、少しでもより最新の情報を私なりに整理して
(多少端折ってる部分があることご容赦ください。)
お届けしたいと思います。

今回は自宅療養者支援に関して、
「保健所の業務ひっ迫」と、それを乗り越えるために
行なっている「アウトソーシング」についてです。

==

ご承知のように、感染拡大により
保健所の業務はひっ迫しています。

〇これまで県としては、保健所に
「保健師・看護師の新規採用」
「他部署から県職員を応援派遣」をして体制を強化してきました。

〇その体制強化もあって、当初は自宅療養者に対して、
保健所の保健師が「体調いかがですか?」と電話を掛けて
体調管理や急な容態変化に対応していました。
電話を受けるのも保健所自前で相談を受けていました。

〇しかし、自宅療養者が増大し、
それでも対応が追い付かないため、
こうした「電話掛け」や「電話受け」の業務を
アウトソーシングしました。

〇それでも、日に1000名以上の自宅療養者が増える状況では、
電話掛けもままならなくなりました。

そこで現在の自宅療養者の健康観察は「3つの手段」で行なっています。

① 「保健所が自前」で行う。特に要注意の症状の方など。

② 自宅療養者のうち、軽症者等の健康観察業務を、
診療・検査医療機関等のかかりつけ医に見てもらう。
これが「協力医療機関」による健康観察。

③ 「宿泊・自宅療養者支援センター」に委託


です。割合は①と②が2割。③が8割程度となっています。



そこで、まず③の宿泊・自宅療養者支援センターの状況をお話します。


〇療養者の毎日の健康観察は、
・メールや、自動架電システムでの電話が掛かってくる。
・スマホやダイヤルプッシュで「体温」「飽和酸素濃度(パルスオキシメーターの数値)」などを入力する
・異常があると、センターや保健所から直に連絡がある。
という仕組みになっています。

〇この業務は、訪問看護を行う会社が委託をしているのですが、
今、センターは非常に繋がりにくい状況になっています。

〇県としては、委託会社に人員の増強や回線数増加などを要請中です。
但し、委託会社も、増強のための看護師を集めるのに時間がかかっている。
これが電話が繋がらず、且つ、その状況がなかなか改善しない要因のひとつです。

〇しかも、ひっ迫がミスを呼び、
自宅療養者数の把握(治った人をカウントし忘れたため、
自宅療養者数が増え続けていた。)が誤っていた、
との発表がありました。(写真の記事参照。)

写真の説明はありません。


〇この状況打破のため、
この業務(自宅療養者のカウントや保健所への報告)を
別の企業に委託するとのことです。

〇「委託先の体制強化」だけでなく、
「委託先が別企業に委託(「孫請け」のようなもの?)」
といった方法も用いてでも、なんとか業務を回そうとしています。


続いて、②の「協力医療機関」です。

〇8/16現在、県内全体の協力医療機関は
508医療機関となっています。
(協力いただいている医療機関に心から感謝申し上げます。)

〇どこがその協力医療機関か?というのは
公表しないことになっているので、そこは書きませんが、
決して十分な数があるとは言えない状況です。

〇人口比で考えれば、人口8万人の和光市に対して、
県の人口は734万人なので、およそ1%。

508件×1%なら、「5.8医療機関くらい」あってもいいのですが、
その数には足りてないと聞いています。

〇県は、この協力医療機関を今後も増やしたいと思っている。
現在も募集中です。特に、診療検査医療機関として
協力してくれている医療機関には
「PCR検査」と「陽性者のフォロー」とを両方見てもらえると有難い、
と考えているのですが・・・なかなか数が増えていない
・・・というのが実情です。


===


状況説明は以上です。


このように、それぞれ出来るところは委託し、
その委託先の増強…とやれることはやってきているのですが、
どの方法においても「医療従事者が足りない」ということが
ネックとなり、次々増える陽性者増に追いついていない状況です。


だから、県や市がしつこく
「そもそもの陽性者を減らすために外出自粛を」と言っているのも、
こうした状況から来るメッセージなのだと、
ご理解をいただければと思います。

これからも、こうした「実情」を報告したいと思います。


<追記>

この先、県議会では、臨時議会を予定しております。
こうした状況改善に向けて予算や施策の議論を進めていきます。




2021.08.23
こんにちは。

中央第二谷中区画整理地
(大和中学校北側の鉄道高架橋を渡ったエリア)の
安全対策については、多くのご意見をいただいております。

特に、現在は完全開通していない状況ですが、
抜け道利用されており、大型の車が猛スピードで走っています。

特に真ん中の谷の交差点の安全は重要な課題です。


そうした声を受け、
私からは(未開通状況であって難しいことは承知だが)
「先行して信号機を設置できないか?」と要請をしております。

この点について県警から連絡がありました。

現時点の回答としては、
「信号機の設置や、さらなる交通規制追加は難しい」とのことでした。

但し、安全を高める取組は必要であることから、
「視認性を高めるために横断歩道・停止線・
ゼブラゾーンなどの引き直しを実施」したい、ということでした。

横断歩道の引き直しなどは既に完了しています。(写真参照)

通り、道路の画像のようです



通り、道路の画像のようです


ストライプ、道路、通りの画像のようです



この中央第二谷中区画整理地内の安全対策について、
引き続き取り組んでまいりますので、今後も進捗をご報告します。




2021.08.21
こんにちは。

今朝は越後山公園でのラジオ体操に伺いました。

越後山公園に向かう途中、
多くの方にお目に掛かり「おはようございます。」
「おっ!おはよう」と挨拶を交わしながら向かいました。

本町とか新倉に住んでる方が、
6時過ぎにはもう樹林公園のあたりを散歩されていて、
朝の行動の早さに驚かされました


越後山公園は広い敷地が特徴です。
風も吹き、本当に心地良い朝の体操になりました。


さて、この越後山区画整理地区内に
現在、“市内2店舗目となるヤオコー”が建設中です。

(まだいずれも建設工事中ですが、1店舗目は丸山台に建設中です。)


