井上わたるの和光ブログ
和光市選出の埼玉県議会議員。埼玉県政や和光市のことをわかりやすく伝えます。
2021.09.01
こんにちは。
今日、9月1日は「防災の日」です。
今日、9月1日は「防災の日」です。
「防災の日」は、昭和35年の9月1日に発生した関東大震災や、
昭和34年の9月26日に発生した「伊勢湾台風」の被害を踏まえ、
9月に地震や風水害等に対する心構え等を育成するために創設されています。
この先も台風に地震、ゲリラ豪雨…
何がいつ起きるか分かりません。
また、現在のコロナ禍も、
いつどこで感染し、急な自宅療養になるかも分かりません。
特にコロナに罹り、自宅療養となった方に、
県は食糧支援を行なっていますが、
それも自宅療養者の急増で手配に時間が掛かっています。
いえ・・・実は、陽性者が急増していなくても
① 医療機関でPCR検査を受診(1日目)
② 医療機関が「発生届」を保健所に送る(1日目or2日目)
③ 保健所が「発生届」を確認し、本人に連絡が入れ、
食糧支援の必要性があるかを電話で確認(2日目or3日目)
④ 保健所がその日に確認できた
食糧支援者をリストにまとめる。(2日目or3日目)
⑤ その翌日の朝、リストをもとに
食品配送を委託している業者に依頼(3日目or4日目)
⑥ 発送から到着まで2日~3日は掛かる。(5日目or6日目)
と、1週間くらいはもともと掛かっていたのです。
現在は、この全ての段取りが少しずつ遅延しているので、
1週間をゆうに超えることが起こっています。
こうした状況を踏まえ、市町村が食糧支援に乗り出してくれています。
和光市の取組は下記URLをご覧ください。
※写真はそのお知らせを告知するSNSで登場していた柴﨑市長です。
とはいえ、県の保健所も業務が逼迫しています。
また市の取組も緊急避難的にやってくれている、というのが実状です。
柴﨑市長の持っている配達予定の支援物資を見ても、
近所のスーパー・ドラッグストアで買うこと出来るものばかりです。
県民・市民皆が備えを十分にしていたら、
仮に感染して自宅療養になっても、食糧の面では、
保健所の業務負担を軽くすることに繋がります。
<追記>
SNSでは、ウェザーニュースの
「災害時に役立つ非常食の豆知識4選」が注目されていました。
ローリングストックのときはこういう使い方も出来ますので、
是非、備えを進めてもらえたらと思います。
2021.08.31
こんにちは。
8/31(火)の午後2時近くだったと思いますが、
ものすごい雨が降りました。
8/31(火)の午後2時近くだったと思いますが、
ものすごい雨が降りました。
もし降り続ける時間が長ければ・・・と思うくらいの降りでした。
さて、大雨の際に気を付けなければならないのが、
道路冠水、特にアンダーパスにおける冠水です。
和光市では、平成26年6月25日に起きた
ゲリラ豪雨で駅前の東武東上線アンダーパスが浸水しました。
先日テレ玉でアンダーパスの冠水に関する特番を放送していましたが、
その際にも和光の映像が流れていました。

こうした県内における危険個所は下記からご覧いただけます。

和光市では、いずれも東武東上線のアンダーパスである
●本町地域センター横のアンダーパス
●北原小学校近くのアンダーパス
●せせらぎ公園横のアンダーパス
の3箇所が特に注意が必要です。
(このほか、道路に水があふれる
「道路冠水」が起きやすい箇所が数カ所あります。)
この先も台風等で大雨が降ることも考えられます。
大雨の際は十分に気を付けてください。
2021.08.31
こんにちは。
先週の臨時議会で決定した補正予算の中に
「宿泊療養施設の機能強化」があります。
先週の臨時議会で決定した補正予算の中に
「宿泊療養施設の機能強化」があります。
(10億3,758万円の事業予算。今年の12月末分として。)
今、民間のホテル15社に協力していただき、
宿泊療養施設として活用しています。
自宅よりも患者の急変に気付けるなど、メリットが多かったですが、
今後、埼玉県では、この15か所ある宿泊療養施設に、
それぞれ機能を付与していこうとしています。

そのうち、14施設には「酸素療法」機能をつけます。
(酸素ステーション付きホテルといったところでしょうか。)
中等症Ⅱ相当の患者を受け入れます。
そして、残りの1つでは「抗体カクテル療法」を実施します。
抗体カクテル療法は、点滴で30分、
その後の経過観察で数時間か掛かります。
その意味では宿泊療養施設はうってつけの環境だと思います。
さて、この話とは別に
「この15施設あるホテル療養の稼働率が低いのではないか?」
という意見があります。
現在の15施設の一覧はこちらです。
今日時点で申し上げると、1843室に対して、
616名の利用と、稼働率は33.4%です。
(基本となる数字は県HPの数字から自身で算出したものです。)
これだけ自宅療養が多いのだから
もっとホテルを使うべき、と思う方も多いと思います。
ただ、この空き部屋を「100%稼働させる」ということは
もともとあり得ないことになっています。
それは、
●ホテル療養を終えて次の人が入るまでに消毒や清掃が必要
●そのためには最短でも3日はかかる」
●また、感染者が増加すると療養者の入れ替え作業も増すため、
待機のために空けておく部屋も必要
・・・というのが運用上の実態で、
現状の「4割程度」というのが、
稼働率のほぼ限界値と言われています。
とはいえ、県もこれでいいとは思っていませんので、
「なんとか稼働5割を目指したい」と言っています。
県議会からは、臨時議会で
「消毒業務の委託拡大などでなんとか稼働率をあげてほしい」
と決議をまとめました。
本当ならば、稼働率も“総部屋数”ではなく、
より実態に近い“受け入れ可能部屋数”を分母にして
計算すべきだと考えていますが、
この“受け入れ可能部屋数”も日々移り変わるので、
それも難しいのが状況です。
それでも、全県的にバランスをとって
15カ所配置されているのは強みです。
15カ所の宿泊療養施設で酸素療法や抗体カクテル療法が
実施されることで、少しでも病院に入院できない方を
救う場となればと思っております。
2021.08.30
こんにちは。
先週、金曜日に臨時議会が開会されました。
先週、金曜日に臨時議会が開会されました。
医療体制の充実や、緊急事態宣言の延長に伴う協力金など
事業者支援などで、561億2,017万1千円の補正予算です。