ヤオコー和光南(仮称)店 の場所は、
越後山通りの「ハロー越後山」や「ヤマザキショップ」を
少し東側に行ったところです。

現在、このオープンに向けて、
「横断歩道の設置」や「歩行者用信号機の設置」を実現すべく、
埼玉県警に要請中です。

「歩行者用信号機」は、
1枚目の写真のハロー越後山付近の三差路部分に
付けてもらえるよう要請中です。

通り、空、道路の画像のようです


もともと通学路の安全対策としても声を上げていたところですが、
ヤオコーのオープンに向け、さらに設置の重要性が増したので、
改めて県警に強く要請を行いました。


「横断歩道」は、特に交通量が増えて、
歩行者の安全への配慮が必要になりそうな
店舗周辺の箇所を要望しています。(2~4枚目参照)

道路、雲、木、通りの画像のようです



道路、通りの画像のようです



道路、木、通りの画像のようです



県警の回答があれば、またご報告できたらと思います。


最後の写真は、
今朝のラジオ体操の際に、いただいたローズマリーです。

写真の説明はありません。



地域の方が花壇で大切に育てたもの。すごくいい香りです。

「今日は肉料理がいいんじゃないかしら?」と
アドバイスもいただきました



その方向で考えたいと思います
2021.08.20
こんにちは。

千葉県柏市で、新型コロナに感染し
自宅療養中だった妊婦が入院調整中に自宅で出産し、
その後、新生児が死亡する…という痛ましい事態が起きました。

心からのご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

女性は妊娠8か月だったといい、早産となり、
入院先が見つからないまま自宅で男児を出産し、
その後、死亡が確認された、と言います。

こうした報道を踏まえて、
埼玉県の状況を心配される現在妊娠中の方、
ご家族の方がいらっしゃると思います。


そこで、改めて埼玉県の状況について、
同会派の #金野桃子 議員が確認してくれました。

金野議員の報告をベースに、下記に私なりの報告をまとめます。


===

埼玉県は、県内の地域周産期母子医療センターにて、
妊婦のための病床を確保しています(15施設9床)。


〇埼玉県周産期医療施設一覧

現在空きもあるということで、
「病床の空き状況」や「受け入れ人員態勢」には問題がなさそうです。

ただ一方で、制度上の課題も見えてきました。

妊娠37週以降(正期産=正常に産まれてよい週数)であれば、
入院調整時の調整に、7点加点され、優先的に入院できます。

しかし、それ以前であれば加点はなく、
新型コロナに感染していても一般の方と同じ扱いとなるそうなのです。


ただ、厚労省によれば、
妊娠後期(28週以降)に感染すると
早産率や重症化リスクが高まるとの報告もあるので、
このままの仕組みでは、早産の事例には
十分に対応できない可能性があります。

金野議員は
「37週以前であっても、せめて28週以降はいくらかの加点を行い、
入院できるような仕組みへ見直す必要ではないか」
という意見を添えてくれました。


この点も含め、妊産婦の安心のための見直しや体制整備を進めたいと思います。
2021.08.20
こんにちは。

新型コロナウィルス、特にデルタ株の感染拡大が続いています。

かつては子供にはうつりにくい…と言われていましたが、
現在は保育園や学童などで広がったとみられるケースも確認されています。



◆「第5波」子供から親へ感染増加 新学期前に募る不安、新型コロナ

https://news.yahoo.co.jp/articles/11f08ef44bc35ae5e4e220585d518f0315bc6eff?fbclid=IwAR1sfyUu8oTCSCrZ_6QNDv7nh3d3BxWcXAx8_YDg9d3iwyC4IAp-APO7WLU




そんな中、今日は8月20日。夏休みもあとわずかとなり、
「2学期は予定通りスタートするのか?」という
心配の声を頂戴しています。


これについて、私が確認できる限りの現状をお話します。

ポイントは、
〇県教育委員会が県立学校(高校や特別支援学校)をどうするか?
です。

その上で
〇その方針に各市の教育委員会(小学校や中学校)が合わせるか?
です。

昨年に一斉休校が行われたときは、
県立高校を特別支援学校を除き、休校にしました。

そして、多くの市町村はそれに倣う感じで休校にしました。
(いくつかの自治体は開始時期だけズラしたり柔軟な対応がありました。)

そこで、県教育委員会に県立学校の2学期について確認しました。

昨日(8/19・木)時点での回答は

○現時点では休業を、県の対策本部に申し出てはない。

○但し、今後の感染状況によっては対策本部へ提言していく可能性もある

○なので、現時点では部活動の制限のみ

という状況です。


ただ、心配の声が全国的に大きくなっていますし、
より独自な判断が出来る政令指定都市である
神奈川県・相模原市の教育委員会は、
8月中のスタートだった2学期を
とりあえず9月まで延期した、との報道もありました。


一斉休校が対策の全てではなく、
「一斉休校は行わず、クラス単位で対応すべき」といった意見もあります。

また「仕事に行けなくなる。やってほしい」
という意見も一方であります。


私自身は「命が最重要、特に子供の命は。」という
原則に立つべきだと思っています。

何より「予定通り2学期」にしても
「夏休み延長(休校措置)」にしても
「直前ではなく早く決めてよ」というのが共通のご意見と思います。

会派や議会として、慎重に、
しかしながら迅速に県教育委員会が方針を示すよう、求めていきたいと思います。





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