今日はそのうち、新たな取組となる
酸素ステーション についてのご説明です。
新型コロナウイルスの感染者の増大と
それに伴う病床のひっ迫に備え、
入院が必要と判断された患者の“搬送先が確定するまで”の間、
緊急的に酸素投与を行う施設です。
今回の補正予算では、
・県内に4カ所(各施設15床)
・計60名分を設置
・医師、看護師が常駐して24時間対応
・12月末までの予算で、事業費は41億223万2千円
となっています。
このうち、1か所は「上尾」と決まっています。
上尾は「県央」というエリアです。
感染状況を考えれば、朝霞や和光などの県南に設置が必須だ、
と私は考えておりますが、あとの3箇所は、
東西南北のバランスを考え、調整中・・・となっています。
一方、先行して設置した東京都の酸素ステーションは、
130床設置されているが、5日間で、利用者はわずか17人
という数字が報じられています。
130床設置されているが、5日間で、利用者はわずか17人
という数字が報じられています。
また議会では
「重度や中等症へ対応できる病棟設置を重視すべきではないか」
という意見も出ました。
こうした状況の中、整備を進める酸素ステーション。
肝心なのはオペレーションだろうと言われていますので、
本当に入院できず困った方が頼れる施設となるように、
今後、このオペレーションを磨き上げることも含め、準備が進められます。
(埼玉県の酸素ステーションは、このような運用になっています。)

また、今、県が設置するのとは別に、
医療機関が独自に酸素ステーションの設置を進める取組も行なわれています。
県直営の施設を運用するだけでなく、こうした取組を支援するよう、
会派として県に支援を求めていく予定です。
2021.08.26
こんにちは。
和光市が先日発表した「市役所の取組」の中に
「自宅療養者への緊急支援(食料などの配付)」があります。
(準備が整い次第、開始予定。)
和光市が先日発表した「市役所の取組」の中に
「自宅療養者への緊急支援(食料などの配付)」があります。
(準備が整い次第、開始予定。)
このように今、本来、保健所(県)が行うべきである
「食糧支援」や「パルスオキシメーター貸し出し」業務を
保健所業務が逼迫して対応できない状況を踏まえ、
市町村が動き出しています。
現時点での、県保健所として対応状況は
下記のようになっています。
====
●パルスオキシメーター
●パルスオキシメーター
パルスオキシメーターは在庫が十分ある。
陽性判明日から3、4日後に届くのが実情。
すぐにでも手元にパルスオキシメーターが欲しい」という願いには応えていない。
●食料支援について
食料支援は難儀している。供給が間に合っていない。
単身者はサポートしているけれども、それ以外は対応しきれていない。
即対応している単身者でも、到着まで3、4日のタイムラグが生じている。
=====
このようにいずれも自宅療養者のもとに到着するのが遅れている状況です。
これを受けての和光市の施策です。
和光市以外にも、例えば、
がHPに掲載を始めています。
吉川市は
市長がSNSで下記のような呼び掛けを行なっています。
◆吉川市(市長のfacebookより)
コロナ陽性となり、自宅療養を保健所から指示され、
食料の調達が困難な状態になっている市内在住の方々への
食料調達支援を行なっています。
市内店舗の食事や備蓄非常食などを、市職員が宅配するかたちです。
詳細は 健康増進課まで。
詳細は 健康増進課まで。
~~~~~~
こうした取組を率先して始める自治体・首長さんに
敬意を表したいと思いますが、
ひとつ、これらに共通して言えることは、
いずれも陽性が判明し、自宅療養となった人からの
「連絡待ち」だということです。
というのも、陽性となった方の情報は
保健所が把握しています。
これまでは、
その情報(氏名、住所、単身か同居かetc)を持っている
保健所だからこそ、陽性となり自宅療養となった方に
ヒアリングを行う際に「食糧支援が必要か」の確認が事前に出来たし、
パルスオキシメーターの郵送先も分かっていました。
しかしながら、今度、県に替わって市がやろうと思っても、
そもそもの情報がありません。
県の発表で、
「その日に、その市で何人陽性者が出たか?」は分かりますが、
それが誰だかは分からないのです。
なので、これらの支援策も、
自宅療養者本人や陽性となったことを知った家族から
連絡をしてもらうしか、市町村も知りようがないのです。
しかも重い症状があれば、
連絡も出来ないでしょうし、調べることも出来ないでしょう。
動き出してくれた市町村の行為を無にしないためにも、
陽性者情報の共有の仕方などを
県(保健所)と市町村とで考え直す必要があると思います。
また、一方で、いつまでも市町村を頼るばかりにはいかないので、
期限を決めるなり、こうなったら市を頼るのを止めて、
保健所の業務に戻す…などの条件を
最初に決めておく必要があると思っております。
情報共有の実現は、難しい課題とは承知していますが、
何とか状況を打開できればと思っています。
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
(04/17)
(04/17)
(04/11)
(04/11)
(04/08)
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事